昨日、「安倍政権の末期症状が噴出してきた」の冒頭でこうつぶやいた。
「報道各社の首相番記者と懇談」したらしいのだが、安倍晋三はいつもの割烹料亭や高級寿司店ではなく、高級居酒屋に若い身内の記者連中を集めたらしい。
首相番記者なので、どこの新聞社かはお互いに明らかにしていない。」
どうやら、誰かが各社に問い合わせでもしたのだろうか、またもやそんな懇談には出席しなかったという証言があった。
またしても #安倍晋三首相 が懇談実施。今度は若手の多い #総理番記者 が対象だったそうです。毎日新聞は欠席しました。 https://t.co/Qk2lF5zR1f
— 齊藤信宏 (@nobusaitoh) December 17, 2019
他が出ているのに自社だけが出ないというのは勇気がいること。社の方針として出ないことを決めた毎日新聞をリスペクトします。本来なら、各社足並み揃えて欠席し「懇談ではなく公式に記者会見を開け」と要求するのがベストなんだけど、そういう発想は出てこないのかな…。 https://t.co/AOTpAiRS4f
— 布施祐仁 (@yujinfuse) December 17, 2019
当たり前のことを
— Yasutoji (@yasutoji3) December 18, 2019
あたりまえにする
毎日新聞。
他社の記者たちは
何にも感じないのですか? https://t.co/3atQOY2jni
安倍晋三との懇談に出席するか、欠席するかということは、決して二者択一という問題ではないと思うのだが、毎日新聞は他社と異なり社として「欠席する」と決めたらしく、その後連日素晴らしくジャーナリズムを発揮した記事が連発しているようにオジサンは感じている。
外国メディアでは当たり前のことなのだが、日本では残念ながら官邸の恫喝に怯んで何か大切なものを捨ててしまったような御用新聞社が多くなった現在、毎日新聞が際立ってしまったようである。
ところで、昨日は午後から外出し、夜は会議の後の忘年会に出席したので帰宅は23時近くになってしまい、こんな、ある意味では当たり前の判決がでていたことを見逃していた。
市井のブロガー等の記事も多く見受けられたが、しっかりと核心を捉えていたブログも多かった。
「祝!伊藤詩織さんが「アベ友」山口敬之氏からの性交強制を主張・立証して全面勝訴!」(宮武嶺弁護士)
「伊藤詩織さん民事訴訟で山口敬之氏に勝訴の判決」(経済学者の植草一秀)
取りあえず、判決後の様子とネット住民の声を拾ってみた。
【「性行為に合意なし」 伊藤詩織さん勝訴 元TBS記者に330万円賠償命令 東京地裁】
伊藤さんの勝訴にホッとしていますが、合意のないまま性行為をしたことが認定されても民事だから刑事責任が問われないのってどうなのよとも思います。要は不起訴処分がおかしいってことですけど。→伊藤詩織さんが勝訴 「合意のないまま性行為」認める:朝日新聞デジタル https://t.co/sOmYSDqY31
— 想田和弘 (@KazuhiroSoda) December 18, 2019
当然の勝訴。当たり前の正義。この事件を刑事で立件しなかった検察・警察の責任を問わなければならない。 https://t.co/OfPk2NWnlc
— 前川喜平(右傾化を深く憂慮する一市民) (@brahmslover) December 18, 2019
山口敬之の準強姦被疑事件を、東京第六検察審査会はいかなる根拠に基づいて不起訴相当と判断したのか?このときの検察審査員は名乗り出て説明すべきだ。
— 前川喜平(右傾化を深く憂慮する一市民) (@brahmslover) December 18, 2019
山口敬之の逮捕を直前に中止させた当時の警視庁刑事部長中村格は、現在警察庁長官官房長。アベ政権が続けばいずれは警察庁長官になるだろう。
— 前川喜平(右傾化を深く憂慮する一市民) (@brahmslover) December 18, 2019
なんでこれが刑事事件にならなかったのか、逮捕が直前で見送られたのか、改めて検証が必要。 https://t.co/YZG1cCVtlQ
— 木野龍逸 (Ryuichi KINO) (@kinoryuichi) December 18, 2019
軽くおさらいしときましょう。 pic.twitter.com/9zgt267JBG
