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D.D.のたわごと

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京都新聞「奈良給与詐欺問題で解同スルー」に凸電/部落問題短考

2006-11-08 07:36:10 | ニュース
われらが京都府民の目であり耳である京都新聞,
その11月6日朝刊1面の「凡語」がどうも納得いかなかったんですよね。
奈良市の「5年で8日出勤給与満額」男問題で,解放同盟の
県連幹部としての立場を利用して(市職員としては休職中なのに)
談合に参加したり市政に圧力をかけていたのに,あくまでも職員の
ずる休みを見逃した市にのみ責任があるかのような論調。
(→文面は前回記事をご覧下さい
と,いうわけで同日お昼に電話してみました。

-もしもし
「京都新聞でございます」
-今朝の朝刊の,「凡語」についてお尋ねしたいことがありまして
「おつなぎいたします」
…「お客様相談室です」(若そうな女性)

-今朝の朝刊の,「凡語」なんですけど,
この意図なんですけど,「茶番」という表現を使って,
奈良市のこの給与詐欺を行った職員,問題になっているこの人に対して
奈良市が訴えたのを茶番だと批判しているように読めたのですが…
こういう意味でよろしいでしょうか?
(パタパタと音。掲載記事をディスプレーで確認できる装置が
ある模様)「はい,そういうことでよろしいかと思います」

-「被害者面をして」という書き方なんですけど,
被害者じゃないんですか?
「え…それはですね,ある意味被害者なんですが…
それを放置していた市の側にも責任があるということで…」

-これ,ただのずる休みを黙認したってことじゃないですよね?
この職員は,市職員という立場を利用して病欠しながら市役所に乗り込んで
解放同盟の幹部として脅して,圧力をかけていたんですよね?
被害者じゃないんですか?

-この記事の書かれた意図の分かる方,そうそう,この記事を
書かれたのはどなたでしょう?編集局のトップに近い方が
こういうのを書かれるんですよね?
「論説委員といいます。何人かが交替で書いておりまして…
本日は…書名記事ではないので,今ここではわかりかねますが」

-その論説委員の方々のお名前,HPとかで確認することは
できますか?
「えー…と…それは,HPでは掲載しておりません。
わかりません。」

-それではですね,ご本人でなくて結構ですので,
編集部とかこの「凡語」の意図する内容について
わかる方につないでいただけませんか?
「本紙の記事に関するご意見でしたら,お手紙で
いただけたら,本人のもとに届けまして,ご返事もですね,
必要と判断しましたらご返事させていただきますが…」

-(天下の京都新聞様とはいえ,住所と本名をさらして
報道批判はちょっと二の足。善良な読者として読者投稿欄で
お世話になってる身でもあり…ちなみに「窓」の掲載料は1200円です)
うーん,ここでお話できたらと思うんですけどね…
それでは伝えていただけますか?
「はい」
-今朝の「凡語」の内容ですが,一方的に奈良市だけが悪い
という論調だとするのなら,理解に苦しみます。理屈がおかしいと
思います。職員自身が税金をごまかしてむだ使いした岐阜市と
同列に扱っていますが,奈良市の場合は市職員という立場をもった
解放同盟の幹部による恐喝とみるべきであって,全く話が
違うと思います。悪いのは給与を騙し取った本人じゃないんでしょうか?
奈良市というよりむしろ解放同盟にはこんな行為を放置した
責任はないんでしょうか?
この職員,元職員?に対して市が給与の返還要求をするのは,
市民の税金を取り戻すために当然の話だと思いますけれど,
それを「茶番」だと言い切るのは,京都の人間が皆読んでいる
京都新聞さんが,1面でこう書かれてしまうと,
まるで解放同盟の代弁者だと思えてしまいます。
(途中,はい,はいとあいづちをうちながら
メモを取っているような様子が感じられる)

-こういうことで,よろしくお願いします。
はい
-私,××と申します。
「あ,はい」
-それでは失礼します。
「失礼します」

う~ん,われながら弱いですね。
有名ブロガーの方々みたいに記者本人に突撃したり
窓口の人を怒らせて本音を引き出したりといった
高度なテクニックなどと比べると足元にもおよびません。
2ちゃんとかで論説委員の名前を予め調べたり
直通連絡先の情報を得ておいてから乗り込むのが必要と
いえるのかもしれませんが,それでも時間に余裕がないと。
お昼休み中にテレカを使って公衆電話からでは
「一読者の意見をお伝えします」以上の仕事は難しい。

とりあえず,亀田の判定で東京放送に抗議の電話を入れるよりは
まともな電話をしたということで。この意見が編集局に
きちんと伝わるかどうかはわかりませんが,
この反省点も含めてマスコミに対する批判のやり方を
考えている方々に参考になればと思います。

