今回、夜勤を組んだスタッフとの話から。
彼は現在CVPPPの院内講師を1年近く務めています。
(CVPPP=包括的暴力防止プログラム)
その彼と深夜の時間、暴力
についての話になりました。
私は過去、患者さんから大きな暴力を2度受けています。
1度目に受けたときは、私が対応している最中に
他スタッフに心無い横やりの言葉を入れられたために、
その怒りの矛先が私に向いてしまいました。
言葉を投げかけられた瞬間、
患者さんの表情が大きく変わったのをいまだにはっきりと覚えています。
『ヤバイ
』と思ったのと同時に、患者さんからの蹴りが入りました。
明らかなスタッフの言葉のまずさ。
しかし、スタッフ本人はそのまずさに気づいていません。
患者さんはこの暴力行為のため、閉鎖病棟へ転棟となりました。
私は自分が受けた痛み
とショック
に向き合うのが精一杯で、
患者さんをかばうこともできず、
いまだにその時の気持ちは不消化のまま残っています。
そして、私が蹴りを入れられるに至った言葉を投げかけたスタッフは、
唯一私を心配して声をかけてくれた主任にまで、
『あぁ、それくらい大丈夫、大丈夫』
と、横やりをいれてくる始末
明らかに私たちスタッフが悪いと分かっていただけに、
暴力を受けた自分を責め、
あのとき、もっとどうにかできたのでは?と責め、
痛みやショックも隠さなきゃいけない気持ちになってしまいました。
でも、2度目の暴力を受けたとき、
そうではないということを実感しました。
3人での対応中に、攻撃の的は男性スタッフよりも私へ。
いきなり下から振り上げられた拳は、私の顔面に入ってしまいました。
この日、私は責任者でした。
そして、周囲のスタッフにずいぶんと精神的に救ってもらいました。
すぐにDrを呼んで診察依頼してくれたり、
患者さんへの対応はもちろん、
私へのフォローもずいぶんとしてもらいました。
何より嬉しかったのは、
『痛かっただろう?この暴力は、あんたが悪いわけじゃないから』
という言葉でした
もちろん、患者さんが悪いわけでもない。
この言葉に、私の気持ちは本当に救われました。
暴力を受けると、体の受けるダメージより
精神的ダメージのほうが非常に大きいんですよね。
痛みはいずれ消えるんです。
だけど、痛みを受けた瞬間に感じた恐怖は消えないんですよ。
だから、いまだに
患者さんが怒鳴り始めたり、暴力に至りそうな雰囲気になると、
やっぱり暴力を受けた時の恐怖がよぎるし、
膝もガクガクし始めてしまいますよ
でも、患者さんが怖いんじゃない、
患者さんが事情はどうあれ、
暴力行為に至ってしまう瞬間が怖いんです。
そして、その暴力の引き金が私たちスタッフにないだろうか、
と問い続けています。
そして、やはり暴力を受けたときには、
きちんと精神的フォローを受ける体制をとっておくべきだと思います。
『あんたが悪いんじゃない』と私が声をかけてもらえたように、暴力に遭ってしまったスタッフが、何より自分自身が悪かったと責めてしまうことのないように…。
一晩中、暴力のあれこれを話しましたが、
私自身、とても実りある話ができたし、
その役目が今は自分たち役付きにあるということも改めて認識しました。
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彼は現在CVPPPの院内講師を1年近く務めています。
(CVPPP=包括的暴力防止プログラム)
その彼と深夜の時間、暴力

私は過去、患者さんから大きな暴力を2度受けています。
1度目に受けたときは、私が対応している最中に
他スタッフに心無い横やりの言葉を入れられたために、
その怒りの矛先が私に向いてしまいました。
言葉を投げかけられた瞬間、
患者さんの表情が大きく変わったのをいまだにはっきりと覚えています。
『ヤバイ

明らかなスタッフの言葉のまずさ。
しかし、スタッフ本人はそのまずさに気づいていません。
患者さんはこの暴力行為のため、閉鎖病棟へ転棟となりました。
私は自分が受けた痛み


患者さんをかばうこともできず、
いまだにその時の気持ちは不消化のまま残っています。
そして、私が蹴りを入れられるに至った言葉を投げかけたスタッフは、
唯一私を心配して声をかけてくれた主任にまで、
『あぁ、それくらい大丈夫、大丈夫』
と、横やりをいれてくる始末

明らかに私たちスタッフが悪いと分かっていただけに、
暴力を受けた自分を責め、
あのとき、もっとどうにかできたのでは?と責め、
痛みやショックも隠さなきゃいけない気持ちになってしまいました。
でも、2度目の暴力を受けたとき、
そうではないということを実感しました。
3人での対応中に、攻撃の的は男性スタッフよりも私へ。
いきなり下から振り上げられた拳は、私の顔面に入ってしまいました。
この日、私は責任者でした。
そして、周囲のスタッフにずいぶんと精神的に救ってもらいました。
すぐにDrを呼んで診察依頼してくれたり、
患者さんへの対応はもちろん、
私へのフォローもずいぶんとしてもらいました。
何より嬉しかったのは、
『痛かっただろう?この暴力は、あんたが悪いわけじゃないから』
という言葉でした

もちろん、患者さんが悪いわけでもない。
この言葉に、私の気持ちは本当に救われました。
暴力を受けると、体の受けるダメージより
精神的ダメージのほうが非常に大きいんですよね。
痛みはいずれ消えるんです。
だけど、痛みを受けた瞬間に感じた恐怖は消えないんですよ。
だから、いまだに
患者さんが怒鳴り始めたり、暴力に至りそうな雰囲気になると、
やっぱり暴力を受けた時の恐怖がよぎるし、
膝もガクガクし始めてしまいますよ

でも、患者さんが怖いんじゃない、
患者さんが事情はどうあれ、
暴力行為に至ってしまう瞬間が怖いんです。
そして、その暴力の引き金が私たちスタッフにないだろうか、
と問い続けています。
そして、やはり暴力を受けたときには、
きちんと精神的フォローを受ける体制をとっておくべきだと思います。
『あんたが悪いんじゃない』と私が声をかけてもらえたように、暴力に遭ってしまったスタッフが、何より自分自身が悪かったと責めてしまうことのないように…。
一晩中、暴力のあれこれを話しましたが、
私自身、とても実りある話ができたし、
その役目が今は自分たち役付きにあるということも改めて認識しました。
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