中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

「獅門酒楼」のランチから 20年分を放出(最終回)

2021年11月26日 | 中華街(中山路)

 見出しの写真は本文と関係ありません。10年前に撮影したもので、力士が食べ放題の「大珍楼」に入っていくところです。どんだけ食べたんでしょうかねぇ~。

 さて、「獅門酒楼」で20年間に私が食べたランチのご紹介の方ですが、なんだか疲れてきたので、今回をもちまして最終とさせていただきます。


 牛バラ肉と冬牡蠣の四川風辛し煮込み。四川風とあるが、それほど辛くないので、牡蠣の風味を損ねることなく、美味しい鍋料理に仕上がっていた。


 海老、冬牡蠣、アサリと豆腐の上海蟹味噌煮込み。こちらも牡蠣が参加している土鍋煮込み料理だ。味付けは蟹味噌が入って濃厚な感じ。エビ、牡蠣、アサリ、蟹味噌… 貝類、甲殻類のオンパレードだ。


 帆立入り白菜と結び湯葉の煮込み。湯葉を拡大接写出来なかったので、皆さんに見せてあげられないのが残念であるが、ピロピロとした食感と、風雅な味わいが心をまろやかにしてくれる。


 メヌケの豆鼓炒め。メヌケというのはカサゴ属メバル科の魚。深いところに生息しているので、捕獲して海上に引き上げると目玉が飛び出すということで、こんな名前が付けられているそうだ。
 そのメヌケが軽く揚げられてホッコリしたものが6切れも入っていた。ほかに長芋、長ネギ、玉ネギ、エリンギ、ベビーコーン、しし唐。いつも思うのだが、この店は長芋の使い方がうまい。


 食べ進むうちに、こんなのが現れてきた。
 クワイだ! 予想していなかった食材なのでビックリ。


 カラスカレイと高菜の香り炒め。ホッコリした魚はとろけるよう。それに合わせた野菜の中でも長ネギとの相性がすばらしい。


 冬牡蠣入り麻婆豆腐。日替わりランチだ。これにあり付けた人は幸せだったよね。


 もうちょっと近づいてみようね。牡蠣がプリップリだ!
 まずは麻辣な麻婆豆腐を頬張り、すぐさま牡蠣を口中に追加する。四川をベースとした味わいの中に、牡蠣のエキスがジュワっと広がる。大陸の香りに海の香りが重なって、我が舌は喜びで乱舞する。
 いや~、こうして画像を見ているだけで、あの旨みがよみがえってくる。


 海老、帆立、イカ、豆腐の塩煮込み。お皿で出てくるのかと思ったら、いつものように土鍋入りだ!
 これは小皿に取るのではなく、ご飯の上にいきなりぶっかけてかきこむ。


 牡蠣の豆鼓炒め。牡蠣本来の旨みに豆鼓が絡まって濃厚な味わいを楽しむことができた。ご飯にピッタリのオカズだ。


 牛ハチノスと鶏団子の鍋料理。鶏肉を練って作った団子はいい味つけで、しかもホロホロしていて絶妙のツクネ状態だ。
 ハチノスはもちろん臭みがないし、その他の野菜類もよく味が染みていて美味しい!


 活穴子の一本揚げ 油淋ソースがけ。「獅門酒楼」や「一楽」ではときどき穴子のランチが登場するんだよね。
 ちょっと思い出しただけでも「獅門酒楼」では「穴子とマコモ茸の豆鼓炒め」、「穴子とパパイヤの黒酢風味炒め」が出たし、「一楽」では「アナゴの網脂巻き 甘酢あんかけ」、「穴子と苦瓜の豆鼓ソース煮込み」などが食べられた。


 カレイの野山椒煮込み。ホコホコとしたカレイの食感、タレの味を吸い込んだコロモ、そこに山椒の風味が加わって最高だ!
 旨い!


 海老、アサリ、イカ、豆腐の煮込み。こういう出し方がまた嬉しい。運ばれてきたときは、まだグツグツと気泡が出ていた。
 アサリからのエキスがふんだんに滲み出て、実にうまい鍋料理だ。最後は鍋底に残ったとろみをご飯にぶっかけて啜りこんだ。


 宇和島産真鯛と春雨の四川蒸し。真鯛も肉厚で美味しいし、下に敷かれている春雨がまた良いアクセントになっている。


 メバルと高菜の醤油炒め。メバルがどんな風に出てくるのかと思っていたら、切り分けて衣をつけ揚げたものを炒めてあった。


 鉄板焼き 牡蠣の葱生姜炒め。


 フタを取った瞬間、アツアツの鉄板の上で焼けている料理が♪ ジュ~ジュ~と聴こえてくる音が耳に心地よい。そして美味しそうな匂いが鼻腔を刺激する。
 見ただけ、聞いただけ、嗅いだだけで食欲がおおいにそそられる!


 湯気をフーフーしてもう一度パチリ。牡蠣の他にモヤシ、ネギも入っていて、生姜の風味で炒められていた。
 味付けは豆鼓や醤油だろうか。(味覚音痴なのでよく判りません)
 牡蠣酢やカキフライが好きだけど、こういう鉄板焼きもなかなか良いね。


 牛肉と玉葱のマレーシアソース鉄板焼き。ここのは蓋付きで運ばれてきて、お客さんの目の前でそれを開けてくれる♪
 本来なら動画でご覧いただきたいところなのだが、よそ見をしているうちに運ばれてきて、お姐さんが素早くフタを取ってしまったの……
 だからフタ付きのお姿も写真に撮れなかった……
 え? 写っているじゃないかって?
 (写真は以前食べた日替わりの映像です。見た目は同じなので使いまわしさせてもらいました)


 フタを開けると、鉄板の上でソースがジュウジュウと音を立てていた。 
 このランチは見た目だけではない。牛肉、玉ネギ、キャベツなどをまとめているマレーシアソースがいい仕事をしている。
 ちょっと甘くて、どこかエスニックな感じのするソース。これは牛肉とも合うのだが、それより良かったのはキャベツとの相性。このソースならキャベツ炒めだけでも食べてみたいと思う。

 さて、ここまで私が食べてきた「獅門酒楼」の平日ランチを放出してきましたが、もうこれ以上は無理。これの何倍も体験しているのけれど、この辺でやめておきます。
 あとは保存している写真を見ながら、昔の味を目で楽しんでいこうと思います。

 とか言いながら、次は「一楽」のランチを放出していこうかな……



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4 コメント

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Unknown (ちゃめごん)
2021-11-26 12:25:03
牡蠣が!真鯛が!牛肉が!…
こういうランチを食べると、午後仕事休ん
でビール にいきたくなります。食材や味や
どんなシチュエーションで食べたかまで、
詳細に覚えていらっしゃるのに驚きました。
返信する
Unknown (管理人)
2021-11-27 08:19:47
>ちゃめごんさん
思い出して書いているわけじゃないですよ。
過去記事から抜粋しています。
だけど読み返して、あの時のことを必死に思い出しています。
返信する
やはり (てつあん)
2021-11-27 10:45:56
予想していた通りに、続きは一楽のランチですね。(^^)

寒くなってくると、土鍋系や鉄板系の料理がさらに美味しそうに感じます。
返信する
さて (管理人)
2021-11-27 18:11:29
>てつあんさん
いつできるか、不明です。
なんだか、忙しくなってきたので。
でも、やります。
返信する

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