中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

「心龍」でサンマーメン

2006年11月02日 | 中華街(中山路)

 「心龍」と書いて「しんりゅう」ではなく、「しんろん」と読みます。以前ここは中国居酒屋「勝連」という店でした。中国風メニューのある安い居酒屋で、昼も格安ランチを提供していました。料理を作るのはオジさん一人でしたが、わりと早く出てくるのが不思議でした。
 しかも、昼間だというのに、一歩店内に入るとド演歌が流れていて、ハッピにホットパンツ姿のお姐さんが中国訛りのある日本語で注文を取りにくるという、なんとも奇妙な店だったのです。
 結構流行っていたのに、2003年春ごろだったか、休業の貼り紙が出ました。そして、その年の秋、「心龍」に変わったのです。
 この店は上海料理と香港料理がメインだとか。以前の「勝連」とは違い、モダンな造りの中にもアジア的情緒が織り込まれています。ランチ時はサラリーマン・OLに混じって、『横浜ウォーカー』を握った観光客が多くなったようです。

 サンマーメン(生馬麺)を食べてきました。具はモヤシ、肉のほかにキャベツ、ニンジン、キクラゲ、ニラが入っていました。具だくさんで、どこに隠れていたのかと思うほど湧き出てきます。でも、いちばん多いのがキャベツというのでは、サンマーメンらしくありませんね。これではトロミのついたタン麺といった感じです。だからといって、不味いわけじゃあありません。このトロミも美味しいし、スープもそこそこに美味しい。だけど、サンマーメンとは言えないのではないでしょうか。
 ドンブリも中華らしくありません。どこか和風ラーメン屋さんのそれっぽいのです。

 ところで、「心龍」ができたての頃は、「勝連」のあのオジさんが厨房に入り、和風ランチを作っていたのですが、その後、身体を壊し辞めたそうです。そのため、今では「勝連」の流れを汲む和風ランチはなくなってしまいました。残念!


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