エスティマ日和

『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』2章まで収録の、エッセイ集です。独立しました。

春雷バチ8本

2006年03月15日 | 建築
つい昨日のこと。

昼うたたねをしておりますと、なにやら意識の向こうで

ゴロゴロゴロ・・・・・

雷が鳴っておりました。

「ああ・・・春雷だ・・・・もう、冬も終わりだなぁ・・・」

と、うとうとしていると
だんだん雷が大きくなりまして

ゴロゴロゴロゴロ・・・・・

時折、激しく

ガラガラガラ


「ん・・・だいぶ近いな・・・・今のは左から右に・・・」

左から右?

え?雷って方向まで判ったっけ?

と、うすれる意識の中、思案しておりましたところで

ゴロゴロゴロゴロ グワッシャーン

 え? 落ちた?
 どこ?
 なんかウチみたいだったけど?

すると、やはり意識の彼方で娘の声。

「こらー!」

ああ・・・娘が雷に怒ってる。これで安心して眠れる・・・・・・ヨカッタ、ヨカッ・・・・・

タ?

娘。雷とそんなに親しいか?

さすがに目がさめました。

グワッシャン?

・・・猫・・・・だ。

以前、本ブログ『BREACHな猫』でご紹介いたしましたように、我が家は今年猫が1匹増えました。
こいつらが上階で追いかけっこをしていたのです。

建築関係の方はおわかりかと思いますが、家の建て方には「在来工法」「2×4工法」少しダブって「パネル工法」などなどがございまして、このうち2×4工法は、板で6面を構成していく方法で、根本的には各部屋の構造は「箱」そのもの。
当然、気密性も防音性能も高いのですが、箱であるため「太鼓現象」というものがおきます。
これは2階を人が歩くと、その足音が「太鼓」のように響く、というもの。

我が家は古い2×4住宅。さすがにバチが8本(猫×2)もあると、その音はさながらドラムロール。
これが雷の正体です。
経験がなかったのは、昨年まで猫が1匹だったから。

と。ややこしい説明はともかく、問題は最後の雷が落ちた音「グワッシャーン」です。

大慌てで2階へ。

娘が無言で指さしてました。

ああ・・・・・・・iMacが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

絶句・・・・・・。

サージ電源(雷対策電源)にしておいたのに・・・・・。

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