ちょっとこれだけじゃUpするのに物足りないので
解放同盟について,あちら側ではこの問題について
何かコメントしていないか,調べてみました。

(1) 解放同盟全国連合会
トップページはブログっぽい体裁になっていて,「記事」のタイトルと書き出し部分が
最新順にずらっと並んでいます。
全国狭山週間-10・31要請行動-11・5労働者集会へ
(2006年10月10日)

憲法改悪阻止 安倍戦争政権打倒へ決起
(2006年10月10日)
> 安倍晋三政権のもとで憲法改悪への動きがいっそう激しさをましています。
> 全国連はたたかう労働者とともに真っ向から反撃にたちあがっていきます。

「飛鳥会問題」などを口実とした解放運動の解体攻撃を打ち破ろう
(2006年10月10日)

狭山闘争・解放運動を引っ張っていくのは俺たち青年だ!
(2006年10月10日)
> 青年を先頭に第3次再審闘争勝利へ
> [狭山闘争ニュースへの投稿から]

狭山担当裁判官が交代(2006年10月02日)
> これにともない署名用紙の宛名を更新しました。
> ダウンロードしてお使いください。

解放運動の撲滅をねらう大キャンペーンに対する
「大賀見解」を批判する
(2006年09月25日)
 ※大賀正行は解放同盟の元理論問題担当中執

大阪市による同和事業全廃を許すな!(2006年09月25日)
差別行政徹底糾弾!


HP上であまり長々と書いても読む方が困るけど,
解同がらみの事件,被差別側の仮面をかぶって国民の税金を吸い上げた
(自治体に入るべき金を懐に入れた)悪事についてどう考えているのか
見解が全くないし,
政府や警察権力、行政、マスコミが差別キャンペーンをしてきているって,
その具体的内容について示しているわけでもないし,
ただ執拗に「政府が悪い,我々以外の日本国民は敵だ」と叫んでいるだけで
被害妄想か,利権を手放すまいと難癖をつけているだけに思えてしまいます。
この「全国連」(中央本部・東大阪市)は,従来の解放同盟(「本部派」)の方針を
権力に迎合するものとして批判,1992年に分離した組織と
いうことのようです(「全国連とは?」)。

気を取り直して
(2)解放同盟中央本部(本部・東京都港区)のほうに目を移すと
トップページが
◇NEWS&主張 ◇解説-問題 ◇問題資料室 ◇佐山事件
◇国会速報  ◇COLUMN  
◇解放同盟ガイド(綱領/方針/決議・声明・宣言/中央本部/関連組織/集会日程)

といった構成で,
なるほど,「NEWS」の中で「飛鳥会等事件」について府連が謝罪を行った事(於9/9真相報告集会,「解放新聞」9/25)を扱うなど,こちらのほうは「こわくない」,読むのに抵抗がないトーン。とりあえずコンテンツを読んで,彼らの言い分を勉強してみようかな,差別が昔からあったことは事実なわけだし,「いじめられるほうが悪い」という理屈がおかしいのと同様に「差別されるほうが悪い」という理屈も本来まかり通ってはいけないはずだしね…どれどれ,<「住民対策のために、地区を教えて」横浜市にN社員が差別問合せ><『テレビブロス』で差別表現「黄色パスのエタヒニン」と><「○○もエタじゃないか」他人の名前をかたり差別投書>…う~ん,今でも差別は根強く残っているんですね。真剣に取り組まないといけません。
 しかし,逆に福岡県三輪中学校虐め自殺の件で,被害少年を死に至らしめた加害少年7名について学校側がノータッチ,まさにアンタッチャブル状態で彼らは早くも次の標的を虐めていると報じられています(11/3毎日新聞-yahoo…なぜか毎日インタラクティブでは見つかりません)が,同校は校で日教組や団体の圧力で事実を隠し続けているという情報が漏れ伝わっています(クライン孝子の日記 11月3日)。就職差別や結婚差別は人の心を傷つけ人生を狂わせてしまいますが,悪意で人を死に至らしめるまで虐め苛み,その事実を闇に封じ込めようとする組織的な行為というのは「差別ではなく区別だ」と言わせてしまう大義名分になりかねませんよね。

それにしても,今回の奈良市職員問題については
「解同本部」も「全国連」もコメントを出していません。
HPに載せるのは機関誌の記事が出てからそれをupするという手順のようなので
タイムラグが生じるのかもしれませんが,日経の11/5社説によると
解放同盟奈良県連合会はこの元職員(解同では元奈良市支部協議会副議長)を
除名したとのことですので,リアルタイムで何らかのコメントを発しても
いいと思うんですけどね…。
解放同盟奈良県連合会  HPはありますけど
 ほとんど何もコンテンツがない状態。「綱領」と,
 「イベント情報」のページに「2005年 先輩を偲ぶ集い」のお知らせがあるのみ。

奈良市の「休職職員」の「同盟幹部」名刺と営業活動についての見解
 奈良県解放同盟支部連合会 理事長
 (ここでも「職員A」と名前を伏せてるのはなんでやねん?)

