新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

自民党が滅びなければ日本が滅ぶ

2024年06月20日 11時45分35秒 | 岸田統一教会内閣

暫くの間、新聞もない、ネット接続もできない環境から娑婆に戻ってきたら、すでに下界では都知事選候補者たちの舌戦が繰り広げられていたらしい。
 
とりあえず、2人の超辛口ライターの記事を紹介しておく。
 
自民党連戦連敗で見えてきた都知事選後の日本【適菜収】
 

 

小池百合子は初当選の際、「永田町には猛獣や珍獣、それに狸もいらっしゃる……」とカメラの前で言ったが、現在都庁には人を「化かす」古狸が居座っている。都知事選には珍獣の類が集結。周辺のいかがわしい連中もそわそわしだした。『おい、小池!  女ファシストの正体』『日本人は豚になる 三島由紀夫の予言』(KKベストセラーズ)の著者適菜収氏の「だから何度も言ったのに」第65回。
■小池百合子の人間性
 1992年、小池百合子は初当選。初登院の際には、サファリジャケットに豹柄のミニスカート姿で現れ、記者たちに言った。
「永田町には猛獣や珍獣、それに狸もいらっしゃると聞いたので、こんな恰好で来ました」
 すべては計算ずく。小池の視線は常にメディアのカメラに向けられている。国民ではない。
    *
 近いうちに小池は某所にある安い焼鳥屋にカメラマンを連れて現れるかもしれませんね。選挙が近づくと、急いで庶民派ぶるのが、いつもの小池のやり方。
    *
 2016年の都知事選初当選時に掲げた公約「七つのゼロ」は、達成ゼロ、実現ゼロ、責任感もゼロ、永遠のゼロ。それについての言い訳も嘘と論点ずらしによる誤魔化しばかり。すでに尻尾が飛び出ている古狸に何度も化かされるのはやめよう。
    *
 関東大震災の朝鮮人虐殺追悼文を出すのを止めた小池。いろいろ誤魔化していたが、都にヘイトスピーチ発言を認定された団体「そよ風」(毎年追悼式の隣で虐殺否定集会を開催)の講師をしていたことが発覚。小池にとって「ファクト」はなんの関係もない。「情報公開は東京大改革の一丁目一番地」と繰り返し、情報は徹底して隠蔽。IR関連文書などをほぼ「黒塗り」状態で情報開示したことを批判された東京都は、今度は「白塗り」にして出した。
    *
 原発推進派だった小池が2017年に「脱原発」を打ち出したのも、小池にとって言葉は人を「化かす」道具にすぎないからだ。「軍事上、外交上の判断において、核武装の選択肢は十分ありうる」といった過去の発言を公式サイトから削除したのも、矛盾は後から修正すればいいと考えているからだ。市場移転問題においても、小池は一貫して「事実」を無視した。専門家の検証に難癖をつけ、社会不安を煽り、「総合的な判断で決める」などと言いながら、問題を先送りにした。
    *
 住民の納得が得られないまま、小池は神宮外苑の一部の公園指定を解除し、高層ビルが建てられるように変更。事業者の再開発を認可した。文字通りの「人でなし」。それをよく示すあまりにも有名なエピソードがある。拉致被害者家族連絡会元事務局長の蓮池透氏のツイートである。
《2002年9月17日、涙の記者会見をしている横田さんご夫妻の真後ろに立っていたのは小池百合子氏。
 終了後、一度出て行った小池氏、戻って来て一言。「あったあ!バッグ」「私のバッグ、拉致されたかと思った」
 あれ以来彼女のことは信用していない》
    *
 自民党は都知事選で小池を支援するとのこと。自民党は市長選や区長選で連戦連敗中。この先、統一教会の関係者でもある都連会長の萩生田光一が小池の足を引っ張る可能性は高い。実際、小池サイドから「裏金事件のイメージを引きずる自民との連携はマイナスでしかない。知事は突っぱねるべきだ」(都民ファーストの会関係者)との声も上がっているという(「日刊ゲンダイDIGITAL」6月5日)。
■日本3大かまってちゃん
  都知事選で小池が負けたら、大きな動きが出てくるかもしれない。こうした中、「蓮舫パニックおじさん」というハッシュタグがSNSで拡がっている。蓮舫出馬で焦りまくっている人々につけられている。中でも、橋下徹は蓮舫に異常に粘着。新型コロナ流行時には「平熱パニックおじさん」と呼ばれていたが、「蓮舫パニックおじさん」へ進化した。
    *
 元維新の交野市長・山本景とか、アホの足立康史(敬称)が最近たまにまともなことを言っているが、雪でも降るのか? 単に維新の終焉が近づいてきただけかもしれないが。
    *
 馬場伸幸が「大阪都構想」という名の大阪市解体構想について、3回目の挑戦に意欲を示したとのこと。大阪・関西万博など、数々の不祥事を誤魔化す算段なのかもしれないが、アホのひとことで終わる話。本当に社会のダニ。
    *
2021年第二次岸田内閣発足時の麻生太郎
 麻生太郎は政治資金規正法の改正をめぐり「政治活動の基盤維持には一定の資金が必要だ」「民主主義にはどうしてもコストがかかる」と不満を表明。なお、麻生の資金管理団体の2022年分の政治資金収支報告書を見ると、料亭や高級レストランでの支出が多く、「会合費」は280件、総額は1934万円。民主主義の最大のコストは、麻生の存在である。
    *
 森山裕は「自民党が政権を失うようなことになれば大変なことになる」と発言。いや、政権を失わなかったら大変なことになるから。
    *
 一番逃げ足が早かったのが、『逃げる力』 (PHP新書) で有名なネトウヨライターの百田尚樹かもしれない。日本保守党などという政党を作っていたが、SNSには「マジで代表を退くことを考えています」と投稿。タコ踊りしながら遁走か。エセ保守、ビジウヨは観察する分には面白いが、国にとっては害しかない。百田は思春期をこじらせたままの「かまってちゃん」なので、相手にしてほしいだけかもしれないが。
    *
 日本3大かまってちゃん。
 ①河野太郎
 ②へずまりゅう
 ③百田尚樹
    *
安倍昭恵
 こうした混乱の中、着々と道を切り開いているのが安倍昭恵。政治団体を利用して、安倍晋三の政治資金を手に入れていたことは記憶に新しいが、今度は「安倍晋三」を商標登録しようとしていた。面白過ぎる。安倍の悪事を指摘すると、「いつまで安倍さんを商売のネタにするのかー」とかいう情弱のネトウヨもいるが、そのまま昭恵に言え!
文:適菜収 