— gekkoukagemushi (@gekkoukagemushi) December 18, 2019
今日の詩織さん勝訴判決を受けて、このような海外メディアの論調に改めて注目する必要があると思う。⇒【英BBCが「日本の恥」と特集! 山口敬之事件の被害者・詩織さんを攻撃する安倍応援団のグロテスクな姿が世界に】 https://t.co/VtlAsRv8mv @litera_webさんから
— 郷原信郎 (@nobuogohara) December 18, 2019
そもそも、時の権力者を後ろ盾にして、仕事上の上司になる男が仕事を世話してやった見返りの行為だとしたらジャーナリストの風上にも置けない下衆野郎である。
「伊藤詩織さん『有意義なこと』 山口敬之さん『 納得できない』。判決後の記者会見で、それぞれが語ったこと(詳報)」
文芸評論家の小川榮太郎が同席し、月刊Hanadaの花田紀凱編集長が司会した記者会見では、こんなことを言っていた。
「(私は)犯罪行為をしていない。そこをクリアにしない限り、私の当時の行動が正しかったかどうかという立ち入った発言をしても誤解を生むと思います。ただあえて言えば、適切ではなかったと思っています。道義的な部分をここで掘り下げられてもお答えしません。わたしの、犯罪ではない行動を、あなたに詳細に謝罪するつもりもないし、ここで弁明する気もありません。違法でないことについて、ここで今議論することが適切でない。私は自分を守るために、犯罪者であるというなら別ですが、そうでないなら、お答えしません」
この日の判決を見て、一時は山口敬之を支援していたゴロツキ連中が、たちどころに掌を返していたことには驚きである。
「山口敬之の性暴力認定で擁護していた上念司や足立康史議員が速攻逃亡、なお伊藤詩織さんへの謝罪はなし」
山口敬之は即時控訴したというので、今後は高裁での争いとなる。
そうなれば、地裁では採用されなかったある供述調書が俄然、重きを帯びてくるかもしれない。
「伊藤詩織さん『勝訴』 連れ込む山口記者の姿を目撃…控訴審でカギを握る『ドアマンの供述調書』」
〈その時に手前に座っていた男性と目が合い、怖い印象を受けました。そして、奥に座った女性に腕を引っ張るようにして降りるように促していた〉
〈女性の方は(中略)「そうじするの、そうじするの、私が汚しちゃったんだから、綺麗にするの」という様なことを言っていました。当初、何となく幼児の片言みたいに聞こえ、「何があったのかな」と思っていたら、車内の運転席の後ろの床に吐しゃ物がありました〉
〈裁判所から何の連絡もないまま、もうすぐ結審するというニュースを知り、このままでは私の見たことや私の調書の存在は表に出ることなく葬り去られてしまうと考え、9月末に伊藤詩織さんを支える会に連絡をし、ようやく伊藤さんの代理人に連絡が取れた〉
〈女性の方は(中略)「そうじするの、そうじするの、私が汚しちゃったんだから、綺麗にするの」という様なことを言っていました。当初、何となく幼児の片言みたいに聞こえ、「何があったのかな」と思っていたら、車内の運転席の後ろの床に吐しゃ物がありました〉
〈女性は左側のドアから降ろされる時、降りるのを拒むような素振りをしました。「綺麗にしなきゃ、綺麗にしなきゃ」とまだ言っていたので、座席にとどまって車内を掃除しようとしていたのか、あるいはそれを口実に逃げようとしているのか、と思いました。それを、男性が腕をつかんで「いいから」と言いました〉
〈足元がフラフラで、自分では歩けず、しっかりした意識の無い、へべれけの、完全に酩酊されている状態でした。「綺麗にしなきゃ、綺麗にしなきゃ」という様な言葉を言っていましたが、そのままホテル入口へ引っ張られ、「うわーん」と泣き声のような声を上げたのを覚えています〉
〈客観的に見て、これは女性が不本意に連れ込まれていると確信しました〉
以上のような証言が高裁で採用されれば決定的になり控訴は却下される可能性が高いが、何しろ相手は官邸と警察官僚が後ろに控えており、「『詩織さん全面勝訴』で証明された警察・検察のおかしさ! やはり御用記者・山口敬之と安倍政権の関係が逮捕、立件を潰していた」と国家権力を駆使している連中なので、先の供述したドアマンとしてエントランスに立っていた人物の身の安全を確保しなければならないのでは、とオジサンは思う。