小児アレルギー科医の視線

医療・医学関連本の感想やネット情報を書き留めました(本棚2)。

「人食いバクテリア」(劇症型溶血性レンサ球菌)患者増

2017年12月26日 06時04分13秒 | 感染症
 おかしな名前で有名になってしまった「劇症型溶血性レンサ球菌」感染症。
 子どもに多い「A群溶血性レンサ球菌性咽頭炎」の菌と同じか違うか、今でもハッキリわかっていないようです。
 「わからない」って、いやですね。

■ 「人食いバクテリア」患者増 発症数十時間で死の危険も
2017年12月25日:朝日新聞
 筋肉の組織を壊死(えし)させることから「人食いバクテリア」とも呼ばれる劇症型溶血性レンサ球菌感染症の患者が増えている。国立感染症研究所によると、今年の患者数は1999年の調査開始以来、初めて500人を超えた。発症すると数時間で重症化して死に至ることもあり、注意が必要だ。
 感染研によると、今年の患者数は10日までで525人。2013年は203人だったが、年々増加している。都道府県別では東京が66人と最も多く、神奈川40人、愛知32人、福岡31人、兵庫28人と続く。
 原因となるのは、主にA群溶血性レンサ球菌。子どもを中心に咽頭(いんとう)炎を起こすことで知られているが、一部が劇症型になる患者の大半は30代以上で、特に高齢者に多い。持病がなくても発症する。傷口に菌が触れて感染すると考えられるが、どこから感染したかわからないことも多い。
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