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実写版YAOH~夜王

2005-05-12 06:10:55 | テレビ等
「あ,夜王のドラマ,単発スペシャルだったのか。途中からだけど見よう」
「anegoと重なってる!ああ,しかもCMのタイミングまで全く一緒で
 全然anegoのほうが見られないッ!!」
と思ったら野球中継の延長で,両番組とも半分ずつ見ることができましたw。

YAOH~夜王
「No.1ホストにのぼりつめてみせる!
 不夜城の女性達の心に極上の癒しとやすらぎを!
 超人気コミックが待望のドラマ化!」

(→水曜プレミア公式ページ

…この話,原作のコミック,知っていますけれどね。
単発2時間枠におさめた結果,すごいことになってしまいました。

■公式ページより,あらすじ
土砂降りの新宿・歌舞伎町を傘もささずにずぶ濡れの男が歩いている。その男、的場遼介(松岡昌宏)は、東京で一発当てたいと野望を持って北海道から上京してきたものの、そのきっかえさえつかめず、打ちのめされていた。
この街も、見納めか・・・と高層ホテルを見上げていると、エントランスに高級車が横付けされる。その高級車から、聖也(北村一輝)にエスコートされ、一人の華麗な美女・加納麗美(かたせ梨乃)が降り立つ。別れを惜しむように抱き合う二人。
何かを思い立った遼介は、ホテルのエレベーターに駆け込み、麗美の住むホテルの一室に招かれる。何をやってもうまくいかない、と自分の思いを伝えると、麗美は答える。「この街は誰も手を差し伸べてはくれない。でも、努力すれば必ず報われる。成功すれば、普通では見られない景色を見ることができる」と。
翌日、遼介は、ホストクラブ『ロミオ』で飛び込みで働くことを決意する。そのロミオのNO.1ホストが聖也。ロミオで、麗美と再会した遼介は、麗美が世界的に有名なデザイナーであり、特定のホストを指名しないことで有名な女性と知り、驚く。
遼介に与えられた試練は、1週間以内に指名客をつかむこと。もしそれが出来なければクビだ。修(要潤)、潤(大倉孝二)ら同僚に励まされ、指名を取るために奔走するが・・・。キャバクラ嬢の愛理(真中瞳)、OLのエリカ(大谷允保)との出会いを経て、成長していく遼介を、暖かく見守る麗美。
果たして遼介は、一流のホストになれるのか!?


って話なんですけど,上京してホストになってゼロから成長していくとなると
やはりスタートは二十歳前くらいが妥当なところ。
これまで「天国に一番近い男公式ページ)」「ナースマンがゆく公式ページ)」で
困難に正面からぶつかっていく若者を演じてきた松岡昌宏クンでも,
最近は「マンハッタンラブストーリー公式ページ)」のマスターとかやってたわけだし,
もうそんな若造の役をやってる歳でもないでしょう…いくらジャニーズでも。
と,思っていましたが,けっこうな熱演でまずまず引き込まれました。

しかし,出てくる登場人物がみな超美形という原作のイメージを
持っていると,ルックス的なギャップにまず打ちのめされますw。
「あんた,いったいいくつ?!」ていうくらい美形の麗美さんがかたせ梨乃さんと
いうのは,ドラマだし,ナイスバディで(知識として知っているだけで
ドラマでは感じませんが),母性もただよわせる麗美像もありと納得できますが,
ナンバー1ホストの聖也が…
これにはマジで腰を砕かれました。金髪の長髪はともかく,あのメイク!
そしてキザでお高くとまったあの喋り!
ルックス・●OLLY(マッキーのいとこ),声・若人あきら(我修院達也←郷ひろみのモノマネタレント)というすさまじいナンバーワンホストが完成してしまいました!!

そんでさぁ…『夜王』って,遼介の成長ストーリーですよ。
彼が,それこそ出逢った1人1人の女性に対して心から尽くして,
具体的には,いろいろな事件があって,それこそ身を捨てて彼女たちを助けたりするわけです。
客だとかそういうの,関係なしに。
ときには命や自分の立場を投げ打っても彼女たちの心を癒して救っていく,
そういう過程があるからこそ,遼介がピンチのときに,彼女たちがこぞって
助けに来てくれるわけです。
だから単発ドラマの時間枠だと,そのへんのプロセスをすべて飛ばさざるを
得ないんで,なんで遼介がこんなにもてるのかわからない,
単に運のいい男ということになってしまいます。
松岡君演じる遼介の接客ぶりも,何にもしていない(爆)から
美人揃いの客が,彼のどこがよくてチヤホヤしてるんだかわかりゃしない。

※原作コミックでも,接客シーンでは気の利いた事が言えるわけでもなく
 ドラマでもやってた自腹を切ってのシャンパンタワーのような
 気配りで彼の人柄・魅力を表現してるんですけど,実写版では
 何もしない接客シーンでも人を惹き付けるオーラを発してないと場がもたない…

