備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

ジーザス・クライスト=スーパースター in コンサート@シアターオーブ

2019-10-14 07:03:33 | コンサート感想
参考までに
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このシリーズのVol.2(ニューイヤーコン2016)の感想がコチラ
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2011エルサ版 芝@ジーザス、金森@ユダ
2011ジャポ版 芝@ジーザス、金森@ユダ
2011アンコール・エルサ版 芝@ジーザス、金森@ユダ
2012自由 神永@ジーザス、芝@ユダ
2013ソウル 박은태@ジーザス、김신의@ユダ
2014全国 神永@ジーザス、芝@ユダ 


Declan Bennett@ジーザス
声に突出性が無い。歌ってるパートから、
ジーザスと判断。(舞台を観てないから)

”ゲッセマネ”が、
ジーザスよりも演奏というか、
音楽のアレンジがメインな演出に。
あまり無理しない、絶叫しないゲッセマネと、
これはこれで、大変に新鮮なゲッセマネ。


Ramin karimoloo@ユダ
いい加減、声を覚えたし、
どこでユダが歌うのか、
分かるので、観て無くとも
出番は自然と分かる。

そのメロディアレンジは独特で、
『一度、譜面通りに歌ってみてはどうかね?』
と、謎の上から目線で言ってみたくなるくらい
語尾を上げたり、微妙な不協和音を入れたり。
この、寺田@ユダとは違うタイプの気持ち悪さ。
(それが酔っぱらいにならない、不快の無さ)


Joanna Ammpil@マリア
『あぁ、アリーナに続き、
ソウルフルに歌い上げパターンか』と。
もっと、奥ゆかしいソプラノマリアを
観たいのだけど、前へ前へと押し出していくマリア。
(あくまで観てないので、歌声の印象から)

当初の予定マリアだとどうだったのか?


Telly Leung@ペトロ
実は、意外とソロがある役だった。
若手の役としては美味しいのか、これ。


Aaron Walopole@アンナス
高音でないパターンのアンナス。
単に、四季版CD役者が高いだけか
でも、通る声で、観て無くとも、存在感が有る。
(ビジュアルに存在感が有るのは知ってたけど)


海宝@シモン
これが予想外に低い歌声。
でも、声は間違いなく海宝氏。
なので、そのギャップを楽しむ。


鈴木@カヤパ
あのノーブルなカンジのまま、英語で。
英語で歌うとああなるか、鈴木氏の場合。
コンサートで聞いた事ないから知らなかった。

『フォブラ』の”16t”以来の低音がツボ。
やはり、カヤパは低音枠(怪人枠)なのか。


成河@ヘロデ
出番まで、ずっと三階上手に座っている。
で、時折、歌に合わせて、反応したり。

出番になったら、
梯子を使って下に降りてくる。

さんざん、客席を盛り上げ、
歌うだけ、歌ったら、また定位置に。

英語で歌うと、
あまりハスキーな声にならないらしい。


武藤氏
一番、目立つ低音枠アンサンブル。
そして、若干、悪目立ちする髪型。
ともかく、歌声、ビジュアル共に目立つ。


マーク・スチュアート演出。

バンドが散らばって舞台上に配置。

オーバーチェアで、
ここはこう来る、というのが、
綺麗に来ないことがあるオケ。
通常公演のオケでなく、コンサート用の
急遽、編成されたオケという印象。

それだけ、オーバーチェアの
オケが完成されたモノを聞いているらしい。


衣装も現代風。
全く、エルサレムな雰囲気は無い。
この荒廃した近未来感は何故?

そこに来て、工場現場のような、
脚が組まれたセットで、歌っていく出演者。
アンサンブルは客席を煽り、
一曲目からスタンディングに手拍子。

しかし、二曲目からは、自然と座る客席で、
立ってる人には、スタッフから注意が。

三階から観てると、
客席も群衆の一部にしてるかのような演出に。


ユダは最後、いつの間にか死んでたし、
最後の十字架も具体的に出てこず、
光を十字に照明を当てる事で表現。


その辺の演出には、特にツッコまないが、
常に、ヘロデとピラトが三階部分に居る意味、
それは大変にツッコミたい。

青のヘロデと赤のピラト。
この二人が狛犬の様に、常に舞台に。
ヘロデは舞台に反応、ピラトは舞台に無関心。

その辺の演出意図が知りたい。
プログラムの演出家インタビューが、
お客さんに委ねる的な回答だけに余計に。


Robert Marien@ピラト
アンサンブルと共に二階の入り口から登場。

赤のジャケットに黒のレザーパンツ
と衣装は最後まで変わらない。
なお、ポケットに鉤足みたいなモチーフ。

階段を使って三階の定位置に。
リードの木村氏と談笑しつつ、
一曲目は、熊の如くウロウロと、謎の演技を。
えっ、階下の演技に対して、色々やるパターン?と
思ったら、暗転時に、すっと座ってしまう。

