備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

Kazutaka Ishii ミュージカル高座2018 イエローとブルーの密会 2nd

2018-09-02 21:02:17 | コンサート感想
コラボコンの感想とか、
ヨシオゲストコンの感想とか。
オカズコンリターンズの感想とか。

開演前から、左手に
”みゅーじかる高座”という、
高座風の捲る紙の台が有る。

で、山田クンみたいなスタッフが、
進行に応じて、捲っていく。
ただ、その中身は質問コーナーや、
告知など、昼夜共通で使える、
特に奇抜な文言等は無し。

開演前のSEは、自身のCD、
『Treasures in my life』から。
” 三銃士メドレー”辺りまで流れる。

その後、『笑点』のテーマが流れるなか、
オリジナルの法被を着て、登場。
後ろに、○に”熱”というロゴ入り。

日曜の17:30開演で狙ったような選曲。
(昼も同じだろうけど)


"僕は大親友"(ディズニーver)『アラジン』
客席降りをしつつ、四季版でなく、
ディズニー(山ちゃんverで)

結構、長い曲だけに、
山寺氏もあまり歌わないこの曲を、
コンサートで二回も歌ってます、と。

元アラジンが歌うジーニー。
『こんなこと出来るかい?』
では、照明が変わるという演出。


マッシュアップコーナー
”チムチムチェリー”(英語ver)『メリーポピンズ』
”私の好きなもの”(宮本亜門ver)『サウンドオブミュージック』

アレンジを加えるのが好きと言い、CDでは
”マリア”をアレンジしたので、今回は、この二曲。

片方のメロディで、違う曲の歌詞を歌う。
別に作曲家が同じでは無いのに、
最初からそういうメロディのように聞こえてしまう。

ただ、英語詩はヤハリ…。


”She′s a woman”『蜘蛛女のキス』
イントロで、聞いた事が有る、
と思いつつ、サビまで曲名が出てこなかった。

というか、この作品で、
タイトル曲じゃなく、コッチを歌う人って。

でも、生で聞くと、
あー、そういう役なんだな、と。

歌った後、永遠とアラスジを話すも、
ゲストに、あなたのファンが来てるから、
今更、その説明必要ないから、と言われる。
(終演時間が押す原因)

で、ゲスト目的のお客様へ、と言うと、
『自分のファンは興味無いから』と、で、ボソっと、
『今、ヨシオと仕事をしてるのでウツった』と。


”変身〜生きている”(英語ver)『ジキルとハイド』
出演していません、
と断りを入れてから、
この二曲を続けて、披露。

なお、演技は飲み薬でなく注射。
ブロードウェイverらしい。

途中の『問題ない』の台詞の前に、
引き笑いを入れる演技派。
ここ、客席が無反応だと寂しい。

ラストは上げない。CDも上げてないけど、
上げることは無いのかな、ワイルドホーンなのに。

ポイントはカラオケ。
でも、演奏者が舞台に居るため、
石井氏の演技を間近で見る羽目に。
それも、無表情で。結構、ハードルが高い演奏者。


"Wonderful life"(岸祐二オリジナル)
石井氏に無茶ブリされ、残されるゲスト。
この曲がザバダックプロデュースで有ること、
既に廃盤で有ること、でも歌い継ぐ、と断ってから。

初聴。

上がりそうで上がらない、あの独特なコード進行。
そのため、ちょっと、不安定に聞こえるけど、
それが譜面通りなのかな、と思わせる吉良節。

会場に居る客の何割が、
吉良さんが亡くなった事、
その思いも籠めて歌っている事を、
知っているのか、分からないけど、
ソロでこの曲を歌い、意外な繋がりを知った今、
廃盤CDを何とか手に入れたいと思った一曲。


レミゼコーナー
BGM ”プロローグ”
『ジャッ ジャーン』という
あのイントロがかかると、無条件に血がうずく。


”ABCカフェ”
ほぼフルで披露。
赤チョッキで登場するゲスト、
本役のアンジョパートでってトコで、
同じく赤チョッキを着た石井氏がさらっていく。

ゲストに、ガブの台詞を言わせ、
そのまま、レッド&ブラックに。

ただ、そこはブルー&イエローに変え、
華麗とカレーと言って、去っていく。

BGM"民衆の歌"
休憩の曲がコレか。
歌わないのか、と思ったら、
次曲のイントロ。

”対決”
最初から本役で。
ただ、ゲストは新演出の鎖verで、
殴られ、倒れる処までを勝手に。

呆気にとられる、石井氏。

実は、プリンシパルでの共演は無いらしい。
(アンサンブルで同じ舞台は有り)


”遠く遙か”(湖月わたるさんに書いた曲のセルフカバー)
突然の石井氏弾き語りコーナー。
なんか、湖月さんに宛てて書いたと分かる一曲。
そういうイメージなんだろうな、と。