 
都議会に響く「嘘つき!」の声。小池百合子氏「出馬宣言」文字起こしで判明、あまりにも多い安倍元首相との“類似点”
 

6月12日の都議会で、東京都知事選への出馬を正式に表明した小池百合子氏。しかしその場で語られた内容に納得のいかない傍聴人からは罵声が飛び、翌日放送されたラジオ番組には都知事批判が殺到する事態となっています。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、小池氏の出馬表明演説を文字起こしする形で紹介するとともに、彼女と安倍晋三元首相との類似点を指摘。さらにラジオ番組に寄せられたリスナーの声を拾いつつ、小池氏の「イカサマ」を暴いています。
■見た目も政策もそっくり。安倍晋三元首相にますます似てきた小池百合子氏
現職の小池百合子都知事が、6月20日告示、7月7日投開票の東京都知事選に3選を目指して出馬すると、6月12日の都議会で、ようやく発表しました。そして、次のように出馬の決意を述べました。
小池百合子都知事 「東京都知事を務めまして2期8年。世界の動きを止めた新型コロナウイルスとの闘い、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催など、歴史に残る数々の都政に、文字通り、全身全霊をかけて取り組み続けた日々でございました。志を同じくする仲間に恵まれ、都議会の皆様のご理解ご協力を賜りながら、都庁職員と駆け抜けたこの8年、様々な分野で東京に確実な変化をもたらしております。
激動の時代にありまして、広い世界の中で我が国の現在地を俯瞰をいたしますと、少子高齢化、人口減少、自然災害、世界的に大きく遅れを取る女性活躍やデジタル化など、総力をあげて取り組むべき課題が未だ山積しております。だからこそ、様々な課題が顕在化、そして先鋭化する東京都政におきまして、先駆的な政策を行なってまいりました。
所得制限を設けない018サポートなど、一連のチルドレンファーストの子育て施策は、これまでの在り方に一石を投じ、国をも動かしております。100年先もすべての人が輝く、明るい東京の未来を創ることを大義といたしまして、都民の皆様の共感を得て、確かな道筋を紡いできた東京大改革。大胆な構造改革を成し遂げてこそ達することのできる、持続可能な社会の力強い歩みを今ここで止めてはなりません。都民が第一、都民のため、もっと東京を良くしてまいりたい。この私の思いに共鳴する多くの方々からの要請も踏まえまして…」
女性の傍聴人 「嘘つき!」
議長 「傍聴人、お静かに願います」
小池都知事 「もっとバージョンアップさせた東京大改革3.0を進めて行く。その覚悟を持って、7月の東京都知事選挙への出馬を決意いたしました。これからも都民のために、都民とともに、もっともっと都政の発展へと全力を尽くしてまいります。改めてこれまでの都民の皆様、そして都民の代表であられる都議会の皆様のご理解ご協力を賜りましたことに、改めて御礼を申し上げます。誠にありがとうございました」
議長 「真ん中のブルーのシャツの傍聴人、退場を命じます」
…そんなわけで、文字起こしするために久しぶりに小池百合子都知事の動画を観たら、ますます安倍晋三元首相に顔が似て来たので驚きました。目や鼻など、まるで安倍元首相のゴムマスクを装着しているように見えました。ま、見た目はともかく、言葉の表現や看板の掲げ方やパフォーマンス優先の政策など、やっていることも酷似しているのです。たとえば、小池都知事は今回の出馬宣言の中で「広い世界の中で我が国の現在地を俯瞰」と言いましたが、これって安倍元首相の「地球儀を俯瞰した外交」と似てますよね。
■少子化対策の「失敗」まで安倍元首相の完全コピー
