重慶でラン&山登り

マラソンと山登りが趣味。
重慶の街を走って見つけた面白いことを記録します。

UTMB2017 完走記その1

2017-09-07 00:54:33 | UTMB
ご報告が遅くなりましたが、46時間の制限時間のところ45時間弱で無事にUTMBを完走してきました。
UTMBを完走したことでこのブログの最後にも華を添えることができそうです。

思い起こせば2011年のNHKで放映された激走モンブラン2011を見て、こんな世界があるんだ、自分もいつか出てみたいと思ったことがトレランを始めたきっかけ。
それからいくつものレースに参加し、だんだん距離も伸びていき、100kmのレースやUTMFや4K(逆トルデジアン)の完走で経験値も増えていき、そしてついにUTMBのチケットを今年手に入れました。

スタート地点まで行けるか、練習は足りているか、天気は持つか等不安はあったものの、自分の夢のレースの舞台に立ち、実際にレースが始まると何があっても諦める気持ちが起こりませんでした。

本当に夢のようだった時間。最後に振り返りたいと思います。

たぶん長くなると思いますが、ご容赦ください。


8月30日

北京からイスタンブール経由ジュネーブへ向かいます。
この便にしたのは値段もありますが、最大の理由はジュネーブへ10時25分到着の為、午後を有意義に利用できること。
そして運が良ければ・・・

飛行機からモンブランを拝むこともできます。一般的に朝の時間は天気が良いことが多いです。
これから自分はこの山の周りを一周するのかと思うと期待で胸が高鳴ります。

ジュネーブ空港に到着すると事前に予約をしていてた乗合バスに乗ります。

自分が予約したのは大会から推薦のあったMountain drop-offsという会社。
空港の出口から左へ100m位歩いたところにデスクがあり、そこで待ち合わせです。似たような乗合バス会社がいくつかあり、UTMBのレースに出る人と応援する人とで大勢に人がいました。
このバスの良いところはホテルの前まで送ってくれること。帰りもホテルの前から空港まで送ってくれます。

バスに乗る事1時間30分。ついにシャモニーに到着しました。
ホテルはゴールゲートのすぐ近くを予約していたため、バスを降りるとそこはゴールゲート。

遂に来てしまいました。

振り返ると・・・

サン・ミシェル教会。
1日18時にここから2000人以上の選手がスタートします。

ホテルにチェックインした後に早速受付に行こうと思いますが受付の場所がわかりません。
今までのレース同様現地に行けば何とかなると思っていましたが、街は結構広くて良くわかりません。
ネットで調べてみると結構離れた場所にある事がわかりました。

受付の途中に色んなメーカーがブースを出しているサロンがあります。これも世界最大規模。
その中でメインスポンサーであるコロンビアのブースには

Finishers Jacketが展示してありました。絶対手に入れると心に誓います。

運営からは30日の受付は混むので31日以降に来てくださいと案内がありましたが、何かあったら困るので30日の午後に行くと、案の定混んでいました。

建物に入るまで30分。建物に入ってから30分位並んだでしょうか?ようやく受付にたどり着きました。

受付ではパスポートを見せると装備品チェックの紙をくれます。
これは選手毎にチェックする装備品がランダムになっていて4つのアイテムのみ確認します。

自分は携帯、1L以上のボトル、サバイバルブランケット、レインジャケットでした。
余裕でクリアと思いきや、装備を探しているとレインジャケットをホテルに置いてきてしまった事が判明!!!ホテルに取りに帰ってまたこの列を並ぶのかと思うとゲンナリします。ここは中国と異なりごり押しは通らないだろうと思いつつも、装備品チェックの人に「絶対持っている。ホテルに置いてきただけだ」とごり押ししてみます。
すると「レインジャケットは大事な装備なので絶対確認が必要だ。ホテルに取りに行ってこい。列には並ばなくていいから」との反応。まぁ忘れた自分がいけないのであきらめてホテルへ取りに戻ります。
往復30分位かかりましたが、レインジャケットも確認OKで装備品チェック完了です。

よく見ると隣ではシームレス加工していないレインジャケットを却下され新しいのを準備してこいと言われている選手もいました。まぁ天気も下り坂だったのでこの判断は正しいのは言うまでもないのですが、流石UTMBですね。

その後ビブを受け取り、バックにバーコードを装着し、腕にUTMBのバンドをしてもらいます。

無事に受付完了。憧れのバンド。ミーハーなので見せびらかせたくなるし、同じバンドをしていると意味なく親近感を覚えます。

しかしここで気になる情報が。週末の天気が下り坂との事でコース変更を検討しているとの事。
折角ここまで来て100マイルの挑戦ができないのは残念すぎる。何とか天気が持ってくれることを祈ります。

初日は時差ボケもありかなり眠かったため、一人チーズフォンデュを食べてホテルに戻り眠りについたのでした。

つづく

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