新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

法務と警察を押さえ続けて濁を呑み続ける菅義偉政権か

2020年09月19日 12時03分00秒 | 菅義偉

昨日「菅義偉内閣の時限爆弾にスイッチが入ったのか」の中で河野太郎行革相の勇み足的なふるまいをつぶやいたが、その後、ご自慢のツイッターのフォロワー数の大半が「インチキ」だったというおまけがついてしまった。


さらには、菅義偉内閣には胡散臭い輩が多い。
 
菅新内閣の不真面目3閣僚 デジタル担当相はワニ動画で物議
 
   
左から井上万博担当相、平井デジタル担当相、坂本1億総活躍相(C)共同通信社
   
「黙れ、ばばあ!」発言と「ワニ動画」で物議を醸した看板の平井卓也デジタル担当相。  
地元・熊本で大きな被害が出たにもかかわらず7月、九州の豪雨被害を議案に開かれた衆院災害対策特別委で、2時間にわたり英語学習本を熟読していた坂本哲志1億総活躍相。 
16年3月29日付で、東京・銀座のカラオケ個室ダイニングに1万5000円を支出。同日、同じビルに入るイタリア料理店にも5万円を支払った。15年10月30日にも、前出のイタリア料理店に2万5300円を、同日に同じビル内の焼き肉店に7万円支出した。全て「会議・飲食代」として処理していた井上信治万博担当相

  
もっとも、直接国民を食い物にしたわけではないので、この程度の蛮行は自民党の先輩議員も日常茶飯事だったので驚くほどのことではないかもしれない。
 
しかし、1年前にこんな事件があったことを覚えている人は少なくなった。
 
ジャパンライフ被害者『国とぐるになって田舎の正直者をだました』 『桜を見る会』チラシで信用

当時は元会長が桜を見る会に首相枠で招待されていたという事実が発覚しながら、なかなか警察もなぜか動かなかった。
 
それが、安倍晋三が退陣してようやマルチ商法「ジャパンライフ」の元会長以下幹部14人が逮捕された。
 
ジャパンライフ元会長ら詐欺容疑で逮捕へ 被害総額2000億円か
 
安倍時代の「桜を見る会」疑惑が菅政権に直撃 ジャパンライフ摘発で加藤官房長官、麻生副総理の名前も
 
ジャパンライフは全国7000人の顧客から、約2400億円を集めていたとされ、被害はさらに拡大するとみられる。
 前総理主催の「桜を見る会」の招待状を、販売促進に使っていたことが国会で判明。招待状などをコピーしたジャパンライフの資料には
<安倍総理から山口会長に『桜を見る会』のご招待状が届きました>
と記され、国会で大問題になっていた。
「全国で開催するセミナーで、招待状を見せ、顧客を信用させて、
多額のカネを投資させていた」(ジャパンライフ関係者)
 また、昨年11月、共産党の大門実紀史議員は国会質問でこう追及していた。
「お中元リストというのがありまして、安倍総理を始めとして国会議員などに広くお中元をまいているとか、非常に政治的な対応をしていたのがジャパンライフ」
「お中元リスト」には菅義偉総理、麻生副総理兼財務相の名前もあったという。また、大門議員は加藤勝信官房長官について2017年4月にこう国会で追及していた。
「現職の大臣までがジャパンライフの広告塔の役割を果たしている。加藤勝信大臣なんですけれども、1月13日(2017年)にこれジャパンライフが宣伝しているんです、チラシで宣伝しているんです。1月の13日、安倍内閣の重責閣僚の加藤大臣とこのジャパンライフの山口会長が会食して、ジャパンライフの取組を非常に高く評価していただきましたというふうに宣伝チラシで会員向けにやっているんですね」
 ジャパンライフが問題になったのは、今回がはじめてではない。1983年には法人税法違反で告発された。消費者庁からは2014年に行政指導、2016年には行政処分を受け、業務停止に追い込まれた。そのたびに、国会でも自民党大物議員と関係が問題になっていた。
「だが、そのたびに政治家や官僚との緊密な関係を使い、生き延びてきた」(ジャパンライフ関係者)
ジャパンライフがかつて、設立していた政治団体「健康産業連盟」から献金を受け取っていたのは中曾根康弘元首相など大物が並ぶ。安倍前首相の父、安倍晋太郎氏が外相時代に山口容疑者が外遊に同行。その際、安倍前首相自身も秘書官として一緒だったという。
 実はジャパンライフの摘発については、8月から何度も「Xデー」が
ささやかれていた。
「8月末のある日、この日でやるということだったが、伸びた。それから間もなくして、安倍前首相の辞任会見ですよ。つい最近も一度はXデーが決まったが、菅新総理の誕生でしょう。政治的な事情があるんだなと感じた」(捜査関係者)
 菅総理は来年の「桜を見る会」中止を早々と発表していた。