政策の面でも、小池都知事は安倍元首相に酷似しています。たとえば「少子化対策」です。1人の女性が生涯に産む子どもの人数を表わす「合計特殊出生率」は「2.07」を割り込むと、その国や地域の人口は自然減となります。日本の場合は、あたしが生まれた1970年代前半の「第2次ベビーブーム」の時は2.14もありましたが、1970年代後半から2.00を割り込むようになり、1990年代の「バブル崩壊」で1.50を割り込みました。
2000年初頭の小泉内閣では、とうとう1.20台にまで落ち込んでしまいましたが、2009年に民主党連立政権が政権交代を果たすと、右肩下がりだった推移は上昇に転じ、1.40台にまで持ち直したのです。そして、2012年12月に自公政権が返り咲き、第2次安倍政権がスタートすると、安倍元首相は「アベノミクス」の3本の矢の1本として「希望出生率1.80を2020年までに達成」という大風呂敷を広げたのです。
ちなみに「希望出生率」とは「いずれ結婚するつもり」と答えた未婚のカップルを対象に「将来的に結婚したら何人の子どもがほしいか?」という「絵に描いた餅」であり、調査方法によって、いくらでも数字をゴマカシができる「安倍元首相らしい目標」です。しかし、実際の子どもの人数から割り出した「合計特殊出生率」は、民主党政権時の2012年には1.41だったのに、これを安倍元首相は8年弱の第2次政権で1.33にまで下げてしまったのです。
自らの看板政策である「アベノミクス」の3本の矢の1本に「少子化対策」を掲げ、いくら「希望出生率」とは言え1.80という大きな数字を「これでもか!」と提示し、毎年の年頭所感で自分の政策を自画自賛していたのに、実際には民主党政権がせっかく引き上げた合計特殊出生率を、安倍元首相は下げてしまったのです。
そして、これは小池都知事も同じなのです。小池都知事は自身の少子化対策を自画自賛しながら、8年間で合計特殊出生率を舛添要一都知事の時代の1.24から毎年のように下げ続け、昨年2023年はとうとう1.00を割り込んで0.99にしてしまったのです。これは全国初のワースト記録です。ちなみに、小池都知事が就任してからの8年間の東京都の合計特殊出生率は、以下の通りです。
2016年 1.24
2017年 1.21
2018年 1.20
2019年 1.15
2020年 1.12
2021年 1.08
2022年 1.04
2023年 0.99
小池都知事は冒頭で文字起こしして紹介した12日の出馬宣言の中で「所得制限を設けない018サポートなど、一連のチルドレンファーストの子育て施策は、これまでの在り方に一石を投じ、国をも動かしております」などとドヤ顔で自画自賛しました。ちなみに「018サポート」とは「都内在住の0歳~18歳の子どもに月額5,000円を支給する制度」ですが、小池都知事はこれを「所得制限なし」にして、両親がどんな大金持ちでも富裕層でも子ども1人につき月5,000円、1年で6万円をバラ撒き始めたのです。
一方、低賃金や将来への不安が原因で、結婚したくてもできない若者や結婚したが子どもを持てない若者が、月額5,000円で「よし!結婚しよう!」「よし!子どもを作ろう!」などと思うでしょうか?その答えは、小池都知事が都政を担ってから8年間の合計特殊出生率の推移を見れば一目瞭然でしょう。
いくら小池都知事が「これまでの在り方に一石を投じ」だの「国をも動かし」だのと大言壮語で自画自賛しても、彼女が「チルドレンファースト」と呼ぶ子育て政策は、単に子どもをダシに使った票集めのためのバラ撒き政策であり、東京が直面している「全国ワースト1位の出生率」はこの8年間、1ミリも改善するどころか、悪化し続けて来たのです。  
■「学歴詐称問題」の質問に身を翻して逃げた小池知事
それからもう1つ、都議会での出馬表明の後の記者会見の質疑で、ジャーナリスの佐藤章氏が「カイロ大学の学歴詐称問題」について質問したら、小池知事は回答せずに逃亡したのです。これまでの自分の発言通りに「首席で卒業」しているのなら、逃げずにきちんと回答すべきだと思います。ちなみに、佐藤章氏はその時の様子を次のようにツイートしました。
 

