カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

栗駒モンサンミシェル

2024-06-23 | ヤマのこと

2024.6.20(木)~6.21(金) 4回目の栗駒山


今回の一番の目的は”須川温泉”のお湯を楽しむこと。
紅葉の時期は絶対予約がとれない宿・・・あそうか、じゃあ紅葉の時期をはずせばいいのか。
なぜそんな簡単なことに今まで気づかなかったの・・・



冬期運休のバスの運行が始まる6月1日以降ならいける、と予約を入れたのが3月
3ヶ月も前から決まっているこの日の天気予報は、なんと快晴(;'∀')ホントに?
一ノ関駅からバスに乗り約一時間半、登山口でもある須川温泉へ



バスを降りると駐車場から見える白い山、鳥海山~♪



日に一往復しかバスがないから仕方ない、時刻は既にお昼近い10時45分
予定下山時刻は16:30 陽が長い時期とはいえ微妙・・・
気持ちは焦っています、サクサク支度をしてクライムオ~ン



源泉の脇を登っていく
真っ青な空、ホントに快晴だねぇ どうせ山頂付近で曇るんでしょうけど



イワカガミ・ミツバオウレン・ウラジロヨウラク・ミツガシワ・アカモノなど咲く道



”おいらん風呂”の脇を通って”名残ヶ原”



今年は当たり年とのうわさのワタスゲスゲー!
ぽわぽわ天国



苔花台を渡渉し、三途の川を渡り











サラサドウダンツツジ・ツマトリソウ・ゴゼンタチバナ・コバイケイソウなどが咲く中進み、
まだ雪の残る産沼で一休み



ん?
諦めていたヒナザクラちゃんがひっそり笹の中に隠れてた
ヤッタ~ 今年も会えて良かった



いやぁ、それにしてもすごい陽射し
東北も雨が降っていないから、登山道はカラカラ、暑っ



ベニサラサドウダン


ナナカマド越しの鳥海山

このあたりで登山者から「さっき子熊に会いました」という情報を得る。
東北ですからね、普通にいるでしょうと思いつつも、子熊の後ろには親がいるはず・・・



空気はひんやりしてるけど、日差しの強さはもう夏のよう
この辺りから登りだったよね~と汗をかきかき登っていくと上から、

でた!





”月が登れば”のyakoちゃ~ん♪ かなり前(10年以上?)からblog友だけど今回が初対面
登山開始2時間前にここに来てるって知ったけど、電波が届かず連絡できず
関西と東京からそれぞれ遠征してきて、東北の山で出会うって凄い事よね(゚∀゚)
しばし談笑してyakoちゃんは先におり、私たちは山頂を目指します



今歩いてきた道を振り返る ここ、紅葉の時すごくキレイだったなぁ、と思い出す。
拡大画像

山頂が見えてからが辛いのはどこも同じ
あとちょっと~で、



栗駒(須川岳)山頂
神の絨毯の時期にこの快晴が欲しい・笑



中央コースの宮城県側を眺める

さすがに平日なので登山者も少ない
そして陽射しをよけたくても日陰が無いほどの快晴
風が通る場所でささっとおにぎりタイム、今日もギリギリなタイムスケジュールなので余裕なし
先へ急ぎましょう



いわかがみ平を見下ろし



行ってみたかった天馬尾根へ



今日はこっちを歩いて須川温泉に戻る右回りルート
前方の黒い岩が”天狗岩”



一旦降りたところが天狗平
ここから湯浜へと繋がっているのね



伸びやかで気持ちの道、行く先の尾根が見えている
この辺りは風が通るので日差しが強くても快適 あの青いのは須川湖



眼下に湿原と



神秘的な色の昭和湖
昭和湖のコースはもうずっと立入禁止なのが残念





今日のルートではずっとオノエランが見れたのだけど、
この尾根ではさらに数が増えて、ツマトリソウなんだかオノエランなんだか見分けがつかないほど咲いていた
ムシトリスミレもこの辺りはいっぱい咲いてた



山頂から行く先のルートが見えた時、気持ちよさそうな尾根歩きが出来る~と思ったけど、



実際は背丈ほどの木々に覆われた窪んだ道が結構長くて
風が通らなくて暑いし虫はブンブンしているし、根っこやゴロゴロ石で足グネリそうだし、
早く終わらないかなぁと思ってた・笑 (暑いと言っても気温は16℃くらい)



それでも周囲に山しか見えないこのたおやかな眺め、この静けさ
東北の山にいるんだ、という幸せ感じる

そしてまた木々のトンネル抜けたら・・・



見たかった風景が目の前に現れた



栗駒モンサンミシェル
これが見たかった!





さっきまでの歩きにくい道から~のこの絶景
苦労(?)が報われた瞬間、嬉しさ倍増、もったいぶるよね~





爽やかな風が通り抜ける
急にご機嫌・笑



モンサンミシェルの岩の上に腰掛けて周囲の山々を眺める



周囲には山しか見えないこの感じ、岩手の三ツ石山に似てるねって意見が一致



今歩いてきた道
栗駒山はだいぶ遠くなった気がした



美しい風景に離れがたいけど、時間も迫っているので先へ
ラストピーク、秣岳まではそれほどの距離は無かった



振り返る栗駒山とたおやかな稜線



秣岳(まぐさだけ)
スタートの須川温泉の赤い屋根が見えた その時気づいてしまった、最後の車道が登りだってこと(*_*;



山頂からは一気に降りて行きます



下山途中に咲いてたオオバキスミレに元気づけられ



振り返る秣岳

そして車道に出るまでのこのルートがまたなかなかワイルド
道なんだか?崖なんだか?木の根っこだらけの道とか?
いかにも熊が潜んでいそうな気がする見通しの悪いカーブの連続
この夕方の時間帯はやばい、と熊鈴を手でじゃらんじゃらん鳴らしながら急ぎ足で下る



ふー、緊張と急ぎ足で汗かいて車道に到着 ちょっとだけホッ
でもここからが長い 秣岳登山口から須川温泉まで最後に車道歩き約40分、しかもじわじわ登り
水もほとんど飲み干していたうえに、西陽に背中を炙られ暑い中黙々と足を進め、



16:45 無事ゴール 
最後の車道歩きが辛かった~~



宿にチェックインして念願の温泉へ
食堂で夕食を頂いていたら、陽が沈む時間に 赤く染まる空と鳥海山

私が一日中快晴の山歩きが出来るなんて、年に一度あるかないか?
暑さが辛い一日だったけど、これ、晴れとガスとではやっぱり全然違うよね~ 晴れで良かった・笑

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<今日歩いたコース>







【行程】
往路:東京6:04ー(新幹線)一ノ関8:35 一ノ関9番乗り場BS 9:00ー須川温泉10:34

【歩行】
須川登山口10:45⇒栗駒山頂12:45~13:15⇒天狗原13:30⇒モンサンミシェル(白銀草原)14:50~15:00⇒秣岳15:12⇒秣岳登山口16:00⇒須川高原温泉16:45

※累積標高差:登り下りとも862m

☆翌日観光編、ちょこっと続きます。


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