特に、捻りを加える事無く、シンプルなコード進行。


”あの日の君はどこに?”『スカーレットピンパーネル』
去年、再演と来たので、デスノ?
と思ったら、こっちのバラード。

どちらにしろ、ワイルドホーン楽曲だし、
マルグリットへの思いが、
本人比で熱くなっているような。

妙に、執着心を感じる。


”リリーズアイズ”(一人ver)『シークレットガーデン』
今回の目玉。
アーチィパートを別取りして、一人二役で披露。
アーチィパートはちょっと、気持ち高め。
ネヴィルパートの方がハモりやすいのかも。
(もちろん、本役というのも有るけど)

ただ、こっちは最近まで歌っていたためか、
あまり熟成さは無く、リリーへの思いはサッパリと。


”be myself”(オリジナル)
手拍子レッスンが無い。(時間もない)
客席降りをしてるため、本人のリードもない。
でも、あの変調子を普通にコナセる観客。
流石、統制されている、石井氏ファン。

客席降りが長かったため、
サビ部分を結構、リピート。
本当に後ろまで来た(笑)



アンコール
”硝子の少年”(KinKi Kids)
石井氏が剛パート、
ゲストが光一パートで、
ゲスト、前髪を書き上げる、
光一氏のクセを必要以上に真似る。

”仮面舞踏会”(少年隊)
その後、二人でコレを。
結構、キレキレに踊る石井氏と、
とりあえず、踊るゲスト。

公園で練習した、というだけあって、
結構、ノリノリで踊る石井氏が(笑)

むしろ、ゲストの若干、醒めた目線。


” "Lights and Shadows”(Monstars)
モンスターズのテーマしか聞いたこと無いけど、
こういうタイプの曲もあるらしい。

しかし、今回もリーダー不在。
なので、何処がリーダーパートなのか。
音域的には石井氏がカバーしてそう。




"幕が上がれば"(一人ver)
これもソロで。
掛け合いが無いと結構シンプル。
というか、盛り上がりを一人で
こなさないといけない、
なおかつ、岡氏なら出来ると、
思って書いた譜面を自分で歌うハメに。


いつもに比べると、ミュージカル楽曲、多め。
一応、ゲストファンも考慮したのか。
というか、全体的に曲数が少ないような気も。
でも、その分、石井氏の歌いたい曲を歌ってる感。

ゲストは今年、三度目の岸氏。
出演作を観る機会が多く、
声を覚えただけに、この音域なのかー、と。

石井氏いわく、低音はもとより、
裏声を使わずに、高音を出せる、
との事で、岸氏のためのオリジナルを書きたいとか。

その高低さを発揮する歌って、
どんなのになるのか、気になる。

また、元マリウスと元アンジョ
元バルジャンと現役ジャベという組み合わせなので、
岡氏同様、普通にレミゼが成立してしまう。
なのに、敢えて、逆パートを歌ったり。

特に、岸氏はジャベで新演出に出演してるため
対決後の動作が新演出verで、鎖が、み、見える。


そんな岸氏。
ソロでは廃盤になったCDから。
ザバダックの吉良氏作曲の楽曲で、
キャラメルボックス系列らしいが、
完全にスルーしていたので、
歌い継ぐ、というコンセプトに
まんまとハマってしまった。

素では、結構、ツッコミ。
というか、石井氏が結構、ボケる。
そのため、冷静にツッコミつつも、
今回、Y口氏の甲高い声の物まねとか、
I丸氏のテレビ番組出演時の物まねとか。

この物まねが双璧。

他にも、今度のロミジュリで、
石井氏が初めて、K池演出に出演。

抽象的な指示をする事があるので、
持って帰って考える必要があるとか。

今回、岡氏との共演もあるので、
アテにすると言うが、高みの見物で
笑ってると思う、と非常な岸氏(笑)。


更に、アンコールの昭和歌謡曲メドレーで、
ワザワザ、振り付けを依頼した石井氏。

意外にも、キレキレな動きをする石井氏と、
とりあえずの振り付けを披露する岸氏。
同じ振り付けというのが分かるけど、
その微妙な差がわかりやすい。

ただ、振り付けを重視するあまり
歌詞がグダグダだったらしい。
分からなかったけど。

そんな石井氏、
ターンの振り付けを言われ、
『自分にターンの文字は無い』と言ったり、
TSのT麻氏の楽曲に対し、
『そんなコード進行は自分に無い』と言い切ったり。

結構、色々と岸氏に暴露されていた。

今回、岸氏が『ナイツテイル』
に出演中のためか、石井氏との
新曲でのデュオ曲には不参加。
(レミゼは例外として)

”幕が上がれば”とか”リリーズアイズ”とか、
せっかく、男性が二人居るなら、聞きたかった。

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