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中大杉並高校 音楽部

中央大学杉並高校の部活動のひとつ〈音楽部〉のブログです。

活動内容やスケジュール、受賞実績などをご紹介します。

2023年 JYOJI-ROCK U-22 GRAND PRIX 2023年 夏大会NEO 8/7-27

2023-08-28 08:17:12 | 受賞歴など





音源予選

2〜3年生7バンドが音源を提出し、7バンド全てが本戦へ駒を進めました。

 

 本戦 

3年生アカペラバンドMatroskaが準決勝に進出ならず、
2年生はideaがギリギリ通過、affecteaとヨジショウは準決勝に駒を進めることができませんでした。
今年は準決勝進出が、idea, よるじおん, MUSTCAT, albaの4バンド。例年よりちょっと厳しい!?

 

 準決勝 

残念ながらideaが辞退となってしまいましたが、準決勝に進んだ3年バンド〈よるじおん〉〈MUSTCAT〉〈alba〉は漏れなく決勝進出となりました。しかも、〈MUSTCAT〉〈alba〉はいずれも各部で1位通過!(集客&投票ーーつまりはOBや後輩の貢献も大きかったと思いますが!笑)

※写真は配信動画からのスクリーンショットです。

 

 決勝 

そして迎えた決勝大会。

〈よるじおん〉が山野楽器サウンドクルー賞
〈alba〉と〈MUSTCAT〉が、ともに優秀賞(4〜9位相当)ということで幕を閉じました。

当人たちの中には、その結果に悔しそうにしている人もいましたが、ライブそのものは、演者の気合いと技術とエンタメ力、そしてフロアからの期待感が一体となり、中杉3バンドとも非常に濃密な時間と空間を作り上げていました。ステージ上にいたあの10分間が楽しくないわけがありません。

albaのメンバーは長い長いツアーがこれにて終了。(追加公演で9/3練馬高校合同ライブがありますが。)メンバーの一人が「この夏、思い出が多過ぎるんですけど!」と言っていました。そうでしょう、そうでしょう。この夏休みにいったい何回人前で演奏したことでしょう。(ずいぶん連れ回しましたし、連れ回されました。)

きっと世の中の高校生の中には(そして高校3年生軽音楽部員の中には)「特に何もしないままいつの間にか夏休みが終わってしまった」という人も山ほどいるはずです。あるいは、「思い出作りのための思い出作り」をしていた人もたくさんいるんだと思います。そんな中で、「思ってもいなかったけど結果的に多過ぎるほどの思い出ができた」ことが、どれほど幸せなことかと思います。

 

演奏がブラッシュアップされた〈よるじおん〉。
1年前、このバンドが都大会決勝の舞台に立ち、JYOJI-ROCKの決勝の舞台に立つなんて、想像もしていませんでした。しかし、一度火がつけばそこは伝統と実績の中杉音楽部、こうやって最高のステージを作れるようになるのです。

 

リフのブレイクで掛け声をするのだ、と部員に最初に呼びかけたのが7月のMUSICDAYSだったでしょうか。その「仕込み」は全てこの日のこの光景のためにあったのです。会場が一体になって盛り上がりました。

 

この衣装で出てきて、会場が湧かないはずがありません。(帽子は1番Aメロで落ちました。)

 

衣装あり、小道具あり、賞状あり、の中杉勢の面々。

 

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日程:2023年8月7~14日
企画:JYOJI-ROCK U22 GRAND PRIX 2023年 夏大会NEO
主催:吉祥寺ROCK JOINT GB
場所:同
見学:有料
 
予選音源審査
〈idea〉〈affectea〉〈ヨジショウ〉〈Matroska〉〈alba〉〈MUSTCAT〉〈よるじおん〉
=エントリーした全バンドが通過・本戦進出!
 