 
…そんなわけで、小池百合子都知事が出馬を発表した翌日、6月13日(木)のTBSラジオ『森本毅郎 スタンバイ!』では、さっそく「トークファイル」のコーナーで、リスナーに「都知事を選ぶのに政党は関係ありますか?何を重視しますか?」という設問を投げました。以下、放送で読まれた回答を文字起こししました。

森本毅郎さん 「え~、意図したわけじゃないんですが、小池さん批判のオンパレードになっちゃいましたね。ちょっと気の毒ですね」

遠藤泰子さん 「あららら…」

小金井市の44歳の男性 「とにかく実行力のある人に投票します。小池さんは公約を何も実行しませんでした。挙句に都のお金をオリンピックに湯水のように使って、都庁のプロジェクトマッピングには何十億もポンと使ってしまう。都議会では都民ファーストの質問は受けるが、都合の悪い質問には答えない。こんな態度じゃ困ってしまいます」

江戸川区の62歳の男性 「都知事を選ぶのに政党はまったく関係ないのですが、自民党が小池さんを推薦するならば、小池さんには投票しませんよ。だって自民党都連の会長は萩生田さんですよ?小池さんを推薦するニュースに萩生田さんが登場しましたが、裏金問題などもう関係ないような振る舞いに腹が立ちました」

