模型工房クラフトベース工房主の気まぐれ日記

仕事での模型製作や、趣味のプラモ・ガレージキットの製作過程、TVや映画の事など、気の向くままに書いています。

映画「聖闘士星矢・レジェンドオブサンクチュアリ」感想

2014-06-27 22:30:29 | 感想
80年代に大ヒットした「聖闘士星矢」が、フルCGで劇場に復活!
しかも聖矢たち青銅聖闘士と、黄金聖闘士との戦いを描いた、最大の人気エピソードである「十二宮編」!
フルCGという手法でどのような作品になるのか、期待と不安を持ちながらの観賞でした。

いやあ、すばらしい!
「聖矢」という素材が、フルCGに非常にマッチしていたんですね。
聖衣の金属感と輝き、必殺技の美しさと迫力、どれもが期待をはるかに上回るすばらしさです。

聖衣のデザインは、原作のニュアンスを残しつつ、より神秘的にリニューアルされています。
戦闘時はフルフェイスになるのも、なかなかカッコいい!
カシャン、カシャンと音を立てながらゆっくり歩いてくる黄金聖闘士は、重厚感と神々しさが半端じゃありません。

心配された人物表現は、賛否あるかと思いますが、写実的な部分とアニメ的な部分を絶妙に織り交ぜていて、個人的にはアリです。
特にヒロインの城戸沙織=アテナは、最初から神の生まれ変わりとして威厳のあった原作と違い、何も知らない普通の女子高生に大幅に設定変更されていました。
しかしこれが映画においては成功で、守られる立場として違和感なく好感が持てました。
何よりカワイイ!

昨年のCG版「キャプテンハーロック」あたりから、日本のCGアニメに、ひとつのいわゆる方向性のようなものが見えてきた気がします。

私が一番好きなキャラである、フェニックス一輝の出番がちょっと少ないのは残念でしたが、もうひとりの押しキャラである、カプリコーン・シュラが活躍してくれたのは、予想外でうれしかった!

絶対に劇場の大スクリーンで観てほしい作品です。


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