op's weblog

文字通りのログ。経験したことや考えたことの断片のアーカイブ。

今日のひとこと:本当に大事なことだからブログにも残しておきます。

2024年08月29日 22時02分14秒 | Weblog
このブログサービスは埋め込みできないようなので、https://x.com/maxthaler/status/1829018717478629713で書いた内容を以下に。

パレスチナの人達は「まず平和」で正しいと思います。が、今イスラエルのやっている事は大げさでなく現代の人類に対する挑戦です。科学技術と金融技術、コミュニケーションを使って残虐に特定地域の住民を公開抹殺している。これは「道義的」以上の脅威です。これを可能にする「仕組み」を潰さないと。

今イスラエルとその協力国であるアメリカ・ドイツ・イギリス・フランス・カナダ等がパレスチナに対してやっていることは、最先端の豊富なリソースを使って人間がどれだけ馬鹿げた残虐な事ができるかをほぼリアルタイムで世界中に宣伝、デモンストレーションするという、最悪最低のプロジェクトです。

これは核兵器やBC兵器が地球を無生物の世界に何度もできてしまう程あり、汎用人工知能の誕生が秒読みに入ったと言われる時代に、これまで人類が築き上げてきた自然科学・社会科学・人文科学~文明の到達点がこれだったと、「人間に火を持つ資格はなかった」と鏡の向こうで「自分」に嘲笑われながら認めることを意味します。

だからこれはとうの昔にパレスチナとシオニスト周辺だけの問題ではなくなっているのです。これが許される世界的な構造を変えない限り、中長期的視点では、人類の歴史は結局糞だった(偶然の幸運で始まりその運を消費して終わっただけ)という「結末」に、より短期的には、皆が馬鹿げたシステムの中で「隣人」に嬲り殺されないよう常にビクビクしながらより安全な居場所探しに終始していつのまにか一生を終わるという古代から続く世界の状況が(科学文明により)猛烈に加速(悪化)します。

カネがあるのでどこかの島へでも逃げる?宇宙に逃げる?断言します。逃げ切れません。カネと権力は「より多くの他者」がいないと成り立ちません。科学技術の果実を享受する事ももちろん同じです。ノアの方舟なぞ、意図してつくることのできる類のものではないのです。
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今日のひとこと:閑散に売りなしの日だが、株屋さん達も整合性とるの投げてきた日本経済、とインフレ対策の実態について。

2024年08月16日 14時44分21秒 | Weblog
岡崎良介のマーケットインサイト『2%のインフレ率には適応できない日本の消費』

岡崎良介の投資戦略ラホ゛「目標インフレ率が高すぎるのならば」


データ分析に長けた投資ストラテジストとして著名な岡崎良介氏が、「日本経済の体力や成長性の現実に即した金融政策しないとあかん」と指摘してます。米国(はじめとする産業先進国)の「いまどきの標準」に合わせた数値目標での金融政策は、日本にはきつすぎると。(ということは政府と日銀のバランスシートの膨張を放置しながら世界の成長についていけるかどうか、を多分破綻するまで続けなければならない。「神風」が吹くのを待ちながら。)

その原因含め多くの庶民がとっくの昔に気が付いて口にしてきた事を、マネーゲームの専門家もやっとお認めになられた。それでも岡崎氏は経済データとその分析に関して非常に誠実な方なので、そうでない大多数の「業界関係者」たちが認め始めた時は、もう次の段階大きな問題が顕在化してどうしようもなくなっている状況なのでしょう。


そもそもマクロ経済の問題に対して金融政策でやれることには限界があります。それ以前に、なにしろ(表向きの動きである)財政政策・税制に関して、21世紀はじめから先頃「禅譲」を発表した岸田文雄総理大臣の現在まで、政府と国会(と輸出大手企業)は猛烈な勢いで国内経済の空洞化、有形無形のリソースの国外放出を続けています。金融緩和(笑)によるイージーマネーは国内の経済や社会の体力強化・成長に回されず、ひたすら直接・間接金融および財政政策の形で国内外の少数の「お友達」で分け合ってきました。だからいくら政府や中央銀行のバランスシートが異常にでかくなってもインフレにならなかったのです。それでも、風船が膨れる限界に近づいた(政府の負債過多とそれに影響される実質通貨価値の下落、国民のマジョリティの経済的体力の低下)こと、パンデミック等の要因から、とうとうインフレ率が上がってきてしまった。こうなるとデフレを口実とした金融緩和(という名の独占的な打ち出の小槌)が続けられなくなってきた。だから、カネを国外へ逃がす(そして国内で「余っている」カネを溶かす)ために、国防予算をさらに増やし、海外への資金提供を増やし、より多くの国民をターゲットとするため増税の種類を増やし福祉を減らしている(庶民の体力を削る)わけです。