板橋区の68歳の男性 「あくまでも公約重視ですね。現・小池都知事におかれましては、8年にわたりお疲れ様でした。はっきり言って何もいいことのなかった8年でした。東京オリンピック、神宮外苑の再開発、プロジェクトマッピング、他は何も実現しなかった。税金ばっかり取られて、公約は何ひとつ実現せず、それでバージョン3と言われてもねえ」

旧ツイッター(X)から 「政党もある程度は気にするけど、その候補者が何をしようとしてるのかを重視する。現職なら、何をして来たのかを重視する」

旧ツイッター(X)から 「私は大阪府民ですが、もし都民だったならば、候補者のかつての言動と、政治家としての実績、公約達成率をメインにして、応援政党の政策をサブとして加味します。特に現職ならば、公約達成率の低さは大きな減点材料だと思いますよ」

匿名希望の方 「自民党が推薦していないか、でしょう。つまり、嘘つきが支援してるかしてないか。でもそれ以前に小池さんは、学歴詐称で嘘まみれ。だから答えは出てるんじゃないですか?」

旧ツイッター(X)から 「私は群馬県民なので都知事選は指をくわえて見てることしかできませんが、政党うんぬんよりも、よりマトモな人を選ぶことを期待せざるを得ません。都民の皆さん、どうか良識ある判断をお願いします」
■小池知事が手を染めていた「データの捏造」
旧ツイッター(X)から 「公約重視じゃないですか?ただ明らかにできなさそうだから、曖昧な表記なら信用しません。わが千葉県でも『青春』しか言わず、高速料金を下げただけで、台風の時には自宅に逃げてしまった知事が、イメージだけで選ばれてしまいましたからね」

清瀬市の68歳の男性 「当然、公約だよ。7つのゼロ、待機児童、介護職離職、残業、都道の電柱、満員電車、多摩格差、ペット殺処分、これだったよね。ペット殺処分だけ2018年に達成したようだが、築地移転と東京オリンピックだけだね、目立ったのは。汚染土壌に豊洲への移転、これは許せない。コロナ感染拡大の中、無観客で東京オリンピックを強行開催、これも許せない。相変わらず東京一極集中で、再開発で高層ビルだらけの東京に。南海トラフ大地震が恐ろしい。パフォーマンスだけの人には退陣願おう」

世田谷区の19歳の男子大学生 「少なくとも今の自民が裏金を作り、ろくに国民に説明もしない姿勢を示しているのですから、自民が支援する候補者には票を入れることはできません。重視するのは現在の都知事の政策で都民の生活が良くなったのかどうかです。今回は結構はっきりしてるので、もう投票する人は決まってますよ」

中央区の69歳の女性 「東京都は1つの国レベルの人口です。昼間は住んでる人以上の人が街に来ます。その人たちの安全を真剣に考え、守ってくれる人を知事に選びたいです。昔、青島幸男さんが知事を辞めてから書いた文章に『都民の安全を思うと、1日も心を休めて眠れた日はなかった』とありました。それほど東京都知事というのは激務だということです。安心安全を託せる人を選びたいと思います」

…そんなわけで、清瀬市の68歳の男性は、小池都知事の「7つのゼロ」について「ペット殺処分だけ2018年に達成したようだが」と書いていますが、これは先々週の第265号のこのコーナーの「実現した蓮舫さん待望論!」の中に詳しく書いたように、完全にイカサマです。東京都だけ全国とは違う「殺処分」のガイドラインを作り、実際には年間150匹以上のペットを殺処分していたのにも関わらず、書類上だけ「殺処分ゼロを達成」したかのようにデータを捏造したのです。公文書の偽造やデータの捏造は安倍元首相の十八番だと思っていましたが、小池百合子都知事も同じことをしていたのです。サスガは嘘に嘘を塗り重ねた「女・安倍晋三」ですね。 
 
