猫のCOCOとヒゲじいさんのなっからさくい生活

なっからさくいは「めっちゃ気軽な」って感じ、ちっとんばいデブなシャム系猫といい歳こいたじいさんの自楽な生活記録です

夜の不思議はカラスウリの花、昼の不思議はガガイモの花、そして「久路保の嶺ろの葛葉がた」と詠われているクズの花…

2023-08-26 07:24:53 | なっからさくい生活

カラスウリの花です。蒸し暑い夏の夜に咲く花です。暗くなると咲いて、朝日が昇る前にしぼんじまいます。夜中にうろつく人間しか見ることができない花です。

 
24日の夜中に、昼間のうちに目星をつけておいた場所へ出かけて、照明を当てて撮った写真です。花びらの先が糸状に裂けて広がっています。不思議です。どうしてこんな形をしているのかな…、子どもの時に、月明かりの中で初めて見た時の驚きを今も記憶しています。

 

 
金曜日は11時からNiiSのジムでトレーニングです。家を出てるときに気温はもう31℃を越えていました。真っ青な夏空に白い雲、東も西も夏空でした。「体重が落ちましたね…」と鈴木トレーナー、そうなんです、一生懸命に食べているのですが57㎏台まで落ちてきています。59㎏は欲しいのですけど。

 ジムへ行くときに渡った利根川にはまだ秋の気配はありません。猛暑続きの夏、体重が落ちるのも仕方ないのかな。それに、この程度の変調ですんでいるのは良しとしなければいけないのかもしれません、トレーニングのおかげだと。

 

 
ジムの前の滝川です。アシには穂が出ています。岸に生えているクワやカジノキにはクズやヘクソカズラや昼顔なんかのつる草が木を覆いつくすほどに茂っています。凄いです。


クズの葉の間を透かして見ると、赤紫色の花が咲き始めていました。上向きに伸びる花穂の下の方から順に開花してゆきます。秋の七草ですね。

  上つ毛野 久路保の嶺ろの葛葉がた 
        愛(かな)しけ子らに、いや離(ざか)り来も

万葉集の14巻、作者不詳の歌です。「上つ毛野」は群馬です。「久路保(くろほ)の嶺(ね)ろ」は赤城山です。赤城山の葛が詠われています。「赤城山に茂る葛のつるが長く長く伸びているように、愛しい彼女と別れて都から遠く離れた群馬なんかに来ちまって、役目とはいえ情けねえこった、早く帰りてえよ!」ってな感じだと思うのです。葛茂る赤城山、群馬は地の果てみたいだいね…


中央から来た人が情けない思いで眺めた赤城山を、私は昨日もまた見上げていました。毎日見てるんです、この土地で生まれ育った者ですから。いろんな思いで眺めています。この夏は悲しい思いを抱えて眺めています。

 

 
家に戻って着替えのために二階へ上がると、家事室で寝ていたCOCOが目を開きました。着替えを終えて洗面所から出てきたら、COCOは寝返りを打って壁の扉に前足を押し付けていました。「暑いね…」、<昨日招き猫さんの勧告無視して熱い汁作らなかったろう、きっとそのせいだぜ…>だって。

 

 
買い物もあったので、一休みしてから街へ昼食を食べに出ました。上電の線路際ではススキの穂が揺れています。早く涼しくなれって叫んでるみたいです。めちゃくちゃにはびこって物置を包み込んじまっているノウゼンカズラ、こっちは夏よ続けと唄っているみたいです。


COCOが「熱い汁」とうるさく言うので、青井食堂でも冷やし中華を止めて味噌ラーメンを食べました。熱いです、しっかり時間をかけていただきました。これで、夕食で熱い汁を作るのを勘弁してもらえるかな…

 
鳥山海苔店で焼き海苔を、スズランの地階で乾燥オレガノを買って、馬場川沿いの道を帰ってきました。川岸のヤブマオウがたくさんの花穂をだしています。フェンスに絡んだヘクソカズラがこちらも負けずにいっぱいの花です。ヘクソカズラを見ていたら…


前日に、西片貝の桃瀬小学校近くで不思議な花に出会ったのを思い出しました。カラスウリやクズと同じつる草です。花弁の内側にはもしゃもしゃと毛が生えています。花の中央にニョロッと長く伸びだしているのは「ずい柱(ずいちゅう)」というおしべとめしべが合体したものなのだそうです。奇妙な花です。


ガガイモの花です。名前に「イモ」とついてますけど、掘り起こしても「芋」を得ることはできません。太めの地下茎があるだけです。なんでイモっていうのかな、イモではないのです。こちらは昼間の不思議な花です。

 

 
午後4時前になるとCOCOがやってきます。おやつの時間です。チャオチュールを出してやるとその前にきちんと座ります。結構、躾ができるようになりました。座ったまま、ゆっくりと食べてくれます。

 食べ終わると、舌で口の周りをきれいにしてから、一声小さく鳴いておやつの時間がおしまいになります。お代わりの要求はしてはいけないことにしてあります。ちゃんと守っています。猫にも礼節は必要です。

 

 COCOのおやつがすむと夕食の支度の時間になります。昨日は、常備菜二品、炒り豆腐と厚揚げ煮も作りましたんで、少し時間がかかってユキ子さんの両親へ届けるおかずが整ったのが5時20分ごろになりました。


届けた帰り道、街の方角の西の空が夕焼けになっていました。明日も暑いのかなって心配になります。


風が吹いて空気が澄んでいました。赤城山の鍋割に夕日が当たっているのが見えました。これは秋の気配を感じる風景です。でも、夕立が期待できません、熱帯夜が待っていました。

 

 
夕食は、豚肉の肉団子の甘酢あんかけです。赤と緑のピーマンとシメジを加えました。オクラとミョウガの中華風サラダです。野菜がピンチです。その中でも、オクラとピーマンは優等生です。

 
ジャガイモとさやいんげんと青じその醤油炒め、ベーコンが少し入っています。そして十六穀米を使ったチャーハンにはネギの青い葉の部分としば漬けを使いました。良い葉物野菜が手に入りにくいので、ちょいと工夫の毎日です。

今日は土曜日、天気予報では午後に傘マークが出ています。当たるかな…

 


【ふれあい体験教室 参加者募集中】
吉駒が講師を勤める前橋市文化協会主催のふれあい体験教室「日本舞踊教室」の参加者を募集しています。
〇日時 9月24日(日)~10月21日(土)の間に5回(14時~14時45分)
〇会場 第2コミュニティーセンター(前橋市保健センター内)
〇対象 幼児~中学生 先着10名
〇浴衣 希望者には貸し出します(申し込み葉書に身長を記入)
〇申込 9月11日までに葉書で、教室名・郵便番号・住所・氏名(ふりがな)・年齢・電話番号
    〒371-0805 前橋市南町3-62-1 昌賢学園前橋ホール内文化協会ふれあい体験教室係
                  (写真は、昨年の参加者による市民文化祭での舞台です)

 

 ヒゲじいさんの連れ合いの三代目若柳吉駒でございます。
1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会、毎年春に公演会を開催しまいりまして本年4月の公演で79回目を迎えることができました。また、来春4月7日には第80回美登利会公演を予定しております。会員一同これからも精進を重ねてまいりますので、宜しくお願い申し上げます。

《最近の美登利会と吉駒リサイタルの舞台をご覧になりたい方は…》
第79回美登利会と第4回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧ください
第78回美登利会と第3回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
第77回美登利会と第2回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
第76回美登利会と三代目吉駒襲名リサイタルはこちらでご覧下さい
お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧下さい