~朧月夜~ 白鳥英美子
「穀雨」は春の最後の二十四節気で晩春にあたる時期です。今年は4月20日から5月4日までが「穀雨」の期間です。この後は夏の始めである「立夏」がつづきます。この時期に降る雨はさまざまな穀物を育ててくれる恵の雨であります。また、男と女の中を引き寄せる「朧月(おぼろつき)」つまり、「朧月」は「ぼんやりと霞んで見える春の夜の月」のことですね。この時期夜の空に浮かぶ月はぼんやり霞んで特に幻想的です。
「くちづけの動かぬ男女おぼろ月」ロマンチックな夜
また藤の花も咲き始めます。淡い紫色の花房を垂らす優美な姿は古くから日本人に愛されてきました。藤は日本の固有種でもあります。
夏もちかづく八十八夜~と歌にもあるように八十八夜は立春から数えて八十八日目のこと、今年の八十八夜は5月1日になります。いよいよゴールデンウイークになりますが、春雨の降らない五月晴れには花々をみながら楽しい日々をおくりましょう。
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