ところで、都知事選のドサクサにまぎれて政治資金規正法改定案と改正地方自治法を成立させてしまった岸田文雄内閣。
 
『岸田不信任案』最終攻防 ますます国民を敵に回すガンジガラメの自民党
 

任期満了に伴う東京都知事選(20日告示、7月7日投開票)で、3選を目指す現職の小池知事と、「小池都政のリセット」を訴える蓮舫参院議員が18日、そろって公約を発表し、2週間余りの事実上の“選挙戦”に突入した。
 都の2024年度一般会計の予算規模は約8.5兆円。特別会計と公営企業会計を合わせた全体の予算規模は約16.6兆円(単純合計)にも上り、北欧スウェーデンなどの国家予算にも匹敵する。
 地方首長選とはいえ、一国の宰相並みの絶大な権限を持つ都知事を選ぶ重要な選挙であることは間違いないだろう。
 今後、激しい舌戦が展開するとみられ、都民の関心も高まっているが、それと同等か、否、それ以上に国民が注目しているのが、23日の会期末まで1週間を切った国会の行方だ。いわゆる岸田不信任案をめぐる与野党の最終攻防と言っていい。
 ANNが15~16日に実施した岸田内閣の支持率は政権発足以降、最低の19.1%。内閣支持率が2割を切るのは、2012年に自民党が政権復帰してから初めてだ。時事通信社の6月の世論調査でも岸田内閣の支持率は16.4%となり、FNNの世論調査では、「岸田首相にいつまで総理大臣を続けてほしいか」という問いに対し、「すぐに交代」と「9月の総裁任期まで」との答えが合計で8割に達したという。
■岸田も麻生も茂木も裏金のムジナ仲間だ
 党内からも“岸田降ろし”の声が公然と出始めている。横浜市議、長野県議……と、これまでは地方議員から「総裁の責任を問う」といった程度の批判だったが、ここにきて斎藤元総務政務官が自身の政治資金パーティーに出席した際、「責任は最終的に誰かが取らなければいけない」と言い、続けて「私自身は次の総裁選において、真に自民党を改革できる総裁候補を応援したい」と断言。岸田に明確に「NO」を突きつけ、退陣を求めたのだ。
 総裁退陣を求める声が身内の自民党内から続出していることについて、立憲民主党の青柳議員は17日の衆院決算行政監視委で、「これはもう政権末期ではないか」と指摘。答弁に立った岸田は「謙虚に受け止めなければならない。今後も車座対話をはじめ、地方に出向いて意見を伺い、どういった責任を果たしていくべきか考えたい」なんて答えていたが、内心穏やかではいられないだろう。
 大メディアは斎藤が麻生派所属だったため、「退陣要求は麻生副総裁の指示か」との見方を示し、さらに岸田がブチ上げた派閥解散や政治資金規正法改正案の修正内容がそれぞれ独断専行だった、として、麻生と岸田の関係に溝が生まれたと報道。
 麻生が岸田の食事の誘いを拒否し、茂木幹事長と食事をしたエピソードを挙げて、「岸田降ろし」の背景として「麻生、茂木の暗躍説」を盛んに流しているのだが、ちょっと待て。しょせんは麻生も茂木も裏金維持のグルではないか。
 麻生は政治資金で連夜のように銀座の高級クラブに通い、茂木は政治資金を使途公開基準の緩い後援会組織に移動するという“マネーロンダリング”に手を染めていた。そんな連中が「岸田じゃダメ」なんてエラソーに足並みをそろえたところで、国民から見れば「ムジナ仲間が何を言っているのか」とドッチラケだろう。
 元参院議員の平野貞夫氏がこう言う。
「支持率を見ても分かる通り、岸田首相、自民党を国民は信用していないのです。その信用されていない総理がいい加減な規正法改正案について国会でノラリクラリ答弁している。これは異常であり、民主主義の崩壊です。そもそも80人超の与党国会議員が違法、脱法行為で裏金をつくっていたこと自体がメチャクチャなのに、誰も責任を取らない。日本の戦後政治もいよいよ底が抜けたとみるべきです」
■国民生活に対する思いが完全に欠落している
