CRASEED Rehablog ニューロリハビリテーションとリハビリ医療の真髄に迫るDr. Domenのブログ

ニューロリハビリテーションの臨床応用を実践するリハビリ科専門医・道免和久の日記【CRASEED Rehablog】

インフルエンザ対策(3)

2009-05-19 08:36:15 | 大学
近くの小学校にも写真のような休校の知らせが出ていました。この地域は、さしずめ1週間前のメキシコのような扱い。しかし、すでに全国的に新型インフルエンザが潜在していると思っています。「渡航歴」「発熱」という条件だけで、偽陰性は相当数あるはずで、誰が考えてもわかる事実から、「封じ込めは無意味」「渡航制限は意味がない」とWHOが言っていたわけです。

第105回日本精神神経学会学術総会(神戸)5月22日(金)~24日(日)は中止。
日本麻酔科学会第56回学術集会 5月22日(金)~5月24日(日) 神戸ポートピアホテル・神戸国際展示場 も延期。

国際学会の渡航制限も全国の大学に出ており、今度は、関西での学会への制限が出ていることでしょう。企業は関西への出張を禁止していると報道されています。

三菱東京UFJ銀行三宮支店の行員が新型インフルエンザ陽性だったということで、全行員が自宅待機になったそうですが、明らかに過剰反応ではないかと思います。最優先されたことは企業イメージであり、適切な対応を保健所等が指導していたわけではないでしょう。

今、「最初に名前が出されたくない」という企業、大学、病院などの不安がどんどん強くなっています。マスコミが大きくとらえるほど、その不安は一般市民にも蔓延します。蔓延しているのは新型インフルエンザだけでなく、不安感でありパニックであるわけです。