模型工房クラフトベース工房主の気まぐれ日記

仕事での模型製作や、趣味のプラモ・ガレージキットの製作過程、TVや映画の事など、気の向くままに書いています。

映画「ベストキッド」「カラフル」感想

2010-09-03 22:54:43 | 感想
「ベストキッド」は、84年のヒット作のリメイク。

主人公が高校生から12歳、舞台が中国、空手からカンフー、といった変更点はありますが、その他はほぼ寸分違わないリメイクとなっていました。

今回師匠となるのはジャッキー・チェン。
カンフーを指導する場面は、僕たちの年代の人には、昔のカンフー映画を思い起こさせ、なんだかなつかしく感じます。
また、旧作の名セリフをそのまま使っている場面も多く、これまたなつかしい!
ちなみに旧作の「ワックス塗る!ワックス拭く」は「ジャケット脱ぐ」「ジャケット着る」になってます。
この動きが見事にカンフーの基礎的動きにリンク!

特訓や試合の場面は、見せ方がうまく、むしろ旧作より迫力がありました。

ストーリーがわかっていながらも、つい入り込んでしまう…。
ベタは強い!

「カラフル」は、人気小説のアニメ化で話題の作品。
大きな罪を犯して死んだ人間の魂に、下界へ戻って再チャレンジするチャンスを与えられ、自殺で死に掛けた少年・真の体に入って人生をやり直す。

真の自殺未遂の原因は、友達が一人もいない上に、好きな娘の援助交際や母親の不倫現場を立て続けに目撃するといった、中学生にはキツイ内容。

その後も真と母親の溝は深くなるばかりで、母親は罪の意識により苦悩
し、疲労困憊する。
学校での周りの対応もギクシャクが続くなど、このあたりの描写が非常にリアルで生々しく、見ていて痛々しい。

最後まで問題が完全に解決されるわけではなく、淡々と話が進みますが、わずかな望み、そして普通であることのすばらしさを知り、人はいろいろな面を持っていて当然なんだと、ある意味割り切ったことで、先が開けた感じでしょうか。

個人的には楽しめましたが、それにしても、ストーリーも絵柄も声も地味です。
アニメでも明らかに子供向けではなく、また大人ではアニメは避ける人も多いでしょうし、萌え系でもなく人気声優が出ているわけでもなし、この映画、人が入っているんでしょうか?
コメント
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