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お仕事(精神科看護)日記

精神科看護歴20年以上が経過しました。
なのに、なぜか現在訪問看護に在籍中!

ハイキング

2007年06月10日 | デイケアプログラム
デイケア改造計画第2弾【ハイキング】を行いました。

前回の【バーベキュー】から、あまり期間もなく、
【ハイキング】実行委員会のメンバーも、時間的にも追われ、
何となく調子を崩しつつありました。
それでも、なんとか下見・準備を行い、当日を迎えることができました。
数日前から予報だったにもかかわらず、
当日は見事となり、
お天気までも味方につけて、無事終了することができました。


現地はあじさいが見事に咲きそろっていましたよ


今回、ハイキングを行うにあたり、
メンバー自身にハイキング実行の目的を決めてもらいました。

その内容は、
 ① 体力作りとして行う
 ② 歩ける人だけの企画にせず、全員参加を目指す

ということで、実行委員会司会進行のもと、皆で出した答えは、
ハイキングコースと、
現地での散策コースの2種類を用意すると決めました。
その上で、今回の場所を決定していきました。

さらに、現地散策コースを選択したメンバーには、
スタッフから、お願いごとを1つしました。

ハイキング組は
公共交通機関を利用して行くことになっていましたが、
現地組は院内車にて現地入りすることになっていました。
そのため、時間制約がありません。
なので、参加者のお弁当を作り、後から配達することをお願いしました。
その案には、現地組も快く応じてもらいました。


帰院後、初めてイベントプログラムの振り返りをすることができました。
プログラムの振り返りなど、これまでは全く行われておらず、
何事もやりっぱなしで終わってしまうことに、非常に納得がいきませんでした。
そのため、それもこの春から変えて、
いくつかのプログラムについては、『振り返り会』を持つようにしてきました。

今回は、実行委員会自ら全員が前に出て、
1人ずつ一言感想を言って終える、という締めくくりをしてくれたのです。
その中で1番多かった感想が、『お弁当がとてもおいしかった』との言葉。
みんなが、お弁当を作ってくれたメンバーにお礼を言ったり、
完走できたメンバーは、実行委員会の企画力にお礼を言ったりと、
本当に、互いがいいフィードバックをし合った時間でした

私自身、そんなメンバーさんを見ながら、
やっぱり私たちスタッフって、いらないよなぁ
と嬉しく思っていました。

そんなふうに思えることが、私の目指すデイケアの姿でもあります。


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時間差報告

2007年03月19日 | デイケアプログラム
今月初め、新潟まで心理教育の研修会に行ってきました。
時間差でのご報告です。


きっかけはリハビリ部長の鶴の一声。
「来年度、リハビリ部は心理教育を導入するわよ
入院患者へはOTが、
外来患者は精神科デイケアが主体となって、
院内に心理教育を導入すると言うのです。

これがうちの部長、結構思い付き発言が多くて、
実行班となる私たち下っ端はもう毎回大変
時にはそのまま実行不可能で、消滅することもあるんですが。
だけど、今回その勢いは衰える気配がなく、どんどん加速する一方
その勢いに押され気味の私たち…

もう実行するしかなさそうです。

さてさて。
そこで困ったのは、心理教育って一体どうやるの?ってこと。

本を見ても、いまいち分からない。

土屋徹先生の国府台モデルでの実践研修も受けたことがありますが、
私の中ではまだ『あぁ、そうか』とはいってません。
それでも、日々「精デイは心理教育どうするの」と部長からは追われるし。
そんな中での研修出発となりました。

道中、人生初の富士山を拝むことができました。
   

そして、雪の新潟に到着!
と思ったら、雪だったのは県境の山々のみ。
新潟市内は見事暖冬の影響を受けて、雪がありませんでした。
   


で、研修会参加の結論ですが、行って良かったですね
私の中の『いまいち』が『あぁ、そうか』に変わりました。
なぜ、今心理教育が必要とされているのか、
心理教育はどうやってするのか、など、
私の中で見えなかった答えが、
この研修会参加によって次々と解決されていきました。
納得の研修会内容に、新潟まで頑張って行って来た甲斐がありました。
ちなみに片道9時間の道中でした


