本牧日記

愛犬と楽しむ本牧(ときどき北軽井沢)生活。
ボビーとクララと私たちの Memories & Diary。

サンデー・ブランチ・クラシック

2016年10月23日 | 音楽 アート

ネットのプレイガイドのイープラスが、都内で「リビングルーム カフェ&ダイニング」という
食事をしながら身近に音楽を楽しめるスペースを運営されています。

そのプログラムのひとつが「サンデー・ブランチ・クラシック」。
文字通り、日曜日にブランチをいただきながらクラシック音楽を気軽に楽しめるというイベントで
わが家にも案内のメルマガがちょくちょく届いています。

場所は渋谷。
日曜日のお昼にわざわざ出かけるには、ちょっと遠く、これまでは読み流してきたのですが・・

今日の出演が、なんと大宮臨太郎さんだということが分かりました

今日の日曜日、本当なら山荘に出かけていてこの演奏会には行けないはずでしたが
夫が軽井沢のマラソンレースをキャンセルしてくれたおかげで(?)行けることになったのでした。
(転んでもタダでは起きない私・・・笑)

で、夫を誘ってみると「ゴルフの練習に行きたい」という。
なので、以前フィリアホールのコンサートに一緒に行った友人のCさんと一緒に行ってきました。

とってもとっても良かったです。

 

二人とも渋谷は久しぶり。

オバサン二人で、ウロウロキョロキョロしながら、109の隣のビルにあるお店にたどりつきました。 

↓ 受付の壁に張ってあった電光のプレート

 お店の中はこんな感じ。↓


正面がステージで、私たちが予約したお席は、ステージにいちばん近いパティオ。
他に、ゆったり過ごせるソファー席のリビング、オープンキッチンのダイニングやバー、テラス席なんかもあります。
(いろんなシーンで好みのスタイルでというコンセプトのようです。)
パティオはほぼ満席。私たちは、男性おひとりと相席でした。
広いので全体が見えないのですが、奥の方のソファ席の方もたくさんの方が入っておられました。

今日のプログラムは、
臨太郎さんの他に、同じN響のチェロの山内俊輔さんとピアニストの重松華子さんが協演され、
演奏時間は30分ほどの予定。
テーブルチャージは500円。 
ドリンクとお料理を一つずつはオーダーする決まりです。

サンドイッチとコーヒーを注文。

 ボリュームたっぷりで中身があふれそうなサンドイッチは、手を汚さないよう紙の袋で包んでいただきます。
美味しかったです

 デザートに、ハローウィンのプレートもオーダー。
かぼちゃとサツマイモ、栗~と秋の味覚満載のスイーツでした。

 定刻の1時。
出演者が、ステージの脇からではなくお部屋の後方から現れてびっくり。

↓ 臨太郎さんをパチリ。(慌てていてブレブレです。)

 最初にステージに上がられたのは、臨太郎さんと重松さん、それに譜捲りの男性。
チェロの山内さんは後から出てこられるようです。

 食べながら、飲みながら、お喋りしながらでもOK~というコンセプトの演奏会ですが
やはり皆さん、静かにステージを注目されています。

 わくわく~

 挨拶代りの1曲目、というところでしょうか、
いきなり始まったのは、
ファリャのスペイン舞曲を元にしたクライスラーの作品。

テンポが速くメロディも美しい曲です。

↓ 演奏中の臨太郎さんを写すことができた、たぶん最初で最後の写真。
 こういう気軽な雰囲気のスペースといえども、撮影はよろしくないだろうということで
 この後は、写真は無しです。 

1曲目の演奏が終わったところで、臨太郎さんの挨拶とトーク。

ここは初めてで、NHKホールに通うのにしょっちゅう前を通るのに今までご存じなかったそうですが
なかなか気に入っておられた様子でした。

休日にゆっくり起きてブランチを食べに行く、そういうスタイルっていいですね、と。
ご自身も留学中、休日しか開いていないブランチの美味しいお店があって、そこに出かけるのが楽しみだったと話しておられました。

プログラムは、
2曲目がフランクのバイオリンソナタより第4楽章を。
これは広く人気のある曲ですが、臨太郎さんご自身もお好きな1曲だそうです。

ああ、それにしても、この幸せな気分
何と表現すればいいのでしょう。

音楽のライブが流れる中で食事を楽しむ
それだけでとても素敵なことなのに、
臨太郎さんのバイオリン しかも距離にして5メートルくらいのところで演奏されているのです


臨太郎さんも、ふだんのコンサートホールでの演奏会とは違って、
とても観客と近い距離で、そして指揮者やたくさんの団員に束縛されることなく(それがストレスになっているということでは決してなく、と付け加えられ)自分のスタイルで演奏できるのは
楽しくて貴重な経験だとおっしゃっていました。

うっとりと素敵な時間はあっという間に過ぎゆき、
ここでチェロの山内さんも登場。(素敵な方です

3曲目、プログラムの最後は、メンデルスゾーンのピアノトリオ 第1番より第1楽章と第2楽章。
ですが、アンコールとして続きの第3楽章も用意しています、とコメントが。

チェロの音からスタートしたのですが、最初の一音から、その響きに惹きつけられました。
今日のプログラムの中で、やはりこのメンデルスゾーンがいちばん良かったです。

予定通り(?)アンコールの第3楽章まで演奏してくださり、
拍手の中、さっと退場して行かれました。

一緒に行った友人もとても感激してくれ、
この距離感が最高~と何度も言ってました。

また機会があれば出かけてみたいです~