今迄なんとなく蓄積されてきた個人資産と社会資本、そして異常に従順な国民性、によって「社会としての日本国」は延命してきたわけですが、「気分」が変わった時の日本は悲惨です。歴史が語るように。
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今日のひとこと:リアリストは生活防衛のためにフリーのジャーナリストを支援せよ

2024年07月18日 23時31分06秒 | Weblog
フリーランスジャーナリストの田中龍作氏が、街頭に立って取材の資金援助を募っているそうです。

僕は(ご多分に漏れずアラブの春以降ですが、)仕事の為と個人的興味から、ツイッター等で国内外の情報を日本語と英語で収集していますが、各地域の主要マスメディアとともにフリーランスのジャーナリストからの発信に頼っています。だから例えば昨年10月に始まったイスラエルとパレスチナ住民の「紛争」も、第6次ネタニヤフ政権発足からエスカレートしていたパレスチナ住民への弾圧を伝える田中氏等のツイートや記事から予想できたし、この「紛争」におけるイスラエルの目的が、パレスチナ人居住区の完全占拠と住民の抹殺であることも、フリーランサーたちが現地から逐次公開する写真やレポートからすぐに類推できました。一方、所謂西側のマスメディアの記事はプロパガンダ以上でも以下でもなく、全く信頼できませんでした。

経済関連の情報も、まあパンデミックから投機ブームが続いているので、主要国の政府と中央銀行のアナウンスとそれをなぞったマスメディアの報道を見ながら(波はありますが)強気に行けばなんとかなる状況が続いていますが、金融面の強力なドーピングによるバックラッシュは既に始まっており、「大本営発表」やマスメディアの報道と実際の経済の状況の乖離が顕在化してきています。歴史的に、この乖離は景気悪化が進むほど激しくなる事が予想されます。統計情報の改ざん・歪曲だけでも、古くは世界恐慌時の米国フーバー政権が担当部局にかけた圧力、近年では日本の第2次安倍晋三政権や米国の第1次トランプ政権時に行われた歪曲が知られています(某中華人民共和国を笑えません)。


こういう局面では(もちろんそうでなくても)「誰が実際に何をやっているのか」「結果として実際に何がおこったのか」を正確に詳細に把握する事が大事なのですが、現在この点でマスメディアはほぼ役に立ちません。


田中龍作氏については、時にその主張に完全には同意しかねることもありますし、正に一匹狼という感じのアクの強さが感じられますが、ああいう尖がった人でないとできないことがあり、フリーランサーだからこそできる報道が確実にあり、彼の国内外での活動実績がそれを証明しています。それは今我々にとって生命線となってきています。(性格的に田中氏がそうなる可能性は低そうですが、)このままでは、優秀なフリーランサーが一部の裕福な個人や企業に囲い込まれ、重要な情報が彼等にいいように利用され、一般には報道されじまいになる可能性さえあります(情報分析のプロセスもそうなりつつあります)。


今が最後のチャンスかもしれません。
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今日のひとこと:「片手打ちバックハンド」は絶滅危惧種なのか? について。

2024年03月07日 21時45分06秒 | Weblog
「片手打ちバックハンド」は絶滅危惧種なのか?男子テニス世代交代の波とともにプレースタイルも転換期に<SMASH>


この問題って、数十年前から言われていた「危機」なんだけど、根本的な原因は多分、

「片手打ちバックハンドの、フォアハンドとの重要な違いを明確にし、それに基づく論理的な打ち方のレクチャーや練習がされてこなかった」

からではないかと思います。具体的には、「打点」が大きく違うので、それに合わせた立ち位置、テイクバック、ステップインの幅、ヒットのタイミング等をフォアとバックでは別々に学ぶ必要があります。一方、両手打ちバックハンドはフォアハンドとまあまあ同じ打点とタイミングで打ててしまうので、手っ取り早く覚えられる。いざとなれば不完全な準備でもなんとか「手打ち」で打ててしまう。

