中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

限定ランチ第1弾! 東坡肉飯 ~ 大新園 ~

2009年01月11日 | 中華街(関帝廟通り)

 一昨日、「大新園」の店頭で偶然見つけた限定ランチの看板。
 その第1弾として、通常900円の“トロットロの豚角煮 味玉付御飯”が750円となるようだ。
 なんとなく「美味しいのではなかろうか」という予感が働く。私の好きな「大新園」ということもあるのだが、身体に埋め込まれている“美味しさ予知機”がピピッと反応したのだ。


 入り口のドアを開けようとしたら、サラリーマンの大群が押し寄せてきて、7~8人に先を越されてしまった。オジさんたちに跳ね飛ばされた私は、よろけながら彼らのあとを追うように入店したが、時すでに遅し。フロアは満席だった。

 こうなったら合席でもいい。
 お店の方に一人であることを告げると、なんと、左側の別室に案内された。上の写真がその部屋である。
 ここは別室といっても間仕切りのある部屋ではなく、1階フロア本体の別コーナーという感じのスペース。静かで落ち着く空間だ。
 真ん中に置かれたクリスマスツリーには、正月飾りも一緒に吊り下げられている。


 テーブルの一輪挿し。いつもは美しい花が入れられているのだが、この日はまだ正月バージョンのまま。


 例によって、一人客に対する心配りの新聞が、お茶と一緒に運ばれてきた。
 テーブルの下に週刊誌やスポーツ新聞が乱雑に突っ込まれている店も好きだけど、こういうサービスをしてくれる店はもっと好きだなぁ。
 店に入って、五目そば一杯食べて、「はい、サービス料金10%ね」という大店よりも、「大新園」みたいな店にこそサービス料を払いたいくらいだ。


 待つこと13分。限定ランチの東坡肉飯が来た。
 旨そうな香りが湯気に乗って立ち昇り、私の鼻腔をくすぐる。「あ~早く食いたい!」という思いをグッと堪え、まずは匂い、肉質、店頭の写真との違いなどを観察する。

 そして、いよいよ実食。


 東坡肉に箸を入れると、簡単に切れてしまう。それほど柔らかいのだ。
 八角、桂皮、花椒などの香辛料は、何がどのくらい入っているのか、よく分からない。何かを使って煮込んでいるのだろうが、あまり刺激的な風味はなく、優しくおとなしい味わい。
 
 タレは濃厚で深みがある。これだけでご飯を食べられるくらいだ。
 店頭の表示には味玉子付きと書いてあったが、ドンブリにのっているのは味玉ではなく半熟の玉子。この黄身を突き破ると、黄金色に輝く魅惑の液体がドロリと溢れ出てくる。これがタレに絡まって、ますます濃厚に。

 箸でサックリと分断したバラ肉を、このタレにまぶして口中に放り込み、間髪を入れずご飯も投入。
 すべてが混沌として、口の中は美味しさで溢れかえる。
 至福のランチ。
 またと言わず、毎週でも食べたいと思う。


 デザートの杏仁豆腐も、こっちもなかなか美味しいぞ。
 これで750円とは、お得なランチだった。

 第2弾は何なのだろうかね。気になるところである。


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コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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これはかなり、、 (ふ゛り)
2009-01-11 21:48:50
美味しそうですね。
しかしその「そう」とハイカロリーには協力な相関関係が感じられるところが悩ましい限りです。
カロリー (酔華)
2009-01-12 07:35:02
◇ぶりさん
それほどでもないですよ。
一度召し上がってみてください。

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