本戦
8/7(月) alba(1位通過)
8/7(月) MUSTCAT(3位通過)
8/7(月) Matroska(通過ならず)
8/13(日) よるじおん(5位通過)
8/13(日) idea(8位通過)
8/14(月) ヨジショウ(通過ならず)
8/14(月) affectea(通過ならず)
 
準決勝
8/21(月)第1部 よるじおん(4位通過)
8/22(火)第2部 idea(事情により辞退)
8/23(水)第1部 MUSTCAT(1位通過)
8/23(水)第2部 alba(1位通過)

 
決勝
8/29(日)
よるじおん 山野楽器サウンドクルー賞
alba    優秀賞
MUSTCAT 優秀賞

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2023年 第3回 高等学校軽音楽コンテスト関東大会 8/24

2023-08-24 10:38:19 | 受賞歴など

第1回第2回に続き、この第3回も出演の機会をいただきました。まだ都内で当コンテストの認知度が高くはないとは言え、動画審査で都内6組しか出られませんから簡単ではありません。

 

こちらのコンテストに出場した本校3年生バンドalbaが、見事3位入賞ということで賞状とトロフィーをいただきました。

 

イベントの様子は上記リンクの第1回、第2回でご紹介した通り。照明機材はゲスト演奏の時にしか使わず、審査結果は1位から最下位まですべて得点が知らされるーーというストイックなコンテストです。審査結果は審査員一人一人よって多少の個人差はあるものの、審査員Aは高評価だったが審査員Bは低評価だったーーということは起こりません。

見る人が見れば「良いものは良い」ということが分かりますし、「何が上位のバンドとは違ったのか、足りなかったのか」を知る材料になります。今後も、他県の皆さんと切磋琢磨していく場になるのではないかと思います。

 

また、当日は「ご近所さん」の公立中学校軽音楽部と繋がりを得ることができました。「地元の高校」として、今後交流の機会が得られればと思っています。

 

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日程:2023年8月24日(木)
企画:令和5年度 第3回 高等学校軽音楽コンテスト関東大会
主催:特定非営利活動法人 全国学校軽音楽部協会・公益財団法人かけはし芸術文化振興財団
後援:文化庁
特別協賛:日本工学院専門学校・日本工学院八王子専門学校・専門学校東京ビジュアルアーツ・ギブソンブランズジャパン株式会社
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター 大ホール
出演:本校からは〈alba〉

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2023年 Summer of Youth 8/14

2023-08-15 21:50:07 | 受賞歴など

第1回第2回に続き、今回も動画審査を経て出演の機会をいただきました。

ライブハウス主催、高校生バンドによるオムニバスイベントです。示し合わせるはずもありませんが、結果的に出演バンドのほぼ全てがどこかでお会いした人たちでした。

 

「めくり」がお約束となった〈よるじおん〉。新曲はメガホンを使ったパフォーマンスです。
 

結果的にロックな路線に到達した〈alba〉。
 


この日出演したバンドの皆さんが「今日良いと思ったバンド」を選ぶ「対バン賞」にalbaが選出されました。
 
 

翌日からは合宿…というハードスケジュールながら、中杉2バンド、良いライブをしました。

 

 

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日程:2023年8月14日(月)
企画:Summer of Youth 2023
主催:株式会社シブヤテレビジョン Spotify O-nest
場所:Spotify O-nest
来場:有料
協賛:株式会社黒澤楽器店/ヤマハミュージックジャパン/MOBSTYLES
出演:本校からは〈よるじおん〉〈alba〉

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2023年 第16回東京都高等学校軽音楽コンテスト 8/3

2023-08-04 14:41:06 | 受賞歴など

企画:第16回 東京都高等学校軽音楽コンテスト

主催:東京都高等学校軽音楽連盟
   東京都高等学校文化連盟軽音楽部門
エントリー:?校144バンド

 

~予選音源審査~

日程:2023年7月18日(火)〜

第1ブロック
 ◇idea(2年生バンド)
 ◇alba(3年生バンド)
第2ブロック
 ◇よるじおん(2,3年生バンド)
第4ブロック
 ◇MUSTCAT(2,3年生バンド)
 ◇Matroska(3年生バンド)

出場5バンド中、〈alba〉〈よるじおん〉〈Matroska〉が音源予選審査突破!(「入選」=Best60相当)

 

~準決勝~

日程:2023年7月25日(火)
会場:東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校
見学:非公開

A会場
 ◇よるじおん…決勝進出!(「優秀賞」=Best24相当)

B会場
 ◇Matroska…進出ならず

C会場
 ◇alba…決勝進出!(「優秀賞」=Best24相当)







 

~決勝大会~

日程:2023年8月3日(木)
会場:パルテノン多摩 大ホール
見学:関係者のみ公開

準決勝大会の結果、本校からはalba, よるじおん が決勝大会に駒を進めました。出場全24組のうち、2バンド決勝進出している学校が7校あり、それだけでもいくつかの学校が突出していることが窺えます。のみならず、実際には、大会規定の「決勝に進めるのは1校から最大2バンド」ルールによって、その7校の中には「評価はBest24内でありながら決勝には進出できなかったバンド」があるわけで、そう考えると見かけ上以上の突出ぶりが分かるわけです。

