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すげえぜ『ブラよろ』先生

2009-03-05 20:49:38 | 本・コミック・かってに配役
先週くらいからネットニュースなどで
「『ブラックジャックによろしく』作者の自伝マンガがすごい」
という話が紹介されておりましたが,
当のサイトに行ってみてもアクセス超過かなにかで
白い1枚の机の絵がうんともすんとも動かない状態で
がっかりんこ。
ようやく今週に入って見ることができました。

佐藤秀峰 on Web
http://satoshuho.com/index.html


それにしてもまあ…
思わず圧倒されるサイトの充実ぶりです。

ニュース・プロフィール・漫画制作日誌・掲示板
読者登録・マイページ・プレゼント・お問い合わせ
ポイント購入(準備中)…


そして,噂の「プロフィール」
ですよ…




ふう。


感想。


・シューホー先生うぜぇwwwwww
 ブラよろの斉藤英二郎先生はまさに分身…


・編集者も,雷句先生の問題そのまんま一緒…
 少年サンデーもヤンサン,さすが同じ小学館

 ・セリフ勝手に改竄

 ・「死者出すな」と意に沿わない指示
 ・これに対して
  「事故で亡くなった方々は描く価値がないのか」
  「一面だけしか伝えないのは無責任」
  「夢を売る→つまり嘘をつくのが商売と?」
  「読者に伝えたいのは現実に立ち向かう勇気」
  と理屈こねるセンセイ


 ・連載を辞めたいと言っても編集長に伝えてもいない
 ・打合せの電話中に何か食ってる

さすが小学館
 と,思ったら,講談社(モーニング)でも事態は同様。


 ・1話目からセリフ勝手に改竄
 ・5話目で登場人物の名前まで無断変更
 ・9話目から監修者の名前がクレジット
 ・勝手にマスメディア各社に2次使用の許可出しまくり
 ・勝手に解説本刊行
 ・誰が売ってやったと思ってるんだ

・賞,辞退しまくりスゴすwwwww
 講談社漫画賞→次回の小学館漫画賞が行くから辞退しろ
 文化庁メディア賞→授章式に出られないならノミネートの時点で断れ
 小学館漫画賞→「出られないのでノミネートの時点で断ります」
  「バカ野郎,受賞前提で販売計画立ててんだよ」
  「出来レースってことですね」 どっちも共感できねぇ…w
 手塚治虫文化賞→辞退
 翌年の講談社漫画賞→辞退

 
・連載開始後1日も休まず18~24時間勤務。
 編集部が取材した資料が原因のミスでクレーム来ても作者の責任。

・単行本累計1000万部突破の時点で原稿料2万3千円…
 スタッフの給料など赤字だからと2万8千円弱を
 要求したら難色って。
 実は当時の「モーニング」連載陣の平均が3万1千円強のときに

・福●先生の仕事場,地獄wwwwww
 1日18時間労働で月に3週間は泊まり込み


福本伸行×佐藤秀峰講演会レポート (2008年10月「近代麻雀漫画生活」より)
痛いニュース(ノ∀`):「カイジ」の福本伸行先生よりアシスタント募集のお知らせ 年齢・経験不問(今年1月)

・もう賞に応募するのはやめてくれ
・ていうか,君がダメ

・「示談交渉人M」F先生と同雑誌連載で感無量
 ですか…。描き手の幸せって
 人気投票や単行本の売上げでは量れないものと感じ入りました。


『モーニング』から『スピリッツ』への電撃移籍が
話題になった際には,講談社に法外な原稿料アップを
要求したなどといった噂が流れましたが,
実際には,
ビルが建つようなヒットを飛ばしても
「先生」どころか物心両面でずっと新人扱いされてきた
不満が爆発したということのようですね。
出版社の経費で取材旅行とか行かせて貰っても全然おかしくない
貢献だと思うのですが,
漫画家の待遇について企業としての査定がないというか
編集ともめようが若かろうが,メガヒット作家には
それ相応のリスペクトなり報酬なりで酬いるべきだと思いますよね…。

佐藤先生自身も,商売相手(編集)にケンカ売りまくり…
原稿料は安くても億単位の印税は入ってるわけですから
それでスタッフと賃金でもめて全員に辞められるとか…
自分で描いてこれだけの言動ですから
編集者側としてはまさに
「読者に受けないような主張ばかりして
 ここまで売れたのは俺たちのおかげだ」
という思いだったのでしょうねぇ…。
(マンガという表現ですから逆に実際よりも劇的な武勇伝として
 激しく演出している可能性もありますけど)

ともあれ,今は10本程度描きためたら
5週間ほど取材期間に入るというペースで
こんな充実したサイトも運営できるくらいゆとりのある環境が
築けて(勝ち取ることができて)よかったですね。
 読者としても登場人物が全員暑苦しく重苦しい『新ブラよろ』の息苦しいストーリーは休み休み読むのがちょうどいいです。
スタッフの方々との関係も良好に見受けられますし
これからも頑張ってください。


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新ブラックジャックによろしく 1 移植編 (1) (ビッグコミックススペシャル)

佐藤 秀峰/小学館

海猿 (1) (ヤングサンデーコミックス)

佐藤 秀峰,小森 陽一/小学館

賭博破戒録カイジ地獄チンチロ 1 地下強制労働編 (1) (プラチナコミックス)

福本 伸行/講談社

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