 イケイケドンドンなのが野党・立憲だ。泉代表は16日、横浜市で記者団に「(自民の)政治改革案は落第点だ。(首相の答弁)次第で不信任案を検討したい。解散を迫る」と断言。さらに岸田政権下で初となる、19日の党首討論をヤマ場と位置付け、内閣不信任案を「武器」に首相を追い込みたい考えだ。
「中身は『ザル法』で、プロセスは邪道。国民に信を問うべきだ」「常に矮小化して乗り切ろうとする意思を感じる」
 17日の衆院決算行政監視委でも、立憲の野田元首相は自民の政治資金規正法改正案はデタラメとして、解散で国民の審判を仰ぐよう要求。これに対し、岸田は「各党の意見は今後も丁寧に聞く」と答えていたが、自民は18日の参院政治改革特別委で改正案をシレッと採決する日程を提案していたから何をかいわんや。
 各党の意見を丁寧に聞いていないから「ザル法」と批判されているのに、「そうですね」と聞くフリをして採決を強行しようとするなど卑劣極まりないだろう。結局、同日の特別委で改正案は採決され、自公の賛成多数で可決。
 意見や要求をのむそぶりを見せながら、コッソリと騙す手口は自民の常套手段。改正案の衆院審議の段階でも、自民は公明、日本維新の会の修正要求を受け入れて協力を取り付けたにもかかわらず、維新が求めていた月額100万円の調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)の「立法措置を講じる」という改正をスルー。
 維新の音喜多政調会長は参院特別委で「うそをつくなら(改正案)賛成はあり得ない。内閣不信任案(採決)にも厳しい姿勢で臨む」カンカンだったから、このままだと終盤国会の大混乱は必至だ。
■「古い政治」にまんまと騙され大慌ての維新
 もっとも、維新も維新だろう。維新は今年、新たな政治活動用ポスターを発表。「古い政治を打ち破れ。」とのキャッチフレーズを掲げていたのに、早々に「古い政治」にまんまと騙されてしまったからだ。
 維新は新たなPVでも、「『建前』から『本音』へ」「『保身』から『挑戦』へ」「『微修正』から『大変革』へ」とカッコつけていたが、政治から「建前」がなくなったのが、自民の裏金事件ではないのか。つまり、裏金づくりは違法、脱法という「建前」ではなく、「皆でやっているからいいじゃん」と、そろって「本音」をむき出しにしていたのだ。
 抜け穴だらけの規正法案だって、維新は「微修正」でOKしたわけで「大変革」には程遠い。
 旧文通費の約束反故を受け、慌てた維新は参院では改正案に反対し、岸田に対する問責決議案を参院に提出することを決めたが、心ある有権者から見れば、いかがわしい体質は自民と相違ない。
 いずれにしても今後、岸田内閣の不信任案が提出されても否決される可能性は高いだろうが、否決によって、改めて盗人集団の自民が何ら反省していないこと、相変わらず国民を愚弄し続けているという実態、本性が可視化されるのは間違いない。自民はますます国民を敵に回し、ガンジガラメになるわけだ。
 政治評論家の本澤二郎氏がこう言う。
国民の負担を強いる増税などはあっという間に決めるのに、自分たちの利権に関すること、身銭が切られるようなことはグダグダしてやる気もない。自民党は国民生活に対する思いが完全に欠落しているのです。仮に不信任否決の展開となれば世論の怒りは今以上に強まるでしょう
 政界大混乱の幕開けに期待だ。


 
 


 

 


 
密かに6月からのあたかも「朝三暮四」のようなセコイ減税と、「得意な外交」の成果もむなしく、内閣支持率は一向に上向かず、相変わらず減少傾向になってしまった。
 
国民に信を問えとの声は高まるが、今の自民党では「キシダでは選挙が戦えない」という空気が占めるので、やっと「キシダ下ろし」が本格化するのだろう、とオジサンは思う。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 雲海の隙間から垣間見る「星... | トップ | もはや「老害政治家」の争い... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

岸田統一教会内閣」カテゴリの最新記事