この7校とは、普段から親しくさせていただいているわけで、こういう環境があるからこそ本校の部員はより刺激的な軽音ライフを送ることができているのだと思います。

大事なのは、そういう環境でcreativityが刺激され、新しいアイディアや未知の発想に至ることができるかどうかであって、大会で上位の結果を得ることではないと思います。賞は目指すものではなく、creativityの爆発の結果後からついてくるものーーそんな姿勢で大会には臨んでいきたいものです。









審査の結果、albaが奨励賞(Best7相当)を受賞しました!!おめでとう!

 

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日程:2023年8月3日(木)
企画:第16回 東京都高等学校軽音楽コンテスト
主催:東京都高等学校軽音楽連盟・東京都高等学校文化連盟軽音楽部門
場所:パルテノン多摩 大ホール
時間:開場13:00 開演13:30 閉演18:00
見学:関係者のみ
出演:本校からは〈alba〉〈よるじおん〉
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第1回大会から16年連続で都大会決勝を逃してないのが中杉のみ。
でも、一度もグランプリ/準グランプリはないんですよね(2013年に全国大会では準グランプリ)
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第1回大会からの道のり~中杉歴代決勝進出バンド~

第1回(2008)
 〈サンバースト〉
 〈vipper feat. RiHO〉
第2回(2009)
 〈はむちゃんず〉
 〈Black Lack〉特別賞
 〈Red glass〉
第3回(2010)
 〈Guten Tag〉
第4回(2011)
 〈Gaudy Junk〉
第5回(2012)
 〈Gaudy Junk〉奨励賞
 〈A-fly〉特別賞
第6回(2013)
 〈Lucid Dream〉奨励賞
  →全国大会 準グランプリ
 〈Be*Rich〉特別賞
 〈tuneful highway〉
第7回(2014)
 〈Be*Rich〉特別賞
 〈Maker〉
第8回(2015)
 〈Magnolia〉
 〈曖昧小町〉奨励賞
第9回(2016)
 〈CROCUS〉※
 〈Rabbit bit〉※
 〈Magnolia〉
 〈詩面想歌〉特別賞
第10回(2017)
 〈CROCUS〉奨励賞
  →全国大会 奨励賞
 〈torolo〉特別賞
 〈メチルオレンジ〉※
第11回(2018)
 〈しーらかんす。〉奨励賞
第12回(2019)
 〈AGUNORUST〉
第13回(2020) 
 新型コロナウイルス感染症流行により中止
 代替企画「音楽の力」楽曲部門にて〈白昼夢まくら〉が優秀楽曲賞
第14回(2021)
 〈SLYL!ME〉特別賞
第15回(2022)
 〈Naughtivil〉〈MUSTCAT〉
第16回(2023)
  〈alba〉奨励賞
 〈よるじおん〉

※ルール変更により「優秀賞」を受賞したものの決勝進出はならず。


2023年 高校生ライブ MUSIC DAYS 東京大会 7/23

2023-07-26 13:49:34 | 受賞歴など

表記コンテストイベントに参加しました。

当エントリーの下の方をご覧いただければ分かるように、本校は前身イベントである「学生パフォーマンスLIVE」の頃から欠かさずエントリーさせていただいており、そして毎年大きなステージで演奏する機会をいただいております。(ここまでテンプレ)

主催関係の方も仰ってましたが、バンド演奏のクオリティが完全にコロナ以前に戻ったような印象があります。演奏が上手で、曲が個性的で、ステージングにオーラがある――そんなバンドがたくさん出演していました。

そんな中、本校からエントリーした〈alba〉がBest5相当の奨励賞を受賞し、見事Final進出を果たしました。応援してくださった皆様ありがとうございます。主催関係の皆様、Finalもよろしくお願いいたします。 


 







 


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日程:2023年7月23日(日)
企画:高校生ライブ MUSIC DAYS 東京大会
主催:高校生ライブ MUSIC DAYS 実行委員会
協賛:日本工学院ミュージックカレッジ、日本工学院八王子専門学校、東京工科大学、昭和音楽大学、昭和音楽大学短期大学部、ヤマハミュージックジャパン、ユニバーサル ミュージック アーティスツ、ビクターエンタテインメント
協力:avex dance master、GLIXIA、SLASH JAPAN
後援:東京都教育委員会、日本ストリートダンス協会、毎日新聞社
企画/制作:フェイスオン
場所:福生市民会館
見学:入場無料(人数制限あり)
出演:本校からは〈alba〉