そんで,聖也との対決が1つの大きなストーリーの軸になるわけですが,
その強力なライバル,最初は近寄りがたいくらいの巨大な存在でなきゃいけない
聖也が…ただのチンピラになってました。
聖也はプライドと侠気があるからこそナンバー1でいられるわけですよ。
聖也の取り巻きホストが遼介をワナにはめようとして,それが発覚すると
そいつらの代わりに「俺の責任だ」といって遼介に頭を下げますが,
あれじゃ,どう見ても聖也が真犯人。子分のせいにしてトカゲのしっぽ切りした
だけにしか見えない。だって,エリカが三百万円のツケを遼介に背負わせて
ドロンするって計略,それまでの勘定,誰が出してやったの?
聖也の子分が2人でワリカンして出してやった?んなわけないじゃん。
エリカが遼介の客のままでいるなら「ロミオ」は客を1人失わずに済む,
って,エリカはもともと自分の金で通えるわけ?
じゃあ,なんでわざわざそんな陰謀の片棒をかついだわけ?
いいなりになってしまうほど彼女の心(体もか?)つかんでた?
だったらそうとわかるようにやってよ!

※原作では,聖也と並ぶ銀座の四天王と呼ばれるトップホストが,
 「ポッと出の若造にナンバーワンの座を奪われたら自分たち
  四天王全員のメンツに関わる」といってエリカを送り込んだんですよね。

あと,画の撮り方がなんか,スケール感出ていなかったように思います。
超高層ビル(60m以上だと超がつく…5/11にやってたトリビア)の屋上から
街を見下ろして力をもらうというシーン,
「もっと上から撮れよ!」「もっと広角で撮れよ!視界が狭いよ!」
ホストクラブ内のシーンも,せめて「黒革の手帳」みたいに内装の豪華さが
印象に残るカットを入れてよ(黒革の手帳も,あのアングルばっかりだから
すごく狭い店に感じられましたがw)!
それに,ゴールドのドンペリ入って,店内がシーンとするのって普通?
ワーッと他のホストも一緒に盛り上げるんじゃないの?
スマスマのホストマンブルースのほうが本物のホストクラブっぽい(行ったことないけど)w。

そんなこんなで,実写化するなら連続ドラマか,ポイントを絞って,映画で
スケールの大きい画で描いてほしかったです。…Vシネマとか?

◆原作本
夜王-YAOH 1 (1)


作・倉科 遼, 画・井上 紀良
集英社

※この表紙の顔,コミックのストーリー中の遼介とちょっとタッチが違ってますね。とにかく美形ぞろいの登場人物がすごい存在感でぶつかりあう画力とストーリーにはかなり引き込まれます。


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 現実のホストって,人柄やトーク,尽くすことで客を掴むブサイクな人も多い
 イメージがあったんですが…逆にいうと,何年も留まれない仕事ってことでしょうか?

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3 コメント

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ドンペリゴールド (アフラマズダ)
2005-05-13 08:11:32
そんな高価なものが出たら盛り上げるにきまってますよ!盛り上げて盛り上げてお客様をヨイショして。そして大人数で頂くのです。すると一瞬で飲みきってしまうのですね。でも飲んだ後はものすごく酔います。なんせアルコールが15%ぐらいありますからね。

少し脱線しますが、昔ゴールドのワンランク下のドンペリピンクをまるっと一本飲んだことがありますが、炭酸きついし量もけっこうあるし(750ml)正直しんどかったです。

ちなみに、ドンペリゴールドの値段なのですが、店によって、微妙な差があるので書きません。

あと、ツケという表現も地方によって違うみたいです。「売掛」という地域があったり、「未収」という地域があったりします。(ちなみに名古屋は「未収」というのが普通になってます。
返信する
情報ありがとうございます ^o^) (d_d-)
2005-05-13 09:01:51
ですよね~。

マンガの監修をしていたカリスマホストの名前がドラマのクレジットにも入ってましたけど,

どこまで監修してもらっているのやら。

一度も行ったことのない僕が「あれっ?」と

思うのですから,

制作スタッフ(特に脚本…原作は読んでるはずだから現場で本をいじられた?)は絶対,行ったり見たりしてないで作ってますね。



ところで,ホスト検索のリンクつけてますけど,

これでよかったでしたっけ?

今回のはYahooで探したのですが,前に教えてもらった全国規模のリストはこれじゃなかったような…?
返信する
北村さん素敵でした。 (みか)
2005-05-20 02:42:00
北村さんまるで、少女漫画から抜け出した主人公のようで、素敵でした。「夜明けのウァンパイア」のレスタトの様に、ダークで妖艶で、セクシーでした。悪役なので、主人公を引き立たせるためにわざと、厭らしく気障に演じていたのは、さすがだと思いました。役を作り込みすぎて、裏目に出てたかもしれませんが、悪役は、「北条時宗」の頼綱や「あなたの隣に誰かいる」の数馬・俊介のように得意ですから。このドラマの為に6キロ減量したとか。「血と骨」でも、オダギリジョーを引き立たせる為に、6キロ太ったり、常に共演者の事を考えて演技する、プロの役者さんですね。
返信する

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