史上最強のテクニシャンの呼び声も高いフェデラーが若いライバルたちに研究され、苦労した原因もこれです。フェデラーはテンポの速い超攻撃型で、しかも魔法の様なフォアハンドで先手を取り、早く前へ行って決めたいプレイヤーです。だからストロークのポジションはどうしても速いタイミングでフォアが打ちやすいものになりがちです。するとそのままでは片手バックハンドでは食い込まれたり、守備的なスライスで打たされる比率が高くなります。

一方、フェデラー復活の立役者のひとりにもなったエドベリをはじめ、バブリンカ、ガスケたち片手打ちの名手は、必ず「一歩下がって」構えて片手でヒットしやすい空間を確保し、そこから厚いあたりでスピンも効いた強烈なバックハンドを打っています。より若い事例では超攻撃型プレイヤーのシャポバロフも実は比較的「片手バックハンドに合わせた基本ポジション」をとっています。その分フォアハンドはやや時間的余裕があり、より高めの位置で打つことが多くなるので、テイクバックが高く大きめになっています。

では、フェデラー(とエドベリ)はどう改善したかというと、フェデラーの強みであるテンポの速さとフォアハンドを活かしたままのポジションで、バックハンドはより打点を前に、常にほぼオンザライズか場合によってはノーバウンドで打つという、稀代の天才らしいやり方を選択し、成功したのです。

ちなみにコーチのエドベリは、現役時代、歴史に残るネットプレイヤーだったにも関わらず、じっくりラリーする時はベースラインから大きく下がってより低い打点で打ち合い、そこから機を見てベースライン近くまでポジションを上げ、アプローチショットを打ってネットへラッシュするという、非常に体力の要る戦い方をしていました。これでジュニアグランドスラム達成、オープンクラスでも多数のグランドスラムタイトルを獲り、単複世界1位を達成、そして全仏でも決勝フルセット負けの準優勝を達成したのですから、(優雅で)上手いだけでなく「勤勉さとタフさ」も印象的なプレイヤーでした。


さて、現在のトッププロの「環境」を見てみると、西岡良仁選手が指摘する内容から類推するに、今までよりやや空気圧の低いボール、ハードコートはよりグリップがよく跳ねやすいサーフェイス、が増えているのかも知れません。そうなるとより速いヘッドスピードと、より強い「押し込み」で球速と回転数を稼ぐ打ち方(&パワー)ができて、ポジションもより前でテンポが速いプレイヤーが有利になっている可能性があります。これではまず軽いラケットでパンパン攻め続けるのが基本トレンドになってしまい、早く「戦績」が欲しいジュニアたちに片手バックハンドを教える時間的?余裕も投資対効果も少なくなる、かもしれません。


では、片手バックハンドによって多様性と美しさ?をテニスが保つためにどうすればよいのか?一つのソリューションとして、日本の様に砂入り人工芝の様な跳ねにくく球速も落ちやすいサーフェイスを増やすという方法があります。が、現実的な策としては、まずこのエントリーの初めに書いた、フォアとバックの違いを考慮した教え方をする事、特に今はプレイ&ステイや、場合によってはピックルボールの様な、体格も体力もない子供がより軽い負荷でより自由なプレイがし易い環境があります。そしてコーチ含め「大きなお友達」達には、「そもそも両手打ちと同じ戦い方をする必要があるの?」と。
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今日のひとこと:一見眉に唾つけたくなる様な研究発表を含め…

2024年03月04日 19時40分20秒 | Weblog
概要を知るだけでも、AIの研究や開発というのはつくづく人間や生き物の研究、というかその現象の理解の探求、学びなんだということを実感します。例えば言葉のベクトル化は、生命の根本的な衝動を持たないはずの現在のAIにさえも、機能的構造的な(表層的な)意味以外の?意味を与えている…のかもしれない。ならば言葉(強度に変換される概念の学習)だけで意識は生まれるのか?その意識は表層と深層に分かれるのか?等々観客として最高最先端のスリルを楽しませてもらっていますが、気が付いたら映画館が火事で非常口も閉まっている…ということになる確率もどんどん高まっている事も「頭では」理解してます…
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