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過去の記録

2023 alba(奨励賞=Best5/Final進出)
2022 MeMento"us"

2021 SLYL!ME(奨励賞=Best5/Final準グランプリ)
2020 マシュマロ・バスターズ!・放課後クーデター(オンライン開催)
2019 Clarte
2018 しーらかんす。(優秀賞=Best4/Finalグランプリ)
2017 CROCUS(最優秀賞 Finalへ)
2016 みやこし(バンド)りさこ(ソニーミュージック賞)
2015 曖昧小町
2014 Be*Rich
2013 tuneful highway ホリプロ賞
 


2023年 第16回全国高等学校軽音フェティバル 6/4

2023-06-10 07:49:00 | 受賞歴など

第16回全国高等学校軽音フェティバル@大阪城野外音楽堂

我らが〈MUSTCAT(特別編成)〉、怒涛の旅程、楽しい"異文化体験"の末、審査員奨励賞をいただく、という形で幕を閉じました。

 

◆交通網大混乱

当初の予定では、(土)9:30の新幹線に乗り、正午に新大阪着、現地入りして夕方にリハーサル――という行程でした。しかし前日の台風の影響により(土)午前中の新幹線が運休。予定の変更を余儀なくされました。

顧問はもともと家を出る予定だった7時過ぎに自宅を出発。池袋駅のみどりの窓口にて、午後の便の手配をすべく行列に並びました。そこから対応してもらえるまで1時間半。「指定席を取ろうと思ったら18時台になる」とのことで、いつ乗れるかも分からない自由席の切符を購入。(もともとあった特急券は生徒の手元にあったため、払い戻しは帰りの東京駅で行いました。)

そして、顧問は東京駅へ。参加部員には「どうせ正午からしか動かないんだから、のんびり来ればいいよ」と伝えてあり、12時ごろ合流。「たぶん長時間ものも食べられないし、トイレにも行けないから、そのつもりで!」ということで、改札に突入。新幹線改札に到達するまで4〜50分、ホームに上がって乗り込むまでに4〜50分。それでも、8人中3人が乗り込む隙間なく、以降の便で追いかけることになりました。(後発組は最前列にいたため次の新幹線には座れたものの、乗った新幹線が各駅停車!結局大混雑の別の便に乗り換えることに。)

 



新幹線は、品川〜新横浜と着くたびに発車に手間取り、名古屋では非常停止ボタンを押した人がいたとかで長時間停車。13:50くらいに出発した先発隊の便が新大阪に辿り着いたのが17:40分過ぎ。通常の運行時間よりも1時間30分弱余分にかかったことなります。もちろん、その間、新幹線の中はギュウギュウ詰め。足元にキャリーケースがあったり楽器を抱えていたり、ということもあり、辛い姿勢を長時間余儀なくされる場面もありました。

後発隊が到着したのは、そこからさらに1時間後の18:45くらい。主催者からは、「すぐに新大阪から直行してもらって今日中にリハーサルをやってしまいたいのだが…」というお話もあったのですが、もはやヘトヘト。加えて本来ならお昼過ぎくらいから数時間大阪観光をするつもりだったこともあり、「できることならリハーサルは明日の朝に…」とお願いし、聞き入れていただきました。

さて、移動だけでヘトヘトになったものの、そこは若者。551の肉まんで軽く腹ごしらえをすると、一気に回復。道頓堀エリアで写真を撮ったり、たこ焼きを食べたり、と多少なりとも旅行気分を味わいました。2021年に参加した時にはコロナ禍の影響で、2日間分散開催となり、我々も日帰りで参加することになりました。当然観光らしい観光など出来ず、駅構内で粉ものを食べたくらいでしたので、それに比べれば楽しい時間を過ごせたのではないかと思います。

(ちなみに、金曜日前のり予定だった西東京エリアの学校さんは新横浜で6時間の車内待機の挙げ句に欠航。急いで市内のホテルを確保し、一泊。土曜日の午後も、人でごった返した新幹線には乗り込めず、結局我々よりも後に新大阪に着くことになりました。それと比べると「まだマシ」だったと言えます。)

 

