元町フードフェア＠クラフトマンシップ ストリート

今でこそクラフトマンシップ・ストリートなんてお洒落なネーミングにしているが、もともとは元町仲通りという名前のしょぼい路地だった。元町ストリートの１本裏の道というだけで、以前は民家ばかりが目に付いた。たまにお店らしきものがあると思ったら、それは表通りに面した有名店の裏口やバックヤードだったりしたものだ。そんな界隈だったから銭湯なんかもあった。たしか「元町温泉」と言ったと記憶している。 　それが今ではお洒落な小路に変身しているのだ。そんなストリートで、昨日・今日と食のイベントが開催されている。 　普段はちょっと入りにくいレストランやバーが、お勧めの品々を通常価格より安く、あるいはミニサイズで提供している。いわばお試しバージョンかな。食わず嫌い、あるいは入らず嫌いの人たちが、コレをきっかけに来店してくれれば、という思惑で開催されているのだろう。 　しかし、通りは飲食一色というわけではない。辻々にいろいろなバンドが立ち、ジャズ、クラシックなどで来訪者の耳にも愉しみを与えてくれる仕掛けが施されている。 　この４人組、１０分ほど前には元町プラザで７人組の演奏をしていた。 　残りに３人は何処に行ったんだろうと思っていたら… 　こんなところに出現していた。 　路上ではこんなのがたくさん出ている。 　「元町代官坂・匠」のおまかせ握り寿司、 　「スターライトグリル」の“牛肉のパテとフォアグラのムース　たっぷり野菜のオープンサンド”、 　「修廣樹」の“グリーンアスパラガスのブランマンジェと小海老のカクテル、独活のクーリで”、 　「焼肉いさむ」の“和牛カルビの串焼きフォアグラソース”、 　「霧笛楼」の“絶品　海老のひと口カツレツ（５個）トリュフ風味のマカロニ添え”、「ＪＰＡＳＴＡ」の“昭和のプレミアムナポリタン”… 　しかし、どこも超長蛇の列！　午後６時オープンというのに５時半の時点でこれらは１００人以上の待ち！ 　これはもう、諦めるしかない。 　そんな中で、１０人待ちくらいだったのが、ここ。 　「大珍楼」 　中華街の店とは関係ない。元町の小さな町中華屋さんだ。 　そこの“ミニレバー丼”。 　レギュラーサイズを食べてみたくなった。今週あたりに行ってみるか。 　前から気になっていた肉屋さん。コロッケ２個（１００円）は６時半ころ完売していた。したがって入手できず。残念。 　こちらも気になっている食堂。でも、フードフェアには参加していない。 　クラフトマンシップストリートを往復している間に、こんなものを発見！ 　厳島神社前にある郵便ポスト。現役で機能している。 　都会的なお洒落の中に、こんなレトロなものも垣間見ることができる。 　これは元町ではなく石川町なのだが、駅に向かう途中にある古い魚屋さん。昔ながらの佇まいで、懐かしい対面販売をしている。しかも、生魚だけではなく焼き魚も売っているのが嬉しい。 　だが、この店の最大の特徴は、店内に流れるクラシック音楽。これはスゴイ！ 　場末感漂う古い魚屋の店頭で、ラフマニノフやモーツァルトが聴けるなんて、石川町も捨てたもんじゃないぞ。 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね 「ハマる横浜中華街」情報はコチラ⇒