ここから、基本、
他のソロが有っても、
何の反応もしないという、
完全に背景と化す謎演出。
(ヘロデとの対比ポジション)

なお、曲の間は全く動かず、
曲が変わると姿勢を変えるスタイル。

その座り方一覧。

手を膝の上に置き、普通に座っているパターン1。
(このパターンが一番多い)

マリアソロでは、手を前に重ねるパターン2。
(ちょっと、かしこまった雰囲気に)

姿勢良く座り、拳を握って座るパターン3。
(このスタイルも結構、多かった)

ちょっと前屈みに座るパターン4。
ちょうど、神殿曲の時で、疲れた?
それとも、群衆を見つめる演技?

右足だけ宙に留め、左足は地面に着くパターン5。

その右足をブラブラするパターン6。
ノリの良い曲の時だけブラブラ。

斜め45度で、リードの演奏を見つめるパターン7。
(階下を全く観ない)

ヘロデの方に向かって、手を差し出すパターン8。
(階下には全く反応しないけど、歌詞には反応)

マイクを気にしながら準備するパターン9。
イヤモニを付けてるようには見えないけど。

口に手を当てるパターン10。
(欠伸をかみ殺したように見えるけど、気のせい)

シモンソロで、
初めて、手でリズムを取るパターン11。
なぜ、この曲だけ反応?
シモンとピラトの関係性?

”ヘロデ王の歌”
最初、腕組み。
からの、手を膝パターンと、
これだけ、ソロ役者を見る、
座っているのに、演技するパターン12。

ヘロデも、同様に、
ずっと舞台に居るので、
そこだけは反応するのか。

と、座り方や姿勢は、
この12パターンに区分け出来る。

”ピラトの夢”
ソロは階段を降りていき、
ハスキーボイスで夢を語る。
ただし、二階部分まで。
この降り方がバリケードの
バルジャンっぽくって。
何故だろう?

そして、若干、足下が覚束ないので、
お爺ちゃん!となるヤツ。

一幕最後は、階段を使って、二階から退場。
結局、一幕では地上に降りてこなかった。
やはり、出入り口が二階しか無いと、登り降りが大変なのか。


”ピラトとキリスト”で、かなり感情的に、
一階まで初めて降りてくる。
歌詞の内容的に、キリストの無実を信じるが、
民衆の心が離れてしまったために、代わりに訴える。

ピラトに関しては、四季版の
村@ピラトがデフォなのだけど、
ここまで、感情的にキリストを
支持するピラトが珍しい。
(単に出番が少ないので、
ソロだけはやる気なのかも)

”ピラトの裁判”
ひたすら、数字を数える数え唄。
5と10の倍数タイミングがポイント。
ちょっと声色を変える。
それ以外も指の数で表現。

39の後、手に付いた血を見る演技。
『み、見えるわ、手に付いた血糊が!』
(四季版以外にその演出が有るのか知らんけど)


そして、二階まで登り退場。
(一階から退場で、良いような)

”スーパースター”からは舞台上に存在しない。
それはヘロデも一緒なので、
やはり、そういうセット販売的演出。


カテコでは、階段のスロープに寄りかかる。
で、自分の番の後はカヤパとフレンドリーに接する。
他の海外キャストよりも、鈴木氏との方がフレンドリー。

舞台から一回目に捌ける時、
武藤氏が鉄パイプで懸垂をやったため、
真似するものの、結果、マリオジャンプに。

二回目は手すりを遠心力にして退場。
一応、武藤氏のジャンプに対抗。

ソロは三曲しかないけど、
舞台上にずっと居る演出。
ただし、定位置が三階と、
一階最前列を取っていたら見えなかった。

今回、色々な偶然が重なった結果、
取れたチケットで、三階席下手側、
それも照明と重ならないという、
ピラトを観るためだけのような席。

そのため、スーパースター以外は、
常にピラトの一挙手一投足を観察。
まさかゲッセマネも居るとは思わなかった。



なお、今回のSDネタは、
公式から禁止令が出たため、断念。
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