◆大阪のエンタメ力(りょく)に倣う

今回エントリーしたのは、既存のバンド(MUSTCAT)がここ最近手応えを感じていた曲でした。ライブでは演奏前にお客さんに振り付けを覚えてもらって、サビで踊ってもらう――ということが定番になっていました。ただ、演奏中バンドのメンバーは全員が両手がふさがってしまうわけで、「お客さん任せ」の部分もありました。そこで顧問が一計を働かせ、バンドメンバーに「ダンス&コーラスのメンバーを臨時に雇うのはアリか?」と持ちかけたところ「やってみたい」との反応があり、部員から公募。「うまくいけばMUSTCATに便乗して大阪に行けるかもよ!?」と呼びかけたところ、2年生と3年生が立候補。

4/3呼びかけ→同日追加メンバー決定→同日中に追加メンバー用コーラス作成→4/4ダンス決定→4/6動画収録

というキツキツのスケジュールでした。顧問は思いつきで言うだけ言って、バンドメンバーが自主的にスケジューリングしました。以下、その間のやりとりを大公開。

 

↓ 顧問からバンドメンバーへ

 

↓ 臨時メンバーが見えてきたところでバンドのメンバーがスケジューリング

 

↓ 右が顧問。返事(白)が臨時メンバー。さすが立候補しただけあって「丸投げ」状態でも「面白そう!」と答えるのが頼もしい。

 

普段、顧問はバンドのプロデュースめいたことは極力しないようにしています。ただ、大阪城や連盟の秋の大会のように「学校代表1バンド」といった形になる場合には「既存のバンドメンバーにコーラス部隊などを追加して、たくさんの人が舞台に立っちゃえばいいのに」と提案することはあります。ただ、本校の場合、バンド間のライバル意識が強いため、こうしたことが実現した記憶がありません。色々な事情があって、コロナ禍以降、あまりバンド間のライバル意識が先鋭化することがなくなったため、今回特別編成が実現したわけです。

話は戻って、今回のように「こういう趣旨でダンス&コーラスを追加しよう」と顧問が発案するのは、私としては「やり過ぎ」の域です。ただ、私がこの大阪城のフェスティバルが好き過ぎて、「どうやったらあの宝くじのような狭き門の動画審査を突破できるのか」を考えた末にした提案が「大阪城野外音楽堂でパフォーマンスしている姿を想像してもらえるようなエンタメを作ろう」ということであり、そのための「ダンス&コーラス」だったわけです。顧問は、過去4回、あの野外ステージで繰り広げられる関西勢のエンタメパワーを目の当たりにしてきました。「それを見倣ってみようじゃないか」というわけです。

 



 

ただ、(誰に向かってイイワケをしているのかよく分かりませんが)「もともとあった(バンドメンバーが考えた)ダンスを生かす」「1曲中、極力何もしていない時間を作らない」という以上のことは指示しておらず、あのコミカルに動き回る(そしてちょっとお遊戯めいた)ダンスは臨時メンバーがほとんど1日で考えたものです。顧問をやっていると「顧問の期待以上のもの・想像を上回るもの」が出てくることって、3年に1度くらいしか無いものですが――その3年に1度の感動のために顧問をやっているようなところがあります――今回彼女らが作ったものは、その「3年に1度」のものだと感じました(し、そのように彼女らに伝えました)。

ちなみに、楽曲自体の作詞・作曲・アレンジに関して言えば、これは正真正銘、顧問もコーチも何もインプットを与えていません。私は国語科教員として詞を添削することがありますが、今回の「Hey! Girl!」についてはノータッチです。(仮に添削をしたとしてもダメ出しをするくらいであって、「こういう表現の方が良いのでは?」みたいなことは絶対に言いません。)←だから、誰にイイワケをしているんでしょうね!笑

 

