CRASEED Rehablog ニューロリハビリテーションとリハビリ医療の真髄に迫るDr. Domenのブログ

ニューロリハビリテーションの臨床応用を実践するリハビリ科専門医・道免和久の日記【CRASEED Rehablog】

第53回 日本脳神経外科学会近畿支部学術集会

2007-04-07 17:42:41 | リハビリ
パネルディスカッション
『急性期以降の脳神経外科のかかえる問題』
  座長 前田 行雄(石切生喜病院 脳神経外科)

『患者を見捨てない脳卒中リハビリテーションの流れ』
 兵庫医科大学  道免 和久

急性期、回復期のリハビリの充実には賛成ですが、8割は大丈夫だから、という酷い理由で切り捨てられる2割の患者さんに対するリハビリ医療の充実を訴えたつもりです。

与党も『緩和』策の実態の吟味を

2007-04-07 07:56:31 | リハビリ
統一地方選挙、参議院選挙を前に、(おそらく)与党の要望により実施された『リハビリ制限緩和』。しかし、これでは政策のイメージダウンはいっそう加速されてしまいます。官僚がしっかりしないと選挙も戦えない、という議員さんもおられるのではないかと同情申し上げます。

現場の医師からは、『オセロゲームのような制度』『猫の目改定』などと声が上がり、患者さんからは『緩和』のはずなのに、なぜかできないと言われたなどと声があがっています。

制限を撤廃して、適切に運用するように指示するだけで、シンプルな制度になるものを、さらに複雑怪奇なものにしてしまった厚労省。私も、個々の患者さんが、いったい継続できるのかできないのか、全く判断できない場合が少なくありません。できると思ったら、やはりできない、という事例もあり、まさにオセロゲームです。

日数制限、逓減制を一旦白紙に戻し、中長期的プランを専門家、患者会とともに作る必要があります。