新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

日本は民度が高いのか、アホ太郎君!

2020年06月05日 12時04分13秒 | 政治

第二次世界大戦で敗戦国になった日本は同じ敗戦国になったドイツとしばしば比較されることがある。
 
特徴的なのは1985年5月8日ドイツ連邦議会にて ヴァイツゼッカー大統領の演説の中の「過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります」という内容が短縮されて「過去に目を閉ざすものは将来に向かって盲目である」という言葉となって広くしられている。
 
そして2019年12月6日、アウシュヴィッツを訪問して行ったメルケル首相の感動的な演説も有名である。
 
さらに今年の月18日、新型コロナウイルス感染症対策に関し行たテレビ演説は原稿も見ず、もちろんプロンプターなどにも頼らず国民に分かりやすい口調で語りかけたことも話題となった。  
 
どこかの首相とは雲泥の差である。
 
そのメルケル首相は、やはり日本のトップリーダーができないことをやろうとしている。
 
ドイツ、消費税を減税 来月から半年間は19%→16%


残念ながら日本の安倍晋三はコロナ対策という名目で怪しげな「予備費」として10兆円を予算に計上し野党から厳しい追及を受けている。

      【news23】予備費10兆円 国会のチェックなし?
 
昨日から朝の情報番組で米国の黒人を殺した白人警官に対する抗議デモとそれに乗じた高級店舗らからの略奪行為が報じられている。
 
根底には黒人に対する積年の差別による怒りと、さらにコロナ禍で満足に医療機関に行けない低所得層の不満と不安がある。
 
国内で、あたかも白人と黒人が衝突しているときに国のリーダーは何をすべきか、と問われれば当然ながら国民の融和に向けて、「人種差別は許さない」と表明するべきなのだが、米国大統領選挙を目前にしたトランプ大統領は、あろうことか「火に油を注ぐ」かのようなツイートを飛ばしている。
 
その結果、こんなことになっている。


自国の大統領を様々な立場の人がキチンと批判できるということは、やはり日本とは比べ物にならないほどの「民度」が高いのだろう。
 
ところが「トランプの靴までなめれば安心」とでも思っている安倍晋三の隣にはこんな輩がいる。
 
昨日、「新型コロナ禍により日本の政治レベルの低さが顕在化された」とつぶやいたが、それを体現する閣僚がいた。
 
コロナ死者少ないのは『民度が違うから』 麻生太郎氏
 

     「国民の民度のレベルが違うから」麻生氏発言
 
もちろん「補足しとくけど、この後に「先進国のなかで最も死亡率、死亡者数が少ないことは、国民のご協力があったというのが一番でそれに尽きる。海外から見ればかなり緩いお願いレベルの話であってもこれだけの効果があがったのは、我々としては非常に誇りに思わないといけない大事なところだと思っている」と答弁してる。」という指摘もあった。


暴言が自分の支持基盤にウケるからという理由で免責してはいけないはずである。
 
「麻生節」などとヨイショ報道するメディアは、なぜ発言したという事実だけを垂れ流すのか?
 
しかし、確かに欧米に比べてCOVID-19による死者数は欧米と比べれば格段に低いのだが、アジアというスケールで見ると、100万人当りのコロナ死者数は日本7人、香港0.5人、台湾0.3人となって、日本がダントツである。
 
    
 
ということは、、日本は他のアジア諸国に比べて、「民度が低い」ということなのだろうかね、アホ太郎君!   
 
政治家、それも副総理で財務大臣という立場での発言でありその内容にもっとコミットした報道をすべきはずなのに少なくともネット検索しても批判していたメディア記事は見当たらなかった。
 
それにしても「踏襲」を「フシュウ」と読み、「未曾有」を「ミゾユウ」と読んで悪びれた様子も見せない副総理を批判しなければ、「云々(デンデン)」や「背後(セ)」と読んではばからない安倍晋三がますます増長してしまうのではないだろうか、とオジサンは思う。
 
【追伸】
5月29日までに17医師会から「価格が高い」、「納品時期が遅い」、「濃度が薄いのにキャンセルできない」、「キャンセルした施設の買い取り費用を医師会が負担した」などの問題が報告されたという、「安倍政権が全国の医師会にあっせんしたアルコール消毒液がまた不良品!『濃度が低い』『高すぎる』。半分以上の25医師会が異議。コロナで政府が市民を危険に晒すな、儲けるな!」という報告があった。  

  

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