◆ イベントそのものの感想

  • 主催者は説明会段階から、「これはコンテストではなくフェスティバルだ」ということを繰り返しており、今年度からは「各賞発表も当日には行わない」という形になりました。「あくまでフェスティバル」というスタンスで楽しいイベントにしようという思いに溢れているのが、私が好きな一番の理由です。
  • 懇切丁寧なリハーサルと、じっくり転換。これは出演者にはありがたいことですよね。その一方で、2タム縛り、立ち位置縛りなどもあり、そこは親切ではなかったり。やり方はいろいろです。正解はありません。
  • 今回も、ハイレベルなステージをたっぷりと堪能しました。「何がすごいか」ということについては以前に言語化しましたので、割愛。
  • 今年度のイベントを紹介する際、顧問からは「2部門エントリーできる。ただし、コピー・カヴァー部門はまず歯が立たない。もし2つ出すならオリジナル部門とアジア部門だ」――という話をしました。当日、ハイレベルなコピーカヴァー部門を目の当たりにした部員の一人が「先生の言っていた意味がよく分かりました」との感想を伝えてくれました。そうでしょう、そうでしょう。(ただし、今回思ったのは「アジア部門も歯が立たない」ということです。取り組みの気合い(と顧問の指導力)が違い過ぎる!)
  • 当日、会場に当部OBが応援に駆けつけてくれました。彼は2018年にこのイベントに出演したバンドのメンバーの一人でした。懐かしの会場、懐かしのイベントで、後に続く後輩が楽しそうに演奏している!というだけで、感慨もひとしおだったのではないかと思います。そして、顧問にしてみても、こうやって「リスペクトできる先輩」と「頼もしい後輩」が同じ空間、同じ空気を共有していることに感動をしました。
  • 特別編成MUSTCATのパフォーマンス、練習してきたこと、準備してきたことの全てを出すことができたのではないかと思います。素晴らしい他校の演奏の中にあっても引けを取らない――どころが十分にアピールできるものを披露できたのではないでしょうか。

 











 

 

◆そして帰京

2018年に参加した時よりも帰りの新幹線の時間を早めたのですが、これが大失敗。(それでも東京着22:15なんですが!)

イベントの終演も予定よりも遅くなり、「お弁当を買う+お土産を買う」時間が賞味10分。お弁当を確保する人、お土産のレジの列に並ぶ人、その人のかごにお土産の候補をガンガン放り込む人――という普段のバンド活動以上のチームワークを見せ、ギリギリ新幹線発車時刻に間に合うことができました。

イベントの最後まで居たい、帰宅時間をあまり遅くしたくない、かといって「後泊」というわけにもいかない――なかなか悩ましい問題ですが、次いつ出られるかも分かりませんので、その時また悩みたいと思います。

 

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日程:2023年6月4日
企画:第16回 全国高等学校 軽音フェスティバルin大阪城
場所:大阪城野外音楽堂 出演:本校からは〈MUSTCAT(特別編成)〉
見学:無料
主催:大阪府高等学校芸術文化連盟軽音楽部会
共催:学校法人ESP学園
主管:高等学校軽音楽部連盟大阪
後援:公益社団法人全国高等学校文化連盟
   大阪府高等学校芸術文化連盟
   大阪府
   社団法人大阪府専修学校各種学校連合会
   朝日新聞社
   NPO法人関西軽音楽振興会
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過去の同大会出場歴

2013年 49期 パピヨン
2015年 51期 87
2018年 54期 しーらかんす。(オリジナル部門最優秀賞)
2020年 56期 白昼夢まくら(web開催)
2021年 57期 lätt
2023年 59&60期 MUSTCAT(特別編成) (審査員奨励賞)


2022年 都高文祭 中央大会(BF決勝) 11/20

2022-11-21 14:54:59 | 受賞歴など

全76校76バンドがエントリーした表記コンテストで、中央大会にコマを進めた1&2年バンド〈MUSTCAT〉が審査の結果「特別賞」(Best10相当)を受賞しました。

 


きれいな照明の中で演奏できるのは、大きなコンテストの醍醐味の一つです。
 


何大会か自粛していた演奏後のインタビューも復活しました。
 
特別賞の表彰を受けました。
 


受賞者の登壇。


部としては、今夏、昨秋と賞状を逃しておりました。
一生懸命取り組んできたものがこうして評価されるのは嬉しいですね。
 
 
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日程:2022年11月20日(日)中央大会
企画:令和4年度 東京都高等学校文化祭 軽音楽部門大会(中央大会)
   ~東京都高等学校対抗バンドフェスティバル(第15回)~
場所:福生市民会館
主催:東京都教育委員会・東京都高等学校文化連盟
来場:無料
時間:12:30開場 13:00開演 18:00閉演
出演:本校からは〈MUSTCAT〉

