新しい年になりましたが、晴れの日がなくて、
鳥撮りに行きたい気持ちを抑えて、
家の中で読書をしています。
12/30に妹と母が我が家に訪れた時、
妹が私に1冊の本を「読んでみて!」と言って、
置いていってくれましたが、やけに古ぼけた本です。
それもそのはず、この本は弘前の有名な古本屋から
入手した古本らしいのです。
初版が昭和50年ですから、45年前に出版されました。
私がまだ10代の頃に書かれた本ですが、
なんと著者のお一人は、学生時代の恩師でした!
妹曰く「この本を読むと、昔懐かしい気持ちになるし、
馴染みのある地名が出て来て、面白いから。」と。
でも、この本は、明治~大正、昭和初期までの
「弘前市」の歴史・文化などを、庶民の側から語っている本なので、
私もまだ生まれる前の歴史・文化です。
370ページあり、文字も小さめ、分厚い本ですが、
時代は違っても、引き込まれていきます。
一番感じた事は、経済や文化のスピードの速さの違いです。
明治から大正、昭和初期までの期間は不便が多かったけれど、
時間の流れがゆっくり、ゆっくり。人々もおおらか。
子供達も縦割り社会の中でのんびり遊んでいました。
昭和中期から令和までの期間は、
いかにいろんな物事の変化のスピードが速かったかという事でした。
この本を読むと、地名などの懐かしさと共に、
何とも言えない胸苦しさが心の奥に感じられて、
これは一体何なのか、自分の心に問うています。
***
鳥撮りに出かけられない日々ですが、
なんと昨日、庭の木にシジュウカラが1羽来ました。
(冬期に数回来る事があります。)
二階の窓ガラス越しに撮りました。
(特殊な二重構造ガラスでくもります。)
こちらを向かないまま飛び去りました。
外に出て撮りたかったです。
近くの大きな川で、暮れに撮ったコガモです。
時に川の流れに流されていました。
時流に乗るか、それとも抗って生きるか。
二者択一ではなく、柔軟に生きられたらいいかな。
ここあでした。