新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

「良いお年を」はまだ早い、ダメなものはダメと地道に抗え

2019年12月11日 11時41分42秒 | 桜を見る会

さっさと国会を閉じて、一方的に「記者会見」を行った安倍晋三には多くの批判が出ていたことは昨日つぶやいた
 
正確に表現すれば「記念すべき第200回目の臨時国会が、安倍首相の朗読で幕を閉じた」ということであろう。
 
「臭い物に蓋」をしても完全密封の金属容器ならば腐臭は漏れないが、今回の「桜ゲート」は、入れ切れない程の「疑惑」が木製の樽に詰め込められているようなもので、時間の経過とともにその腐臭は漏れ始めるものである。
 
自分たちに都合の良いルールを作り「ルールに則り適切に廃棄処分しました」という説明は永田町では通じるかもしれないが、一般常識のある人々には理解されないのは言うまでもない。
 
先日、神奈川県庁で大規模な重要書類の漏えい問題が発覚したが、それは使用済みのハードディスクの廃棄処分を下請け業者に任せっぱなしだったことで批判が集中したが、これを見てある新聞の読者はこう言っていた。
 
人に見せられない重要な情報は、安倍政権に廃棄処分を依頼すれば安心だ!
 
国の法律制定は国民から負託された国会議員が集まった立法府にその権限がある。
 
したがって行政府は勝手に法律は作ることができない。
 
しかし、失言とは思えないことを平然と口走る輩がいる。
 

 
これは3年も前の話なのだが、本人は今でも本気で思っているかも知れない。
 
それは「閣議決定」という仕組みで重要な事項を決定したり、修正したりしてもかまわないと思い込んでいることからもうかがわれる。
 
先月末頃、「安倍政権の言い訳やウソの辻褄を合わせるため壊れてしまった日本の官僚」とのつぶやきの中で、野党の追及ヒアリングでの「警察官僚」の反社会勢力は「平成19年に犯罪対策閣僚会議にて定義が確定された」という事実を紹介した。
 
それにもかかわらず、新たな質問主意書に対して、先日には「『反社会的勢力、定義するのは困難』答弁書閣議決定 『桜を見る会』巡る質問主意書に」という記事が掲載され、直ちにこんなコメントを付けてオジサンはツイートした。


この閣議決定した答弁書には、さすがに無理筋であり多くの批判ツイートが飛んでいた。


恐ろしいことに、こんな事実も発覚した。


これでは公文書も社会情勢に応じて適宜「改竄」すると言っているようなものである。
 
今回の政府の閣議決定により安倍政権は完全に蟻地獄に陥ったようである。
 
これからは、「公的機関との契約で必ず提出させられる『私は反社会的勢力ではなく、反社会的勢力とも取引した事がない』旨の宣誓書は今後要らなくなるんだな。」という声が上がってきそうである。  
 
さて、ドイツ在住のこの人は現状を冷静にこんな風に見つめていた。

<逃げる自民党、次期国会まで国民の関心は持続するのか>
 2019.12.10 毛ば部とる子  
・・・前略・・・ 
2019年は、5月から10月まで国会がほとんどまともに開かれないという異常事態が、大した世間の批判も浴びず続いてしまった。
ところが、補正予算がある今回は、「半年も開かない」などというわけにはいかない。
年末・正月を挟むとはいえ、たった1か月半ですべて忘れてもらうというのは、ちょっと無理がある。

そういう弱みを振り切って、さらなる支持を取り付けるつもりなのか知らないが、今月に入ってから、政府は数々の大盤振る舞いを発表している。
・26兆円規模の経済対策
・1兆円規模の東北復興支援事業
・全国50か所に高級リゾートホテル建設
などだ。
これは、支持を取り付けるための「撒き餌」ではないだろうか。
疑い深い人の中には、「ホテル建設は、オークラへの口封じじゃないか」などと言う人もいる。
また、新年早々の解散を睨んでの「撒き餌」の可能性もある。
しかし、この「撒き餌」作戦は、恩恵のない一般市民には、却って不快感を与えたのではないかと見ている。
いずれにせよ、こんなもの、断末魔の利権以外のなにものでもない。
景気のいいバラマキの発表をする一方で、菅官房長官は、会見でもしどろもどろになることが増えた。
あの鉄壁のスガ氏が・・などと言われたりもしているが、スガ氏の会見はこれまでも鉄壁でもなんでもなかった。
だって、厳しい質問が一切来ないのだから。
「問題ない」「当たらない」と言っておけば、それ以上は問われない。
誰でも出来る簡単なお仕事だったのだ。
どころが、最近それが揺らいできたのは、マトモな質問が上がるからだ。
こう言っては申し訳ないが、決して厳しい質問ではない。
日本以外の先進国なら、当然あってしかるべきレベルの難易度だ。
スガ氏は、毎日の会見の中で、その答弁を充実させてきたのではなく、質問するマスコミたちを都合よくコントロールしてきたのに過ぎない。
彼らの間で、どんな駆け引きがあって記者たちが質問に手心を加えていたのかは、部外者には知る由もないが、近ごろ会見内容が揺らいできたのは、スガ氏と記者たちの間にある、なんらかの力関係に変化が出たのではないかと思われる。
「桜を見る会」問題の急先鋒となった、共産党の田村智子議員が言う。
「『桜を見る会』名簿はありますよ。」
うん、私もそう思う。
毎年慣例になっている官僚の実務として、それは捨てられるはずがないのだ。
公正な行政を行っている証拠でもある「文書」が、政府内でメチャクチャに扱われていることは、国家の程度が下がることにも等しい。
名簿を「出せ」と、地道に抗議することが、国家のレベルの低下を食い止めるために、私たちが当面出来る唯一の手段なのだ。。
最後に、国民を舐め切ったような自民党幹事長の放映内容が印象操作だと騒いでいる輩たちと擁護派を紹介。


「国家のレベルの低下を食い止めるために、私たちが当面出来る唯一の手段」は、ダメなものはダメと地道に抗うことではないだろうか、とオジサンは思う。
 
 
 

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