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秋の大会~戦績~

2008…45期〈iceteeno〉決勝進出(優秀賞)
2009…46期〈Red Glass〉進出ならず
2010…47期〈Zero GraⅤity〉進出ならず
2011…49期〈シンメトリー〉進出ならず
2012…49期〈Lucid Dream〉中央大会「グランプリ」
2013…50期〈The Handles〉進出ならず
2014…51期〈87〉中央大会進出(優秀賞)
2015…52&53期〈Magnolia〉中央大会進出(優秀賞)
2016…53期〈メチルオレンジ〉中央大会「奨励賞」→長野総文プレ進出
2017…54期〈しーらかんす。〉中央大会「準グランプリ」→長野総文進出
2018…55期〈AGUNORUST〉中央大会進出(優秀賞)
2019…56期〈白昼夢まくら〉中央大会「奨励賞」→高知総文進出
2020…57期〈SLYL!ME〉中央大会進出(優秀賞)
2021…58期〈UNBALANCE〉中央大会進出(優秀賞)
2022…59&60期〈MUSTCAT〉中央大会「特別賞」

2022年 都高文祭 地区大会(BF予選) 11/6

2022-11-07 04:53:56 | 受賞歴など

恒例の「連盟秋の新人選」こと東京都高等学校文化祭軽音楽部門大会地区大会に、本校代表としてMUSTCATが出場しました。

会場は日本工学院専門学校八王子の片柳ホール。本校生徒がこちらのステージに立つのは10年ぶりのこと。当時は南関東大会の聖地であったこの会場で地区大会(=予選大会)を行うなんて時代は変わったものです。(10年ぶりに?最寄り八王子みなみ野駅に降り立った顧問は、あまりの景色の激変ぶりに大混乱でした。)

当日は、無観客審査ということで、同じような審査であれば夏の準決勝のようにスタジオで行うこともできるのに、こんな広いステージにこんな豪華な照明!(画像参照) 「秋の大会はエントリーさえすればステージで演奏ができる」という趣旨が如何なく発揮されており、高校生にとっては本当にありがたいことですね。運営いただいている皆様には感謝感謝です。

結果は、見事「優秀賞」を得て11/20(日)に行われる中央大会進出です。会場は福生市民会館ということで、この秋は東京の西の方に縁があります。

 

せっかく広々とした素敵なロケーションだったので、決勝進出を祈願して決勝パンフレット用の写真を撮影しました。(撮影時点では結果は出ていませんでしたので。)

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日程:2022年11月6日(日)地区大会E会場
企画:令和4年度 東京都高等学校文化祭 軽音楽部門大会(地区大会)
   ~東京都高等学校対抗バンドフェスティバル(第15回)~
場所:地区大会→日本工学院八王子専門学校 片柳ホール
主催:東京都教育委員会・東京都高等学校文化連盟
来場:不可
出演:本校からは〈MUSTCAT〉

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2022年 第15回東京都高等学校軽音楽コンテスト 8/12

2022-08-13 18:26:23 | 受賞歴など

企画:第15回 東京都高等学校軽音楽コンテスト

主催:東京都高等学校軽音楽連盟
   東京都高等学校文化連盟軽音楽部門
エントリー:?校137バンド

 

~予選音源審査~

日程:2022年7月19日(火)〜

第1ブロック
 ◇MUSTCAT(2年生バンド)
 ◇Naughtivil(3年生バンド)
第2ブロック
 ◇UNBALANCE(3年生バンド)
第3ブロック
 ◇MeMento”us”(3年生バンド)
第4ブロック
 ◇alba(2年生バンド)

出場5バンド全てが、音源予選審査突破!(「入選」=Best60相当

 

~準決勝~

日程:2022年7月27日(水)
会場:日本工学院専門学校蒲田
見学:非公開

A会場

 ◇MUSTCAT…決勝進出!(「優秀賞」=Best24相当
 ◇Naughtivil…決勝進出!(「優秀賞」=Best24相当

B会場

 ◇UNBALANCE…進出ならず
 ◇MeMento”us”…進出ならず

C会場

 ◇alba…出場辞退
 








 

~決勝大会~

日程:2022年8月12日(金)
会場:J:COMホール八王子
見学:関係者のみ

 

今年も決勝大会の大きなステージに上ることができました。今年のライバルはなんと言っても新型コロナウイルスです。本校も準決勝で1バンド辞退することになりましたし、決勝大会でも(理由はアナウンスされていませんが)2バンドが辞退となりました。音源審査結果発表以降、部員には「音楽の技術や優劣やオリジナリティを競う大会ではなく、発表当日まで本人と家族が健康でいることを競うコンテストだ」と言っていましたが、あながち冗談とも言えません。ここまで健康でいられて良かったです。

