B&B&B

回り道を全力疾走

片寄

2009-07-02 18:03:51 | 未分類
大学のゼミにいつも来るのは俺を入れて二人。

教授を入れて3人の教室が普通だ。

たまに、一人二人、ゼミ生らしき人がいることもある。

他のゼミにはあまり見られない光景だと思う。


経済学部の教授のなかでも一番気に入っている先生がその先生だ。

宗教部長を兼任している金融経済学を専門とする先生。

クリスチャンだが、クリスチャンらしくない。

うまく経済学と宗教の知識を使いこなして倫理や哲学を教えてくれる。


今日もいつものように2人だけの教室だった。

確かこのゼミを取っている生徒は16人くらいは、いたはずである。

まぁ、出席もとらないし試験もないからそうなるのが自然だろう。

俺ともう一人の生徒は、ただ、先生そのものに興味があって毎週出席しているのだと思う。

生物学者のリチャードドーキンスに興味を抱いたのもその先生のおかげかもしれない。

今日はたまたま牛乳の話になった。

千島喜久男という医学者がいた。

癌性善説をはじめ、現代医学を覆すような理論を発表した人だ。

そして森下敬一という医者が、その理論を基とした治療をおこなっているという。


ガンにしても、牛乳にしても、専門的な研究ができない一般庶民は  ~~~~らしい。という助詞を用いてしか会話ができないはずである。

なのに。あたかも、自分が真実をしっているかのように断定的に物事を話す。

小学校、中学校と国は強制的に子どもに牛乳を飲ませてきた。
牛乳は肉体成長に欠かせない飲料だと『聞いた』からだ。

国は、高温焼却ができない焼却炉をすべて国内から消し去った。ビニル製品を燃やすと人体に重大な悪影響をもたらすほどのダイオキシンが排出されると『聞いた』からだ。

マツリゴトは数百万単位で人を殺せる力を持っている。

一部の偏った知識で簡単に動いていいのだろうか?

たぶん、偏った知識で動かなければ、マツリゴトはできないだろう。

ケインズ、マルクス、古典派、新古典派 どれで動こうが偏りが出る。

癌は悪性の腫瘍なのか?

今日は、お気に入りの教授からその偏りをニュートラルに戻してもらった。