※それにしてもこの日経の社説も,奈良市に対しては「当たり前のことが
 なされていなかったわけで、市の人事管理のずさんさは目を覆うものがある」
 「身内に甘く、問題を先送りする事なかれ主義とはこの際、決別してほしい」
 と容赦なく斬り捨ててますが,解同に対しては「残念な不祥事である」の一言だけ。
 除名したし組織とは何の関係もなし?えらくバランスを欠いた論調に思えますが…。

社説2 奈良市は透明な人事管理を(11/5)
 奈良市の職員が次々と病名を変えて不自然な休暇を繰り返し取得していた問題で、市は先月下旬に同職員を地方公務員法違反で懲戒免職にした。併せて、管理監督責任がある藤原昭市長など27人の幹部らも減給や戒告の処分を受けた。
 それにしてもあきれる話だ。問題の元職員は5年余りの間に8日しか出勤しなかったが、その間ほぼ満額の給与をもらっていた。加えて、元職員は実質的に自身が経営していた建設会社の営業活動のために欠勤中にもひんぱんに市の担当課に出入りし、市発注工事を受注していた。談合防止を目的とする入札改革にも横やりを入れていたという。
 市は病気休暇制度を見直し、違う病名でも病気休暇は年間90日以内に制限し、今後は病欠者の自宅や病院を定期的に訪問する方針だ。当たり前のことがなされていなかったわけで、市の人事管理のずさんさは目を覆うものがある。
 元職員が所属していた部署で欠勤や病気休暇の取得率が高いことは市議会や市の監査で何年も前に指摘されていた。しかし、市は何ら具体的な対応をとらなかったという。元職員の問題も今春に把握しながら後手に回った。市の調査によると、この元職員以外にも、不自然な病気休暇を繰り返し取っている市職員が複数いるもようだ。
 この元職員は問題が表面化するまで、解放同盟奈良市支部協議会副議長などを務めていた。解放同盟奈良県連合会は「社会的信用と名誉を著しく毀損(きそん)した」とこの元職員を除名処分した。残念な不祥事である
 大阪市では解放同盟大阪府連支部長だった財団法人元理事長が、事実上の同和対策事業の収益を着服した事件なども起こっている。事件を契機に、大阪市は漫然と続けてきた事業の見直しに乗り出した。
 奈良市役所には問題が明らかになって以降、「税金をもう支払いたくない」などという市民からの苦情、抗議の電話やメールが殺到しているという。市は人事管理を総点検し、公正で透明性のある改革を進めるしかあるまい。身内に甘く、問題を先送りする事なかれ主義とはこの際、決別してほしい。

そりゃ,民間企業がヤクザや総会屋にこんなことされてたら自業自得というか
自己管理のずさんさを批判されてもしかたないですが,それでも,一番悪いのは
寄生して食い物にするヤクザ者のほうじゃないんですかね…?

差別は絶対になくならなければならないし,
自分の子が,結婚とかはまだ先の話にしても,異性とつきあうときに
相手が在日だろうと地域住民だろうと「あーそう」で
済ませたい,子どもの目を信じる,そんな親でありたいと
思いますけれど,そんな思いを踏みにじる動きをする連中がいては
平等で平和な社会はいつまでたっても実現できません。
「は怖い」イメージを植えつけることでさらに
「弱者」としての立場・利権を維持しようとする動きは
即刻断ち切らなければならないと思います。
(組織うんぬんでなく,庶民レベルで普通に体質となっている
面がある
わけで…問題は根深いと思います)

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はこわい考―地対協を批判する 藤田 敬一/阿吽社

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氷山の一角なだけ・・・ (容子)
2006-12-02 16:46:06
D.Dのたわごとさま・・・始めまして・・・

この奈良市の職員から始まった同和問題について、私が関心がなかったからかもしれませんが、関西地区に特にこのような関係者が多く住んでいるせいか、様々な問題が在るようで、今回の問題は氷山の一角が現れたに過ぎないと思いますた・・・

関係者の中には暴力団関係の人も相当いるようで、それらが地方自冶体に様々な圧力を掛け、もはや利権化した事業を運営し、弱者の表看板の下で、時には在日団体と合同で圧力団体化している事を知りますた。
野中元議員などそれらを背景に国会内でも相当の事をしたようですが・・・幸いお辞めになり・・でもその亜流の方もきっと多く居る事でしょうね。

だからこの個人の問題にとどめたかったのかも知れません。

よろしかったら私のブログにもお遊びにおいでください。
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