審査の方は、残念ながら力及ばず受賞なりませんでしたが、見学にきた1年生は「先輩のパフォーマンスの何が足りなかったのか」を自分たちでよく考えて、今後の活動に繋げてくれるのではないかと思います。

主催関係者の皆様も並々ならぬ苦労の下、この決勝大会までの運営をしてくださったものと思います。ここに改めて御礼を申し上げます。

 











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日程:2022年8月12日(金)
企画:第15回 東京都高等学校軽音楽コンテスト
主催:東京都高等学校軽音楽連盟・東京都高等学校文化連盟軽音楽部門
場所:J:COM ホール八王子
時間:開場13:00 開演13:30 閉演18:00
見学:関係者のみ
出演:本校からは〈Naughtivil〉〈MUSTCAT〉
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第1回大会から12年連続で都大会決勝を逃してないのが中杉のみ。
でも、一度もグランプリ/準グランプリはないんですよね(2013年に全国大会では準グランプリ)
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第1回大会からの道のり~中杉歴代決勝進出バンド~

第1回(2008)
 〈サンバースト〉
 〈vipper feat. RiHO〉
第2回(2009)
 〈はむちゃんず〉
 〈Black Lack〉特別賞
 〈Red glass〉
第3回(2010)
 〈Guten Tag〉
第4回(2011)
 〈Gaudy Junk〉
第5回(2012)
 〈Gaudy Junk〉奨励賞
 〈A-fly〉特別賞
第6回(2013)
 〈Lucid Dream〉奨励賞
  →全国大会 準グランプリ
 〈Be*Rich〉特別賞
 〈tuneful highway〉
第7回(2014)
 〈Be*Rich〉特別賞
 〈Maker〉
第8回(2015)
 〈Magnolia〉
 〈曖昧小町〉奨励賞
第9回(2016)
 〈CROCUS〉※
 〈Rabbit bit〉※
 〈Magnolia〉
 〈詩面想歌〉特別賞
第10回(2017)
 〈CROCUS〉奨励賞
  →全国大会 奨励賞
 〈torolo〉特別賞
 〈メチルオレンジ〉※
第11回(2018)
 〈しーらかんす。〉奨励賞
第12回(2019)
 〈AGUNORUST〉
第13回(2020) 
 新型コロナウイルス感染症流行により中止
 代替企画「音楽の力」楽曲部門にて〈白昼夢まくら〉が優秀楽曲賞
第14回(2021)
 〈SLYL!ME〉特別賞
第15回(2022)
 〈Naughtivil〉〈MUSTCAT〉

 

※ルール変更により「優秀賞」を受賞したものの決勝進出はならず。


2022年 Summer of Youth 2022 8/1

2022-08-03 10:46:55 | 受賞歴など

Spotify O-Nestが主催する表記のイベントに、動画審査を通過した〈UNBALANCE〉〈子飼いのとなり〉〈alba〉が参加しました。(※albaは諸事情により、直前に出演辞退となりました。)

O-Westで行われていた前身のイベントには(記録として分かる範囲では)5度出演しており、その時の関係者がO-Nestに移り本イベントを主催するに至ったのだとか。その前身のイベントではゲストバンドとしてMy First Story、忘れらんねえよ、SUPER BEAVER、D.W.ニコルズ、Silent Sirenなどが出演し、大いに盛り上がりました。

その後継イベント、今年度の本番の日程的にはとうきょう総文祭と重なっており、実力のある部活バンドはエントリーできずーー結果として「数撃ちゃ当たる」戦法の本校が3バンドも選出していただく運びとなりました。(そして、前身のイベントから積極的にエントリーして盛り上げてきたことも功を奏したのかも!?)

当日は、本校も含めて出演キャンセルが複数発生してしまった上に、本校バンドも持ち時間を余らせてしまったがために、最後のゲスト〈ルサンチマン〉までの尺がもたず、急きょオープニングゲストの〈桃色ドロシー〉さんが2ndライブを行うといったトラブルもありましたが、それはそれでアットホームな雰囲気でした。(顧問としては当時神奈川県の大会で何度も受賞していた桃色ドロシーさんのライブをこういう機会に目にすることができて、なんとも感慨深い気持ちになりました。

そもそもの出演が少ない中での選出ではありますが、本校の〈子飼いのとなり〉が審査員賞をいただき、この新しいイベントの第1回にその名を刻む(?)ことができました。