新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

宿主(人)と一緒に移動するウィルスの感染を止めるには?

2020年11月20日 12時06分58秒 | COVID-19(新型コロナウィルス)

約1週間ほどマスク無しの作業を山の中で過ごし帰宅してテレビのニュースを見たらではCOVID-19感染者数が過去最高になっていたとか。

最大の人口を擁する東京都の感染者数が話題になっていたが、発表された数値には若干の「?」があったようである。


感染者数は都内の場合各保健所からFAXで送られる数値を足し算するらしいが、正式発表時間を早めれば集計に漏れる感染者数も出てくるので、一概には信用できない数値でもある。
 
その東京都の最高責任者は、3月の東京五輪開催が1年間延期されるまでは感染対策にはあまり熱心ではなく、延期決定後に突然「ロックダウン」などという言葉を使い始めたという相変わらずのパフォーマーである。
 
最近ではもうネタ切れなのかこんなフィリップを使い始めた。

こんなアホらしい小池百合子のパフォーマンスに対してはさっそくこんなツイートがあった。

海外では日本の現状をこう伝えていた。

全国の1日の感染者数が過去最高になったことに関しては、政府の「GoToトラベル」が原因だというj批判の声が上がっていたが、大手メディアはどんな反応をしていたのか社説を覗いてみた。
 
■毎日新聞「新規感染者が過去最多 対策強化にかじを切る時
「GoToトラベル」はもともと、感染が収束した段階を想定した観光需要の喚起策だ。利用者で感染した例は多くないが、政府が人の移動を奨励しているとのメッセージが国民に伝わる。日本医師会の中川俊男会長は感染拡大の「きっかけになった」との見方を示している。
 感染者が急増している都道府県は対象から外すかどうか検討することになっているが、機動的な運用が必要だ。政府は「知事から除外の要望がない」と地方任せにせず、連携して対応すべきだ。
   、
 
■讀賣新聞「コロナ最多更新 感染対策を見直すべき局面だ
政府は「Go To トラベル」事業の見直しに慎重だ。経済活動と感染防止の両立は大事だが、これ以上、状況が悪化すると、経済活動の基盤も崩れかねない。
 状況の変化に応じ、柔軟に軸足を移すことを躊ちゅう躇ちょしてはならない。対象地域の変更を含め必要な措置を検討すべきではないか。
 
 
■産経新聞「【主張】急速な感染拡大 強い危機感を政策で示せ 「Go To」の一部停止も
はなはだ不安になるのは、国の観光支援事業「Go To トラベル」に対する意識の乖離(かいり)である。
 日本医師会の中川会長は18日の会見で、今週末を「秋の我慢の3連休としてほしい」と呼びかけ、「Go To トラベル」に関して「(感染拡大の)きっかけになったことは間違いない」と言及した。中川氏は19日にも自民党の感染症対策本部のヒアリングに呼ばれ「国が(移動を)推進することで国民が完全に緩んでいる」と述べた。・・・。
アナウンス効果も含め、感染拡大地域での「Go To」の事業停止も選択肢である。

 
興味深かったのは、政府広報紙と呼ばれた讀賣新聞よりさらに政権擁護姿勢が強い産経新聞が最も強い論調でタイトルに「Go To」の一部停止も」とうたったことは驚きであった。
 
もはやこれ以上、菅義偉政権の無策ぶりを無視できないということかもしれない。
 
そして政府のCOVID-19関連の広報官はついにこんなことを口走っていた。
 
今後の感染者数は『神のみぞ知る…』 西村担当相が発言
 
学者を違法パワハラで服従させようとする内閣らしい発言で科学的な根拠ナシなので。「神のみぞ知る」なのか。
 
しかし必ず上げ足を取り朝日新聞記事にイチャモンつける常連がいるが、政権擁護にはなっていない。

フツーの感覚ならば怒りがでるのは当然である。

感染の局面が変わったのにGOTOは続行ということは、面子とか利権が大きく占めるのだろうが、与党の二階俊博幹事長と政府の菅義偉のツートップが深く関わる政策だから誰も中止を言い出せないということなのだろう。
 
その菅義偉のこんな発言が哀れを誘う。

「静かなマスク会食を」という現実離れの訴えにはこんな動画が拡散していた。
     
国の政策には一貫性が求められるが、もし最初の政策が間違っていたのならば素直に訂正し国民に説明しなければならない。
 
今年の4月、緊急事態宣言が発令された期間にはこんな安倍晋三の発表があった。

その前には、西村経済再生相もこんなことを言っていたことを覚えている人はいるだろうか。

「8割接触減」と今の「GOTO強行」の整合性を問われても今の菅義偉政権には聞く耳を持たないであろう。
 
夏場は国民がまだそれほど動いてなかったし、気候的にもウィルスの活性が弱かったのである程度まで感染者数が減っただけだったが、本格的な冬場が到来し「喚起をしろ」と言われても「寒気」が襲ってくるだろうし、国民にとっての「歓喜」はまだまだ先のようである、とオジサンは思う。 

   

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