松本の市街を後にして、高原の方へ向かいます。
横浜へ帰る前に、寄って行きたいところはいっぱいありました。
上高地は一昨年(駆け足だけど)行きました。乗鞍高原は、時間的にちょっと無理・・
帰る方向に位置するビーナスライン方面が有力候補で、
調べてみるとペットOKの施設もいくつかあります。
車山高原のリフトとか蓼科牧場とか蓼科の水族館とか~。
そんな中から松本から近そうな美ヶ原高原に決定です。
月曜日なので、道路はすいていました。
市街地から少し山の方に入ると、道路の脇に何軒も葡萄の直売所がありました。
とっても美味しそう~。
買っていきたかったのですが、スイスイと走っていると停めるのが面倒で、買わずじまい。。
(今思うとせっかくの機会だったのに残念ですね。)
くねくねとした山道を走り続けて、視界の広いところに上がってきました。
美ヶ原高原は、広大で、その一角に美ヶ原高原美術館があります。
↓ サイトからお借りした写真ですが、全貌はこんな感じ。
向かって右の赤い屋根の建物が「道の駅」で、レストランやお土産物を売っているショップなどがあります。
道の駅の奥が駐車場。
左側の斜面全体が屋外展示場です。4万坪という広い丘の上に350点もの現代彫刻が展示されています。.
駐車場にクルマを停めました。
ここから見える景色 ↓
屋外展示場へは、駐車場から直接は行けなくて
道の駅の建物に入り、中でチケットを買って、専用のブリッジを通って行きます。
ペットの入場について、マナーを守る旨の誓約書の様なものに記入して提出します。
道の駅から屋外展示場へ渡るブリッジの上で。
広大な景観が気持ちいい。
紙のマップは、持って歩いて皺だらけになったので、
↓ これはサイトからお借りした同じマップの画像です。
とても広くて全体を周るのは大変。
モデルコースとして、30分のコースと40分のコースの案内があったので
30分のコースの方を辿ってみることにしました。
下の図で言うと、③のギャラリーから左側になります。
順路に従って進んでゆきます。
以下、気に入って(気になって)写した写真を並べておきます。
作品のタイトル・作者の名前が分かるもののみ表記しました。 (美術館のサイトより転記)
通路の左右に次々と作品が現れます。
「陶による岩の群れ」 杉浦康益
作品は、それぞれ個性豊かですが、難解というわけでもなく、
面白かったりきれいだったりで、楽しく観て回れます。
「曲面における位相空間」 榎本康三
「連態 95-1」 吉本義人
「マイ・スカイ・ホール(天をのぞく箱)」 井上武吉
高~い枠の中に浮かぶ球体を下から見上げると・・
↓ ほら、不思議な空間の中に私たちが写っています。
これは、ガリバーの靴だったかな。
「風の奏でる音楽」 松本秋則
カランコロンと、涼しげなとても良い音がしていました。
「波の柱」 高松次郎
力強くて、とても好きな作品のひとつです。
「シンフォニア」 フリオ・エドゥアルド・ゴヤ
サイトウ・キネン・オーケストラ?
可愛らしい草花がいっぱい咲いていました。
この美ヶ原高原美術館は、高山植物の宝庫でもあるそうです。
見晴らし最高。
「山上のソロ」 中垣克久
そろそろ「30分ルート」の終盤に近づいて来ました。
「親指」 セザール(セザール・バルダッチーニ)
最後になってしまいましたが、実はこちらが入口だったようですね。
「30分で周れるコース」でしたが、実際は作品の前で立ち止まって鑑賞したりするので
きっかり1時間かかりました。
もう片方の「40分コース」のほうにも、面白い作品がたくさんあったはずで、ゆっくり回ると1時間半くらいかかりそうです。
幸いお天気にも恵まれましたし、 絶景の中をクララと一緒に長いお散歩をしながら、
普段はなかなか見れないアートに接することができ、予想以上に楽しい時間でした。
さて、そろそろ横浜に向けて帰る時間です。
ビーナスラインと山道をくねくねと走り、中央道に入ります。
ドライバーチェンジを兼ねて、諏訪湖SAで休憩。
こちらのドッグランでちょっとだけ遊びました。↓
北軽のジャズライブ、サイトウ・キネン・オーケストラの素晴らしい演奏、小澤征爾さんの熱い気迫、
草間彌生さんのパワフルなアート、美ヶ原高原美術館の面白い作品群・・
音楽とアート、それに美味しいものもたくさんいただいた、とても濃い2泊3日の旅が終わり
自宅に戻ってきました。
夫に、そしてクララにも、お疲れ様でした&ありがとう~です。