沢村一樹の時代が始まったかもしれんね。

2007-10-22 12:55:10 | テレビ等

19日の金曜日
テレビの番組表を見ていると，深夜枠でふと眼に留まったのが
「未来教授サワムラ」という番組名。

サワムラといえば沢村一樹だ。
決して実写版『アストロ球団』で長嶋一茂氏演じる沢村栄治ではない。
彼がメインを張る番組であることはまちがいないだろう。

ドラマ？
テレ朝11時台の『時効警察』みたいな謎解きもの？
あの枠，今クールは『モップガール』だしなぁ…。
フジか。
あの伝説的番組『カノッサの屈辱』的雑学バラエティか？

と，思って見てみたら，見事，そんな感じのバラエティでした。
未来教授サワムラ
未来という設定で，21世紀の文化・風俗を解説，
時代を遡ってそのルーツを突き止めようというもの。

いやー，それにしても笑った笑った。
第１回のテーマは「イケメン」ということで，
2001年頃に生まれた「イケメン」(いけている面＝顔，Men)という
言葉は，たちまちそれまでの「ハンサム」という言葉を駆逐
魅力的な男性を表す言葉として定着したが，この志向のルーツは
約20年遡って武田真治・いしだ壱成に代表される「フェミ男」に見られ，
さらに約20年遡って少女漫画の男性（顔のパーツが女性と同じ）に見られ，
さらにはさらには，遣隋使の時代まで遡って
日本の美男子代表として中国に送り込まれた阿倍仲麻呂がその起原である－。
という解説は，まあふむふむなるほどという感じでしたが，
間に挟むトークが強烈でした。

ゲストで出演した岩井志麻子さんが深夜枠を見切った暴走トーク！
初っ端からいきなり「イケメンの定義は童貞」とぶちかましてくれるわ
来年ブレイクが予想される14歳のイケメン・が登場すると
「触りはしないけど，匂いくらいは嗅がせて」と迫ったり。

で，我らがサワムラ教授ですよ。
喋りは，基本的に，解説ＶＴＲへのつなぎのセリフを
台本通り言う以外それほどＭＣとして仕切りを要求されることはないのですが
なんというか，けっこう台詞をカミカミですし，
ゲストトークが一段落した所でアシスタントの大島由香里アナに
進行をうながされて「ハイ！オッケー！！」と
明るく答えて次に進む独特の間！笑える笑える。
これが谷原章介さんならそつなくよどみなく進行するでしょうし
Ｗこうじの両人とかならほどよくゲストの話を受け，
適度にツッコミを入れながら進めるでしょうけど，
沢村選手の司会っぷりときたら，
『ぷっすま』の絵心クイズかよ！っていうくらい板についてねぇwww。

しかし番組の進行には何の支障もないんで，こういう司会もアリアリなんでしょう。
トークの中で，ゲストがアナに好みの男性のタイプを聞き出そうとしたときに
アナが無表情キャラで「教授，次へ進めてください」と話を振っても
「いや，ここは続けるべきだと思う」と言って引っ張るセンスからいっても
バラエティのキモはきっちりおさえていましたしね。
（ナギスケコンビのｇｚｇｚｇｄｇｄっぷりがいい味出している『ぷっすま。』での
　アドリブっぽく見える彼らの言動も，けっこうカンペで指示が出てることが
　ばれたことありますから，ここでも「そのまま続けて」と指示がでてたの
　かもしれませんが，しかしあの流れはよかった）

この番組がなんと世界のＮＩＳＳＡＮの一社提供，
しかも日本全国はおろか「全宇宙に向けて放送」されてるっていうんですから。
（絶対電波届いてねー。けどお隣の半島には届いて来年あたりパクリ番組が
　作られるかも。物や流行の起原についてのリサーチ力はともかく
　歴史をクリエイトする能力は世界トップレベルですし）

さらに今クール，テレビ東京でイツザイ(題字・山下達郎)という
オーディション番組が始まりまして，
その司会も沢村一樹さんですよ！
（その脇を固めるのが濱口優(よゐこ)とマリエさんですよ！）
ＡＳＡＹＡＮのような，芸能史に残る数々の逸材やトレンドを
生み出していくでしょうかね。

これは冗談じゃなく（本当は冗談80％くらいだけど）
沢村一樹の時代ハジマタ！！
のかもしれませんよ！

沢村一樹　プロフィール（研音公式）

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