「雨漏り修理、防水工事」職人魂の防水屋、職人社長安藤のblog

雨漏り診断士、1級防水技能士、2級建築施工管理技士の有資格者である職人社長安藤の「雨漏り修理・防水工事」に関するblog

僕達、防水業者にとっての「雨」とは・・・、そして「職人魂を持つ本物の職人」とは・・・

2009-04-25 18:55:09 | 雨漏り調査・診断・修理・防水工事
今日は雨が降っていましたが、埼玉県鴻巣まで現場調査へ行ってきました。
現場までの往復&現場調査で半日を使ってしまい、ちょっとお疲れ状態でblogを書いている職人社長の安藤です。



みなさん、ご存知でしょうか?

僕達、防水業者にとっての「雨」とは、時には仕事を邪魔する「鬼」のような存在でもあり、または、仕事を与えてくれるとてもありがたい「神様」のような存在でもあるということを。


ここ数年、雨の日が多いような気がしませんか?

昨年もそうでしたが、雨の為に現場の工程がずれまくってしまい、調整するのに苦労をした同業者も多かったのではないでしょうか。


これは仕方ないことですが、僕達、防水業者は雨の日は現場で作業をすることができません。

それでも、雨の中、防水工事をしている業者がいたら、その防水はすぐに故障するに決まってます。

でも、工期がなくなると、小雨が降っていてもトップコート(防水保護材)を塗ってしまう同業者がいます。(・・・残念なことです。)

そんな仕事で、トップコートが接着するわけがありません!


例を挙げると、ビル・マンション等の大規模改修工事や公共工事、または新築工事です。

もちろん、職人魂のかけらもない防水業者に決まってます。


後で防水が剥がれたり、膨らんだりしたらどうするのか、その防水業者に聞いてみたことがあります。

すると、「その時は後で直す」と答えたので、呆れてしまったことがあります。

そんな彼らは、埼玉のある防水専門の営業会社の下請業者でした。

元請からの圧力、時には現場に出ないと休みになるから、という理由です。

本当に愚かなことです。



消費者のみなさんは、このような工事業者を選ばないように気をつけなくてはなりません。

依頼する防水業者は、「職人魂を持つ本物の職人」なのか、それとも職人魂のかけらもない「なんちゃって職人」なのか、正しい目で見極めてください。


防水業者も建設会社や営業会社の下請になると、現場監督に強いことも言えなくなってしまうことも多いのは事実です。

僕も以前、建設会社の下請として防水工事をしていた頃、現場監督とよく喧嘩をしました。(喧嘩といっても、殴り合いではありませんからご心配なく。敬語を使っての上品な口げんかです。)

雨が降った翌日、下地が濡れているのに、今日は晴れているからウレタン防水をかけろ、とか、工期だけを重要視している現場監督は、とても多かったのを思い出します。


「職人魂を持つ本物の職人」、これこそが職人と呼べる人たちです。

おっと、ここにも「職人魂を持つ本物の職人」がいました。


それでは、また。

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2 コメント

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Unknown (kinco)
2011-12-08 21:04:08
オイラも防水屋ですよ。



営業会社の下請けもしてますが、魂込めてますよ(笑)。


防水屋のオイラが言うのもなんですが、社長さんがおっしゃるようにヒドい職人多いですね、上も下も…防水屋って(笑)。



でも、おかげさまでオイラの技術にお金を出してくださるお客さんもいるからですね。



マイナーな仕事ですが、頑張りましょうね。
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コメント、ありがとうございます。 (職人社長の安藤)
2011-12-09 09:16:08
コメント、どうもありがとうございます。


仕事をするからには、数年後、自分の手がけた現場を思い出した時に、後悔するような仕事だけはしたくないと思っています。

kincoさんも魂を込めて防水工事をされているとのこと、現場に出て施工をする防水職人としてうれしく思います。

信念を持って、魂を込めた仕事をし続けていけば、道は自然と開かれていくと思います。


お互い良い仕事をし続けていきましょう。



職人社長の安藤


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