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回り道を全力疾走

予防と治療

2009-07-15 08:15:44 | 未分類
先日、JICAのイベントでプレゼンの依頼がきたので、してきました。

前半は途上国からの海外研修生の歯科医さんの話。

後半が、俺らのプレゼンといった流れでした。

その前半でのドクターの言葉で、私たちは予防に力を入れています。

と言っていたことが印象に残っている。

何らかの病気や怪我に対して、予防と治療では予防のほうが低コストで行えるというのは想像に難くないだろう。

途上国はとくに金銭的な余裕がないために、そうしているそうだ。


『いつかはそうなるんじゃないかと思ってたんだよね』という人は予防を疎かにする人の典型ではないだろうか。


予防は生きてる間ずっと行わないといけないが、治療は治ればやめる。

故に治療のほうが簡単に感じてしまう。

肯定的に考えれば、そんな人間の怠慢こそが現在の医療を成長発達させてきたのかもしれない。


かみさんと、日焼け止めクリームの話をしたことがある。

俺が使っているのはワンコインで買えるような安いやつだが、高いものは1500円ほどするものもある。それだけの効果効用があるとのことだ。

仮に一年間で5つ使うとしてこの先60年生きるとしよう。
1500×5×60=450000

恐らく、1回の皮膚がんの治療よりは安いだろう。でも、使わなかったとしても必ずしも皮膚がんになるとは限らない。

予防は経済的にみれば保険的なリスクヘッジと似ている。

だから、保険と同じようにモラルハザード的なことも起こりうる。


予防と治療。

がんばれば、最適費用曲線とか作れそうだ。

縦軸横軸に予防費と治療費を当てて、パレート比較生産費の考え方でも導き出せそうだし。


今、俺は予防という趣味にハマっていて、そこにJICAの方からそんな話があったんで、おぉ!!と思ったという出来事でした。
コメント
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