「描く」仕事の現場から

イラストレーター兼デザイナー兼ディレクターTETSUの独り言

減りゆくカンプライター(2)

2005年03月19日 | Work's(Comprehensive)
世間的なカンプライターの定義は簡単だ。

「カンプ(カンプリヘンシブ)」を描く人である。

カンプを(社)日本広告制作協会が出した教科書の
中なら抜粋するとこうある。

「カンプとは、完成型に近いカタチの広告表現のこと。
原寸大がほとんどだが、駅貼りポスターなどは縮小した
サイズで作る。キャッチフレーズは、きちんと写植文字を
打ってレイアウトする。メインのビジュアルはイラストで
表現する場合が多いが既存の写真を使ったり,また,実際に
写真をとって使用する場合もある」

う~~、唸ってしまった。
すでに写植も滅んでいる。

僕が語りたいのは、(新世代の)カンプライターのことだ。
旧来のカンプの基本を踏襲しつつも新しい応用表現が出来る
新しい技術エリア。

その新しい世代に求められるカンプライター像を話す前に
なぜ、カンプライターが衰退したのか、と、その表現負担は
今どこが負っているのかについて話そう。
(つづく)

最新の画像もっと見る