新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

恐ろしいけど美しい。自然が作り出した全国「地獄スポット

2023年05月20日 10時26分05秒 | 旅行

昨日の午後からは約半世紀ぶりの体験をした。
 
特別変わったところに行ったとか恐ろしいことをしたわけではない。
 
2023年4月1日から高齢者講習を受講しないと運転免許証の更新はできなくなったので、市バスに乗って隣の区にある自動車学校に行った。
 
動画を見ながらの座学と3種類の視力検査(静止・動体・視野)と実車指導であった。
 
狭い教習所で不慣れな自動車に乗って若干緊張したのだが、今まで助手席には妻や子供たちしか乗せたことがなかったのが、大学4年の時初めて自動車教習所に通ったころのように、助手席には緊急時には急ブレーキを踏むことができる指導教官が座り、まさに50年前の思い出が蘇った。
 
高齢者講習の実車指導は「あくまでも指導」なので合否がある試験とは異なるらしく基本的には合格率は90%近いらしいが、当日は2度目の高齢者(70歳~74歳)もいた、
 
昔はクラッチ付きのマニュアル車で運転練習をしたのだが、半世紀も経てばずいぶん変わってしまうものである。
 
世の中も半世紀も経てば、かつての風光明媚の自然も大きく変わってしまう。
 
日本には「地獄」と名がついたり、それを思わせる佇まいの観光地が多くあるという。
 
そこで、退屈な欺瞞に満ちた「核保有国」が主要メンバーの首脳が集まってG7のニュースよりも日本全国にある「地獄スポット」をご紹介したいと思う。
 
決して戦争や原子爆弾によって破壊された景色ではないことだけは確かである。
 
【トドワラ/北海道別海町】

「トドワラ」は、野付半島にある立ち枯れたトドマツ林の跡である。白骨のように白く硬い感じの木が立つ様子は、海べりで近くに水があるせいで、三途の川のほとりのような荒涼とした雰囲気をかもし出している。
現在も浸食が進んでおり、いずれは見られなくなるかもしれないという儚さも、それに拍車をかけている。
その一方で、野付半島はクロユリやセンダイハギで知られる花の宝庫でもあり、オオハクチョウなどの渡り鳥がやってくるラムサール条約登録の湿地でもある。


 
【地獄谷遊歩道/宮城県大崎市】

鬼首温泉郷のなかの吹上温泉にある「地獄谷遊歩道」は長さ約1kmほどの遊歩道で、吹上沢に沿って温泉が10数カ所で自噴しており、遊歩道のわきでも温泉が噴出している。


 

紫地獄と呼ばれる間欠泉や、その近くには卵湯という湯溜まりもあり、そこに生卵を10分ほど入れると、できたての温泉卵が食べられるので、生卵持参で訪れる方が多いらしい。


 
【鬼押出し園/群馬県嬬恋村】

「鬼押出し園」は、1783(天明3)年に起こった浅間山の大噴火で流れ出て固まった溶岩をベースとした公園である。
約200年の歳月を経てなお、尖ったように見える溶岩が広がる風景はまるで地獄のよう。溶岩の合間にイワカガミなどの高山植物やヒカリゴケが生えているので、ますます溶岩の不気味さが引き立てられている。


 

園の中央には、大噴火の犠牲者を供養するため建てられた浅間山観音堂があり、東京・上野の寛永寺に伝わっていた聖観世音菩薩が厄除観音として祀られている。


 
【鬼の舌震/島根県奥出雲町】

島根県奥出雲町にある「鬼の舌震(したぶるい)」は、斐伊川の支流大馬木川がつくったV字峡谷で、長さは約2km。峡谷に奇岩が多いことで有名で、国の名勝・天然記念物に指定されてい。る
たとえば「水瓶(はんど)岩」。どう見ても誰かが岩を水瓶の形にしたように見えるのだが「鬼の試刀岩」も、ほんとうに刃物で切ったように岩が真っ二つになっているのが特徴。
また、ふたつの岩の間から川の水が流れ落ちる「鬼の落涙岩」も、まるで鬼が泣いているかのような形をしている。


 

2013年には高さ約45m、長さ約160mの「舌震“恋”の吊橋」が完成。奇岩を鑑賞したあとは、吊橋でスリルを味わうこともできるという。


 
【別府地獄めぐり/大分県別府市】

数年前に「別府・湯布院旅行」で訪れた別府地獄めぐり」は、別府温泉にある変わった源泉の周遊である。7つの源泉に「地獄」の名がつけられており、そのうちの海地獄、血の池地獄、龍巻地獄、白池地獄は国指定の名勝となっている。


 

たとえば血の池地獄は、酸化マグネシウムなどを含んだ赤い泥が地下で熱せられて噴き出したもの。奈良時代の文書「豊後国風土記」にも出てくる日本最古の天然地獄である。
また龍巻地獄は間欠泉で、温度105度の湯を約30mの高さまで噴き出し、県の天然記念物にも指定されており、ちなみに7つの地獄のうち、海地獄、血の池地獄、鬼石坊主地獄、かまど地獄には足湯がある。できればもう一度行ってみたい「地獄」である。


 
【雲仙地獄/長崎県雲仙市】

雲仙温泉にある「雲仙地獄」は地底から蒸気が吹き出し、熱気があたりに立ちこめるスポットで、硫黄の臭いがするさまはたしかに地獄のよう。
2016年にリニューアルされ、遊歩道が整備されて約60分で地獄めぐりができるようになったという。


 

足をのせると地熱や噴気を体感できる「雲仙地獄足蒸し」、雲仙地獄で蒸した卵を売っている「雲仙地獄工房」などのスポットがあり、観光客の人気を集めている。

 
 

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