「描く」仕事の現場から

イラストレーター兼デザイナー兼ディレクターTETSUの独り言

「生業」を持て

2005年11月18日 | コラム
以前、師匠であった方から、
よくこの言葉を言われた。
「生業」つまり「なりわい」。

辞書を引くと「生活をするための職業」とあるが、
その時先生が言われたのは少しニュアンスが違う。

自分が生きる時に柱に据える「業」。

それは一時の経済活動ではなく
社会と対等に渡り合う、自分だけのやり方。

木で言うと「幹ではない」「根だ」と。
ちゃんと水をやり、栄養をやると
木に育つもの。
それが各人にとっての「生業」。

師匠はこう言った。

「生業」だけは誰も教えられない。
「自分でしか見つけられない」と。
「自分の魂に聞け」と。

今、40過ぎて「生業」についているかどうかを
よく考える。大筋はあってるような気がする。
これからの残りの時間で何をするのか。

もうそんなことを考える年だ。

添付画像は僕が3才と4才の時に書いた絵。
母が、日記に張り付けてとっておいたものを
40年近くぶりに見ることになった。
(とはいってもよく覚えてはいないが)

この世界で生きるしかない。
いろいろ回ってそこに落ち着いてる。

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