新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

やはり予算委員会が開かれなきゃ政治は国民に届かない

2019年10月12日 12時02分08秒 | 政治

昨日から今朝にかけて、テレビメディアは台風19号の「本土上陸」どころか、首都圏直撃という最大級の台風情報で埋め尽くされている。

確かに台風15号による最大の被害地はまだ至る所にブルーシートの家が存在し、停電箇所も全戸回復していない状態にもかかわらず、さらに超大型台風が来れば、養生テープを張ったり雨戸補強程度では防ぎ切れない。

それでも気象庁は早めに対策をと細かな注意点を挙げて住民に危機感を煽っているが、総花的な対策では、ただ戸惑うだけで、断水の恐れがない地域で大量のペットボトルが売り切れという事態が起きている。

特に東京を中心とした首都圏は大型台風の直撃は過去にも少なかっただけに、例えば東京なら23区ごといった地域別の情報とか、ば河川氾濫の恐れがあるのかないのかといった具体的な情報を流すべきであろう。

なにしろ浸水被害の恐れのないところで土嚢を大量に用意したところで強風対策にはならないわけである。

関東は今夜から明日の早朝までが山場なのだが、その後も台風は北上する。

当然ながら首都圏ニュースには話題にならないが福島の第一原発の汚染水処理問題はどうなるのか。

台風19号で福島原発は…? 直撃なら汚染水ダダ漏れの危機」によれば、「とりわけ懸念されているのが、台風19号の予想進路上にある福島原発」だという。

福島原発は過去、台風による大雨で原発周辺の地下水位が上昇。原子炉冷却などに使われた汚染水を処理した水をためるタンク周囲の漏水防止用のせきから水があふれ出したり、やむを得ずに放射性物質の濃度が法定基準を下回る水に限って海洋放出したりしていた。

今回は超巨大ゆえ、直撃すればどんなことが起こるか分からない。原田義昭・前環境相が「海洋放出のほかに選択肢はない」と発言して問題となった汚染処理水がダダ漏れする可能性もゼロではないだろう。 

「汚染水をためるタンクは台風の強い風でも転倒の恐れがないことを確認しています。敷地内のケーブルやホースなどは飛散防止策を取り、コンテナなどについても(しっかりと)固定されているかどうかを再確認しています。クレーンは(風の影響を避けるために)たたみ、雨水が建屋に流入しないようパトロールなどを行う予定です」という東電広報担当者の言葉を真実しかない。

ところで、最近スルーしていた記事を改めてチェックしてみた。

[『即位の礼』 一連の儀式参列せず 小池氏 憲法原則と両立しない」・・・確かにいまさらなんてという気持ちだが、至極真っ当な話である。

ところが、スポーツ紙ながらも的確な批判的なコラムが、少々、疑問を呈していた。 

<言葉足りなかった、共産・小池/政界地獄耳>
 2019年10月11日  日刊スポーツ
★9日、共産党書記局長・小池晃は会見で、今月22日に行われる「即位礼正殿の儀」や11月に行われる皇位継承の「大嘗祭」を欠席するとした。「現行憲法の国民主権、政教分離の原則とは両立しない」と従来の指摘を踏襲した。この政教分離の部分があいまいなのは小池の指摘通りで、皇室行事を否定してはいけないという心理からか、野党内からの同調した声は出ない。逆にこんなことを言っている限り政権には関与できないなどの単純な論評の方が幅を利かせている。勉強不足と皇室問題をタブー視した結果だ。
★ただ小池の説明も言葉足らずだ。即位礼正殿の儀は、天皇が高御座から首相ら三権の長を見下ろす形で即位を宣言する形式が国民主権に反するとみられ、大嘗祭も宗教色の強い儀式だ。ではその際の予算措置はどうするべきか、どう分離すべきかとの議論を国会や国民に広く呼び掛けただろうか。
・・・中略・
★これ以上の発言は日本国憲法第4条の「天皇はこの憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない」に準ずると解釈するならばまさに政治が引き取るべき議論ではなかったか。政府は今回の行事を平成の時に準ずるとして議論が起きないようにしたものの秋篠宮さまの声を受け止めることができたのも他党にはできない共産党の役割ではなかったか。欠席だけを決めるのでは言葉が足りない。(K)※敬称略


いつもとは少々違うような論調と受け止めた人も、そうではない人もいた。

□「当然ですね
言葉が足らない、というのは筋違い・・・はっきりと異を唱える必要があったのを最大限配慮した結果でしょう
こんな宗教儀式は、政教分離の観点から日本国憲法の理念に反します・・・むしろ、そのことをきちんと指摘するべきでした
制度上の問題提起をするべきでしょう・・・それをやらなかったことこそが残念です」 

■「別に言葉足らずではない。
大体出席したら出席したで、共産党は権力欲しさに宗旨変えした、と嘲るに決まっている。
そもそも国民はこんな儀式はどうでもいいと思っている。」

■「『欠席だけを決めるのでは言葉が足りない。』
という最後の文章ですが、政界地獄耳氏が書いている内容を見ると、『どう分離すべきかとの議論を国会や国民に広く呼び掛けただろうか』とあります。
 これはもし日本共産党が『広く呼び掛けた』のが事実としてあっても、それが報道されない限り、『国民』は知りようがないわけです。 また実際にも呼び掛けていないのかも知れません。
 最近は日本共産党の主張を代弁できるかたもあまり目にしなくなったように感じていますが、どなたか政界地獄耳氏に反論できるかたはいらっしゃいませんか?おオテマスメディア
 それは別にして、政界地獄耳氏は自身で『どう分離すべきかを国会や国民は議論すべきである』と書くべきで、第三者的に日本共産党に責任を押しつけるのは感心しません。」

残念ながらオジサンは共産党員ではないが、かつての共産党の機関紙「赤旗」はブログではたまに引用しているが、それは大手マスメディアが書けないとか、書かなかった事実を記事として報道した場合であった。

最近の「赤旗」の部数低下は内容が余りにも一般的になったことも原因の1つではないだろうか。
    
さて、台風情報によりせっかくの衆議院予算委員会のニュースがテレビに登場していない。

国会中継を見ることができなかった人のために、ハイライトシーンをお届けする。



    【小川淳也 立国社 予算委員会 衆議院 2019 10 11】

やはり何と言っても安倍政権の嫌なところを鋭く追及できるのは、浪速のこの人しかいない。

帰って来た『辻元節』、首相・小泉氏と論戦 衆院予算委

12年前に、「辻元清美秘書給与流用事件」という脛に傷をもつ辻元清美だが、この程度のことであげつらう輩が多いが、自民党内にはもっと巨悪がいることを忘れてはならない。

その「辻元節」とはいかに・・・・・。



    【辻元清美 議員 予算委員会 質疑(2019/10/11)】

こんなシーンがテレビのニュース番組で日常的に放映されていれば、内閣支持率が「50%超」なんて数字は決してありえないだろう、とオジサンは思う。

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