新しい椅子と招き猫♪

今となってははるか昔息子たちがぴかぴかの小学1年生になった時に買った勉強机・・・とは言っても机で勉強したのは初めだけでいつのまにか机の上は物置になっててそのおかげか（？）しっかり綺麗なまま残ってたのでその一つを書き物好きな私が今もありがたく愛用させていただいている上の息子が今年二十歳だからほんとに長いおつきあいである


いつだったか大きなネジが私の部屋に1個落ちていてその時は「はて？何のネジだろ？」と確か思った記憶があるのだがそれから何日かしていやに机の椅子が傾くのでその時初めて「椅子のネジだったんだ」と気づいたがもう捨ててしまったみたいでどこにもない突然意味のないネジが落ちてる訳がないのでどこかのネジだと考えて取っておいたらいいものを後先考えないそんな性格がこんなとき災いする

肝心のネジが1つとれたその椅子はそれでもなんとかぐらぐらしつつ私の座ったり立ったりの動作に耐えていたがついにガタガタ傾きだし背もたれの板も半分外れだしたそりゃこんな強靭な分厚いお尻で何度も何度も座ったり立ったりされたら普通のいい椅子でもきつい
ネジがはずれてガタついた椅子なら余計負担がかかって耐えられぬそんな傾いた椅子に見るに見かねてか「いい加減椅子くらい買えば？」と息子に言われもう無理かと椅子を買う決意をしたのだ

それから何日かしたある日の事たまたま友達と出かけた際に「部屋にネジが落ちとって何のネジか確認しないうちに捨ててしまったら椅子のネジやったみたいではずれたまま使ってたらぐらついてきて椅子がほしいのでどっか寄ってくれない？」と頼んだのだ友達は近くのホームセンターに寄ってくれたのだが見に行ってみるといいのはやはり高いというより家具屋ではないから椅子自体そんなに種類もなく「また改めて買いに行くわ」と申し訳なく言うと友達は「そういえばこの間椅子をもう使わないからともらったのがにあるけど」と私に言ったのである


「その人のは確か１ＤＫでその上その1部屋で犬まで飼っているましてや机もなければ食台もないご飯は平テーブルで食べていたはず・・・という事は椅子なんてもらっても使う場所なんてないに違いない」と私は勝手に判断し友達が使うのか使わない
のか聞いてもいないうちから殺気だった顔で詰め寄り「使わないのなら私にほしい！
私にほしい！」と叫んだのだ

結局友達が使う予定であったのかは定かではない次の日にさっそく椅子を届けてくださったなんでも言ってみるもんである思わずラッキーラッキー自分では小さい椅子を想像していたのだが思ったより大きい椅子であった少々古めで所々色あせてはげてはいるがその他は頑丈でなんともないそれにそれに前の椅子は木製で固かったが今回のは社長さんの椅子みたいに柔らかいのだほんに上物である




※このニコニコ顔が癒し系にゃん

おまけに陶器の招き猫の人形までくださったこれが
なんともニコニコした癒し系の猫ちゃんでおまけに電池で手が
「おいでおいで」と福を招いているように動くのだ
友達は「私は福がくるように玄関に置いている」と言っていたが私としたら見てるだけでも癒し系でこっちまで微笑ましくなるような感じで玄関なんて誰もこないところに置くのはなんとも嫌であるそれで初めは食台の上に置いてご飯を食べながら眺めてもいたのだがやはり食台もご飯の時にしか行かず台所にたまに行くと誰もいない部屋でずっと一人で手招きしてるのを見ると何だか淋しそうで気の毒に思えてしまう


そんな訳で結局今は自分の部屋にお連れして机の上に置いてある何度となく見てると
ニコニコしながら「おいでおいで」と
ピコピコ手招きしているほんにこの笑顔が癒されるではないか何ともこっちまで
嬉しくなって顔がゆるみそうである