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お仕事(精神科看護)日記

精神科看護歴20年以上が経過しました。
なのに、なぜか現在訪問看護に在籍中!

サクラの季節

2007年03月24日 | 精神科看護
今日は土曜日
リハビリ部はお休みですが、
31日付けで定年退職される看護師さんが最後の夜勤をしているということで、
病棟までお花を届けに行ってきました。
同行者は、急性期病棟で一緒に勤務していた看護師4人。
今は、デイケアの私を筆頭に、
外来係長、閉鎖療養病棟、内科混合病棟と散り散りになってしまいましたが。



私は、初の急性期病棟異動とともに、主任に昇格しました。
それまで慢性期病棟ののんびり雰囲気しか知らなかった私にとって、
何がなんだかさっぱり分からない急性期と、
主任としてどうしていいかも分からず、
最初の数ヶ月は軽い混乱状態にありました

また、病棟スタッフの中心メンバーは20~30代で、
公私共に仲良くしていたグループがあり、妙に仲間意識が強く、
私なんぞは1年経ってもよそ者扱いされていたという状況がありました。
そんな中で、この看護師さんはみんなのお母さん的存在でした。

彼女は非常に正直で、思っていることをきちんと口にでき、
ちゃんと「いけないものはいけない」と周囲を正してくれる人でした。
一見、そっけない感じに見えるし、
ストレートにモノを言う分、
受け取り方によっては、きつい人という印象も与えていました。

そんな彼女と私、若い患者さんで詰所にいたときのこと。
「主任さんって、主な任務をする人って書くから偉いんだぁ
と言う患者さんに対して、
「この人はまだ主任さんになりたてなんよ。
 だから、まだひよこと一緒だけぇ、
 今から私らが育ててあげんといけんのんよ。」
と彼女が言ったのです。

主任になって何もできないと悲観的に考えてばかりいた私にとって、
本当に、この言葉は救いでした。
そんな風に思ってもらえていたのか、と思うと、
それまで気負っていたものが一気に軽くなり、
私は私のペースでやっていこうと思えるようになったのです。


この言葉は、今でも私の支えになっています。


長い間、お疲れ様でした。

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春1番

2007年03月24日 | 異動
桜の開花予想が大幅に変わり、少々困っているデイケア勤務chunkです。
今月30日に4月に予定していた花見を前倒しにしたのですが、
うちの地域は31日が開花予定…
まぁ、いいんですけどね。


この春、
『おそらく』さんの病棟異動が決定しました


実は異動については今年に入ってからすでに分かっていたことなんですが、
先日、やっと正式発表になりました。
リハビリ部長・看護部長ともに、
『あきらか』さん、もしくは『確実』さんと認定しており、
(私よりひどい評価だと思いますが
この度、デイケアの現状を加味して、時期的にもちょうどいいからとのことから
ローテーションと相成りました。
もう、この日をどれほど待ち続けたことかっ

内示から今日まで、
この『おそらく』さんの揺れること、揺れること…。
本人に伝えてから3回くらい早退したかなぁ…。
テンションも日々するし。
それを傍目で見てるこっちが巻き込まれそうでしたよ。
挙句、メンバーさんを巻き込み始めてしまったり、
まだ正式発表になっていないのに、
自分のお気に入りメンバーにはこっそり教えてるし
メンバーさんの連絡網を侮ってはいけません。
すでに翌日には大半にばれてました

最後の最後まで…


でもまぁ、これから一気にデイケア一掃です。
まず、デイケアでのリハビリ計画から、書式、
もちろん肝心なプログラム運営方法まで、全部、変えます。

メンバーさんには昨日、来年度のプログラム運営方法について
スタッフ主体ではなく、メンバー主体でいきたい旨を説明しました。
最初は「えぇー」って言ってましたが、
「今後は自分たちのことは自分たちで、なんだね。」
と案外すんなり納得されていました。
いきなり手放すのは無理でしょうけど、そうした予告を打っておき、
少しずつメンバーさんから意識改革です。

というわけで、来年度は1年間かけてデイケア改革が目標です。

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時間差報告

2007年03月19日 | デイケアプログラム
今月初め、新潟まで心理教育の研修会に行ってきました。
時間差でのご報告です。


きっかけはリハビリ部長の鶴の一声。
「来年度、リハビリ部は心理教育を導入するわよ
入院患者へはOTが、
外来患者は精神科デイケアが主体となって、
院内に心理教育を導入すると言うのです。

これがうちの部長、結構思い付き発言が多くて、
実行班となる私たち下っ端はもう毎回大変
時にはそのまま実行不可能で、消滅することもあるんですが。
だけど、今回その勢いは衰える気配がなく、どんどん加速する一方
その勢いに押され気味の私たち…

もう実行するしかなさそうです。

さてさて。
そこで困ったのは、心理教育って一体どうやるの?ってこと。

本を見ても、いまいち分からない。

土屋徹先生の国府台モデルでの実践研修も受けたことがありますが、
私の中ではまだ『あぁ、そうか』とはいってません。
それでも、日々「精デイは心理教育どうするの」と部長からは追われるし。
そんな中での研修出発となりました。

道中、人生初の富士山を拝むことができました。
   

そして、雪の新潟に到着!
と思ったら、雪だったのは県境の山々のみ。
新潟市内は見事暖冬の影響を受けて、雪がありませんでした。
   


で、研修会参加の結論ですが、行って良かったですね
私の中の『いまいち』が『あぁ、そうか』に変わりました。
なぜ、今心理教育が必要とされているのか、
心理教育はどうやってするのか、など、
私の中で見えなかった答えが、
この研修会参加によって次々と解決されていきました。
納得の研修会内容に、新潟まで頑張って行って来た甲斐がありました。
ちなみに片道9時間の道中でした


帰院後、伝達講習を行い、
デイケアプログラムに元々ある、
SSTプログラムでも国府台モデルを実践しました。
何となくではあるんですが、このままできそうな気がします。
いろいろと準備は必要なんですが。

心理教育ではこの「~気がする」と思えることが大事だとのこと。
研修会はすでに心理教育の始まりだったんでしょうね。


心理教育をすでに導入され、実践されている方、
心理教育が何かまだわからないけれど、興味があるという方、
意見交換していただけると嬉しいです。


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