備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

『Cyrano de Bergerac 』@london

2020-01-02 17:58:57 | 他言語ストプレ
リーディング形式での上演。
(正確には違うのかも知れないけど)

開演前からラップが流れる場内。

開演すると、
横一列に並ぶ出演者。

更にボイパは続き、
韻を踏んで、役と役処と役者紹介。

クリスチャン、ドギッシュ、
ラグーノ、ロクサーヌの順。

その間、ずっと後ろ向きで座るシラノ。
ただし、鏡越しでその表情は見える仕組み。

と、シラノが紹介される前に、
怒濤の言葉責めで勝手に登場。
言葉の使い手、という
前提を抜きにしても、怒濤の台詞。


100人切りのシーンが有ったのか、
よく分からないけど、いつの間にか、
クリスチャンの替え玉になるシラノ。

更に、月から落っこちたと、
例の宇宙人のシーン、
(ソコ、残すんだ)
それに最前戦に行かされる、で幕間。


二幕は階段が出現。

出演者が寝てるなか、
シラノの独白など。

そこにドギッシュや
陣中見舞いにロクサーヌが来る。

ご馳走を振る舞うロクサーヌだが、
シラノはクリスチャンに毎日
手紙を書いてたことを話を合わせるよう指示。

そして、謎の、シラノとクリスチャンのキスシーン。
大変にダラダラとシーンの状況だけで観ていたので、
いきなりの展開に驚いたのだけど。
そのままクリスチャンが戦死。

数年後、
瀕死なのか、年寄りなのか、
よく分からない千鳥足でシラノ登場。

最後、ボソッと言って暗転。

『これが男の心意気』が、
そんな尻ツボみで終わるとは思わず暗転。



無駄なセットは省き、ともかく、
マイクパフォーマンスで、
展開で進んで行く演出。

更に、謎のラップ展開。
それはカテコまで引っ張る。

シラノ自体が言葉の使い手設定だし、
言葉を重視した演出なのかな、と思うけど、
本当に簡素なセット、そして、
役者の台詞力、演技力が必要とされる演出。


で、シラノの鼻設定は何処に行った?
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