さらに、「中曽根、森喜朗…献金リストに元首相の名 権威を笠に肥大化<ジャパンライフ山口元会長>」という記事もあった。
 
昔から、表と裏を使い分けてまい進していくイメージのある政治家を語る時に「清濁併せ呑む」という言葉ががよく使われていた。
 
そして、「清濁併せ持つ政治家が真の政治家である」とうそぶく政治家も多く存在していた。
 
世界史を紐解くと、「濁を呑みすぎた」多くのトップリーダーが晩節を汚すかのような末路をたどっている。
 
したがって、現役のトップリーダーは己の呑んだ「濁」を表沙汰にしない手段を講じなければならない。
 
その典型が菅義偉内閣ではないのか。
 
菅内閣“ご祝儀報道”の裏で着々…真の肝入りは法務と警察
 
安倍政権居抜きの菅内閣で数少ない「独自カラー」として、「デジタル庁」創設を任された平井卓也デジタル担当相(62)や「縦割り110番」設置を指示された河野太郎行革担当相(57)が脚光を浴びている。しかし、その裏で、菅首相肝いりの隠れた重要ポストがある。法務と警察だ。
 菅内閣の法相には上川陽子衆院議員(67)、警察庁を管理する国家公安委員長には小此木八郎衆院議員(55)がいずれも再入閣で就任した。
 上川氏は、第2次安倍政権下の2014年10月~15年10月と17年8月~18年10月に次ぐ、3度目の法相。小此木氏は17年8月~18年10月に次ぐ2度目の国家公安委員長だ。経験者2人をあえて起用した意味について、菅首相周辺の関係者はこう話す。
■「法務と警察を押さえなければダメなんだ」
「上川氏と小此木氏は17~18年にかけての同じタイミングで法相と国家公安委員長でした。17年は解散総選挙があり、閣僚は選挙後もそのまま再任だったのですが、ちょうどその頃、官房長官だった菅氏が『法務と警察を押さえなければダメなんだ』と言っていたのが印象に残っています。あの時の2人が、その重要ポストを再び担当する。菅氏の強い思いがあってのことでしょう」
 17年当時、菅首相はインバウンド拡大に注力していた。訪日外国人のビザ発給要件緩和に難色を示していた法務や警察を大臣を通じて締め上げたようだ。
上川氏の法相復帰は検察には嫌な人事
 無派閥の小此木氏は、菅首相が秘書をしていた小此木彦三郎元通産相の三男で、菅首相とは近しい仲。上川氏は岸田派だが、永田町では「事実上、菅派」と言われてもいる。
上川氏は2度目の法相時、省内から上がってきた事務次官人事を拒否したことがある。当時の林真琴刑事局長の次官昇格を拒み、賭け麻雀で辞職したあの黒川弘務氏が、異例の次官続投となった。菅氏の意向があったのではないか。上川氏に出世を阻まれた林氏でしたが、今年、黒川氏の失脚で検察トップの検事総長に就いた。今回の上川氏の法相復帰は、検察にとって嫌な人事でしょう」(霞が関関係者)
 菅首相は官邸官僚でも、杉田和博官房副長官と北村滋国家安全保障局長という警察庁出身者を再任した。息のかかった大臣と“官邸ポリス”で二重に固めれば、菅首相は法務も警察も完全に支配下に置ける。検察や警察の持つさまざまな情報を握ることもできる。安倍時代以上に、政権にとって不都合なことは隠蔽されかねない。
 デジタル化だ、縦割り打破だ、と“ご祝儀報道”に気を取られているうちに、恐ろしい事態が進行中だ。
    
これは決して杞憂ではない。
 
すでに安倍晋三の「負のレガシー」である「忖度官僚」と「マスメディア支配」を菅義偉は完全に引き継いでいる。
 
いや、むしろ菅義偉が官房長官時代に自ら行った悪政である。
 
「安倍晋三よりは真面目そう」、「モリ・カケ・サクラみたいな私物化はやりそうもない」と思っている善良な国民が高い内閣支持率を生み出したのだろうが、直ぐにしっぺ返しを食らう時が来るかもしれない、とオジサンは思う。    
   
 

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