帰院後、伝達講習を行い、
デイケアプログラムに元々ある、
SSTプログラムでも国府台モデルを実践しました。
何となくではあるんですが、このままできそうな気がします。
いろいろと準備は必要なんですが。

心理教育ではこの「~気がする」と思えることが大事だとのこと。
研修会はすでに心理教育の始まりだったんでしょうね。


心理教育をすでに導入され、実践されている方、
心理教育が何かまだわからないけれど、興味があるという方、
意見交換していただけると嬉しいです。


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命くれない

2006年11月08日 | デイケアプログラム
デイケア勤務も1ヶ月過ぎると、周囲からは、
「とても1ヶ月だなんて思えない。もう何ヶ月もいるみたいに見えるよ
などと声をかけられるようになりました。
それもどうよって感じですが。

内線電話も、
思わず『1病棟、chunkです』と言いそうになるのがなかなか抜けず、
『え~っと……デイケアのchunkです』と言っていたのも、
最近ではすんなりと『デイケア、chunkです』と言えるようになりました。

人間って、
環境にちゃんと適応できるようになってるんですね


今日のプログラムは、明日の料理教室に備えての買い物日でした。
メンバーさんを多数乗せて、9人乗りの車を初運転

「今日、こんな大きな車、初運転だからよろしく~
と言うと、
「私らの命は、chunkさんに預けたから~
とのお返事。
「いや、無理だからしっかり自分の命は自分で守ってね
 まずは、曲がる時や駐車する時、私の代わりに安全確認して教えてね
とお願いしたところ、特に男性陣から
ハンドルを切るタイミングなどの声が後部座席から飛んできていました。

買い物は無事終了。
メンバーさんたちもホッと一安心だったようです。
「今日はみんな少しずつ寿命が縮んだね
と言うと、『そうかも~』とみんな大爆笑していました。

でも、こんな私の運転にも文句1つ言わず、
命預けて乗ってくれるんですから、
メンバーさんの度胸の良さと、許容の広さには感心するばかりです


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目的意識

2006年10月05日 | デイケアプログラム
腰痛も少し改善した4日目。
なんとか勤務にも出ています


昨日行ったSSTについて。
毎週水曜日午後、SSTプログラムが導入されています。
4人のスタッフが交替で担当し、
参加者も毎週メンバーが違うので、完全オープン式のSSTになります。
しかし、その実態はSSTに参加するともれなく付いてくる
ジュースが目的で参加するメンバーも少なくないようです


昨日は、私も様子を見るために参加。
すると、せっかく晴れているから、と外で行うことに。
私の初参加ということで、
それぞれメンバーに、私に対する自己アピールを自由にしてもらいました。
案外、メンバーはこなせるものです。


でも、
「これはSSTではないなぁ…
というのが、私の参加した感想です。


単なるミーティングで終わっています。
メンバーは、自己アピールすることはできる。
でも、他のメンバーが話す最中にも話そうとする。
話し終わった後のフォローが誰からも入らない。


やっぱりSSTをSSTにできるかどうかは、スタッフによると思います。
私はきちんと研修を受けてSSTを学んだわけではありません。
だけど、療養病棟勤務の4年間、クローズド方式のSSTに関わりました。
SSTや日々患者と関わる中で私が学んだことは、
スタッフが目的意識を持つことの重要さ。

患者への関わりの際、こちらがきちんと目的意識を持つことで
ホールでの雑談の場さえも、治療的場になる。
そのためには、スタッフがどれだけ患者の情報をきちんと把握し、
常に治療的環境に自分がいるのだということを
意識して関わっているかによると思っています。
ましてや、治療的目的で臨むプログラムに、
スタッフが目的意識を持たずに参加することなどあり得ないと思うのです。


やはり、まずはスタッフ教育からのようです


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