茶陶遊人の部屋

日々の日記と、お茶と地元の歴史等を発信していきます。最近はk-popにはまっている韓国好遊人です。

高麗神社・聖天院の枝垂れサクラに古代史ロマンを感じます。!!

2021年03月05日 | Weblog
高麗神社・聖天院

まもなくサクラの季節。我が埼玉・日高市に古代歴史に想いを馳せる枝垂れサクラがあります。飛鳥時代に日本にやって来た朝鮮半島高句麗の王族、その末裔が神社を守っています。境内には樹齢400年と言われてる枝垂れサクラの樹が高麗住宅と呼ばれてる古民家の脇にあります。霊亀2年(716年)大和朝廷が、駿河(静岡)・甲斐(山梨)・相模(神奈川)・上総・下総(千葉)・常陸(茨城)下野(栃木)の七つの国から高句麗人1799人を武蔵国に移し高麗郡を創設したという「続日本書記」の文言が記されています。この時郡の長官に任命されたのが「若光」という人物、この人物は1300年前、朝鮮半島は「三国時代」と呼ばれる戦国時代の最中で、唐と新羅は連合して高句麗を攻め入りました。「日本書記」には高句麗からの使節団の副官に「二位玄武若光」の名があり、そのまま亡命し新天地の高麗郡の長官になりました。朝鮮半島や中国大陸で戦乱を逃れて日本にやってきたという話があります。そうしてこの渡来人たちは大和朝廷に使えたりして日本の国造りに大きく貢献しました。この一本の枝垂れサクラにはこのような古代史のロマンを花咲かせております。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする