明日のワンフェスで、アーク倶楽部さんが販売するガレージキットの完成見本を仕上げました。
「ストライクウィッチーズ」よりエーリカ・ハルトマンです。
キットを受け取ったのは昨日の午後8時で、とにかく時間がないので、細かい部分なんかはもうどうしようもありません。
とりあえず、完成するとこんな感じになるんだよ、程度の見本にしかなりませんが、これで精一杯です。
…っていうか、もう原型に塗装してるんですけどね。
うーん、よくやった方だと思う。
明日のワンフェスで販売されます。ちなみに販売されるキットにはちゃんと尻尾のパーツが付いていますので、安心してください。
よろしくお願いします。
詳しくは→アーク倶楽部HP
有川浩原作で4年前TVアニメ化された「図書館戦争」シリーズの直の続編にして完結編。
ですので、この映画を観る前に、図書館戦争シリーズ第3巻まで、あるいはTVアニメを観ておくことをお勧めします。
僕は4年前にTVアニメを観たきりだったので、最初は「そういえばこんな人いたな」みたいな感じで、いろいろ思い出しながら観ていましたが、そう複雑な内容ではないので、すんなり入り込めました。
予告編やテレビCMでは、アクションシーンが多く流れていましたが、今回は「メディア良化法」に対する裁判を中心としたストーリーとなっているので、全体的にアクションは少なめです。
それでも、プロダクションIGならではのアクションと、緊張の場面、そしてほんわかする場面がバランスよく盛り込まれていて、最後まで楽しめます。
でも、原作者が言っているとおり、実はこのシリーズはベタなラブストーリーで、今回の話の真の中心は、主人公の笠原郁と、鬼教官・堂上篤の恋愛の行方なわけです。
これはもう、非常に微笑ましくて、観ていてちょっと恥ずかしくなるくらい爽やか。
万人が応援したくなる二人であります。
観終わって清々しい気持ちになる作品でした。
ちなみに個人的に見所として挙げるのは、郁の親友・柴崎麻子。
こんなに色っぽかったけ?TVアニメの数倍UPしてるんじゃない?
唇の作画に魂がこもってる!
ですので、この映画を観る前に、図書館戦争シリーズ第3巻まで、あるいはTVアニメを観ておくことをお勧めします。
僕は4年前にTVアニメを観たきりだったので、最初は「そういえばこんな人いたな」みたいな感じで、いろいろ思い出しながら観ていましたが、そう複雑な内容ではないので、すんなり入り込めました。
予告編やテレビCMでは、アクションシーンが多く流れていましたが、今回は「メディア良化法」に対する裁判を中心としたストーリーとなっているので、全体的にアクションは少なめです。
それでも、プロダクションIGならではのアクションと、緊張の場面、そしてほんわかする場面がバランスよく盛り込まれていて、最後まで楽しめます。
でも、原作者が言っているとおり、実はこのシリーズはベタなラブストーリーで、今回の話の真の中心は、主人公の笠原郁と、鬼教官・堂上篤の恋愛の行方なわけです。
これはもう、非常に微笑ましくて、観ていてちょっと恥ずかしくなるくらい爽やか。
万人が応援したくなる二人であります。
観終わって清々しい気持ちになる作品でした。
ちなみに個人的に見所として挙げるのは、郁の親友・柴崎麻子。
こんなに色っぽかったけ?TVアニメの数倍UPしてるんじゃない?
唇の作画に魂がこもってる!
宮沢賢治の小説を、アニメ映画化。
かつての名作アニメ「銀河鉄道の夜」の杉井ギサブロー監督、キャラデザイン・ますむらひろしが再び携わっています。
まず圧倒的な映像の美しさで、冒頭から引き込まれます。
色彩や奥行きがすばらしく、それにますむらひろしの猫キャラがぴったりはまっています。
幸せな四人家族に押し寄せる、冷害による不幸も、その映像の美しさが、静かな怖さを引き立てているように感じました。
父が消え、後を追って母がいなくなり、妹が謎の男に連れ去られ、全てを失うブドリ。
何もできないまま山を下り、その後いろいろな人に出会いながら、街で火山の研究所の職員として働くことになります。
ここまで、ブドリは会う人に言われるがまま、その人の下でまじめに働き、勉強します。
この純朴さと愚直さは、もしかしたら観客には違和感が持たれるかもしれません。
でもこれは、極端かもしれませんが、今の日本人が取り戻さなければならないものではないか、そう思えてなりません。
研究所の懸命な働きで、火山の溶岩から町が救われたのを見て、ブドリは「すごい、すごい…」と何度もつぶやき、涙を流します。
多くの人間がひとつの目標に向けてがんばる力、それと科学の力、それがあれば、たくさんの命を救える、そう思っての涙なのではないでしょうか。
ブドリは「これまで多くの人に助けられて生きてきた。その人たちを救えるのなら、自分はどうなってもいい」とまで言います。
他のドラマやアニメなら、あまりにストレートでペラッペラに聞こえてしまうのですが、ブドリの言葉は心底素直に聞こえます。
まさに「雨ニモマケズ」の詩のままに生きているようなキャラですから。
宮沢賢治が書いているという背景も当然あるのですが、この映画にもその賢治の気持ちはしっかり反映されていると思います。
この映画、巷では「偽善的」とか「時代に合わない」なんて言う人もいるようです。
しかし、純朴なブドリの、素直な言葉は、とても強く胸を打たれました。
それに、時代に合わせた結果、今の映画がTVドラマの続編ばかりになっているわけですから、時代や流行にとらわれない作品はやはり必要です。
説明が少なく、抽象的な表現やストーリーも賛否が分かれるところですが、あえて観る人によっていろいろ捕らえ方が変わる作りにしていると思います。
そのあたりは、まさに絵本的な作りと言えるのではないでしょうか。
小学生に、読書感想文ならぬ映画感想文を書かせてみると、面白い作品かもしれません。
ちなみに僕は原作を読んでいないのですが、この映画、原作とはストーリーがかなり違っているのは一目瞭然。
原作のごく基本的な部分を押さえつつ、幻想的な映像の美しさと、ブドリの素直さを全面に表現した作品です。
個人的には大満足でした。
かつての名作アニメ「銀河鉄道の夜」の杉井ギサブロー監督、キャラデザイン・ますむらひろしが再び携わっています。
まず圧倒的な映像の美しさで、冒頭から引き込まれます。
色彩や奥行きがすばらしく、それにますむらひろしの猫キャラがぴったりはまっています。
幸せな四人家族に押し寄せる、冷害による不幸も、その映像の美しさが、静かな怖さを引き立てているように感じました。
父が消え、後を追って母がいなくなり、妹が謎の男に連れ去られ、全てを失うブドリ。
何もできないまま山を下り、その後いろいろな人に出会いながら、街で火山の研究所の職員として働くことになります。
ここまで、ブドリは会う人に言われるがまま、その人の下でまじめに働き、勉強します。
この純朴さと愚直さは、もしかしたら観客には違和感が持たれるかもしれません。
でもこれは、極端かもしれませんが、今の日本人が取り戻さなければならないものではないか、そう思えてなりません。
研究所の懸命な働きで、火山の溶岩から町が救われたのを見て、ブドリは「すごい、すごい…」と何度もつぶやき、涙を流します。
多くの人間がひとつの目標に向けてがんばる力、それと科学の力、それがあれば、たくさんの命を救える、そう思っての涙なのではないでしょうか。
ブドリは「これまで多くの人に助けられて生きてきた。その人たちを救えるのなら、自分はどうなってもいい」とまで言います。
他のドラマやアニメなら、あまりにストレートでペラッペラに聞こえてしまうのですが、ブドリの言葉は心底素直に聞こえます。
まさに「雨ニモマケズ」の詩のままに生きているようなキャラですから。
宮沢賢治が書いているという背景も当然あるのですが、この映画にもその賢治の気持ちはしっかり反映されていると思います。
この映画、巷では「偽善的」とか「時代に合わない」なんて言う人もいるようです。
しかし、純朴なブドリの、素直な言葉は、とても強く胸を打たれました。
それに、時代に合わせた結果、今の映画がTVドラマの続編ばかりになっているわけですから、時代や流行にとらわれない作品はやはり必要です。
説明が少なく、抽象的な表現やストーリーも賛否が分かれるところですが、あえて観る人によっていろいろ捕らえ方が変わる作りにしていると思います。
そのあたりは、まさに絵本的な作りと言えるのではないでしょうか。
小学生に、読書感想文ならぬ映画感想文を書かせてみると、面白い作品かもしれません。
ちなみに僕は原作を読んでいないのですが、この映画、原作とはストーリーがかなり違っているのは一目瞭然。
原作のごく基本的な部分を押さえつつ、幻想的な映像の美しさと、ブドリの素直さを全面に表現した作品です。
個人的には大満足でした。