病棟勤務最後の日を迎えました。
夜の送別会での席のこと。
今回、私ともう1人病棟異動になったスタッフがいます。
彼女とは8年前、内科混合病棟で一緒に勤務していました。
その彼女から、一緒に働いていた頃、
私が便箋数枚に手紙を書いて彼女に渡した、という話を聞かされました。
彼女には申し訳ないのですが、全く私はそのことを覚えておらず、
話を聞いても思い出すことはできませんでした。
当時、私は彼女の指導担当をしていました。
手紙の内容は、
もっとこうしたほうがいいということを書いたものだったようです。
それを受け取った彼女は、
「なんでこんなことを言われなきゃならないんだ
」
と、家に帰り、ずいぶんと泣いたそうです。
当然、私の書いたことは受け入れられなかったようです。
ところが、彼女が指導する立場に立ったとき、
初めて私の書いた言葉の意味を理解できたとのこと。
そして、同じことを自分も後輩に指導したのだ、というのが、
彼女に聞かされた話でした。
「いつか、この話をchunkさんにしたいと思っていたんです」
と、彼女は言いました。
しかし、自分がしたことをすっかり忘れてしまっている私もひどいもんですが、
当時、そんな大事なことを手紙で彼女に伝えていた私も、
相当ひどいもんだと反省するばかりです。
指導は、できていない部分を注意されるんですから、
される側にしてみれば、嫌なことを言われるわけですよね。
それを直接伝えるなら、まだ相手の反応もダイレクトに見え、
もっと言葉も伝え方もその場で選べたはずです。
なのに、私は後々なんのフォローもできない形で伝えていたのです。
これじゃあ、私の伝えたいことが彼女に伝わるはずはありません。
それでも、彼女はこう言ってくれたのです。
「あの時の手紙に書かれていたことは、今の私に生かされている」と。
さぞかし嫌な思いをさせてしまったはずなのに、
そう言ってくれた彼女には本当に申し訳ないと思っています。
でも、彼女のおかげで、
改めて、人を指導することを学ばせてもらうこともできました。
彼女に感謝です。
夜の送別会での席のこと。
今回、私ともう1人病棟異動になったスタッフがいます。
彼女とは8年前、内科混合病棟で一緒に勤務していました。
その彼女から、一緒に働いていた頃、
私が便箋数枚に手紙を書いて彼女に渡した、という話を聞かされました。
彼女には申し訳ないのですが、全く私はそのことを覚えておらず、
話を聞いても思い出すことはできませんでした。
当時、私は彼女の指導担当をしていました。
手紙の内容は、
もっとこうしたほうがいいということを書いたものだったようです。
それを受け取った彼女は、
「なんでこんなことを言われなきゃならないんだ

と、家に帰り、ずいぶんと泣いたそうです。
当然、私の書いたことは受け入れられなかったようです。
ところが、彼女が指導する立場に立ったとき、
初めて私の書いた言葉の意味を理解できたとのこと。
そして、同じことを自分も後輩に指導したのだ、というのが、
彼女に聞かされた話でした。
「いつか、この話をchunkさんにしたいと思っていたんです」
と、彼女は言いました。
しかし、自分がしたことをすっかり忘れてしまっている私もひどいもんですが、
当時、そんな大事なことを手紙で彼女に伝えていた私も、
相当ひどいもんだと反省するばかりです。
指導は、できていない部分を注意されるんですから、
される側にしてみれば、嫌なことを言われるわけですよね。
それを直接伝えるなら、まだ相手の反応もダイレクトに見え、
もっと言葉も伝え方もその場で選べたはずです。
なのに、私は後々なんのフォローもできない形で伝えていたのです。
これじゃあ、私の伝えたいことが彼女に伝わるはずはありません。
それでも、彼女はこう言ってくれたのです。
「あの時の手紙に書かれていたことは、今の私に生かされている」と。
さぞかし嫌な思いをさせてしまったはずなのに、
そう言ってくれた彼女には本当に申し訳ないと思っています。
でも、彼女のおかげで、
改めて、人を指導することを学ばせてもらうこともできました。
彼女に感謝です。