
最後は再び館内の彫刻の見学だ。すでに見てきたように、このホテルにはいたるところに彫刻がある。![]() なかでも最高のものが旧フロントの周囲に残されている。 ![]() 解説板にもあるように、源頼朝による「富士の巻狩」の一場面だ。 傘の下で何か指示しているようなのが源頼朝かな。 ![]() 柱の上に鶏が彫られている。 ![]() と思ったら、単なる鶏ではなく、由緒ある尾長鶏だった。 昭和12年(1937)にヘレン・ケラーが富士屋ホテルに来た時の写真が残っている。そこには尾長鶏を抱えた彼女が写っているのだが、戦後、再訪した際にはもう尾長鶏は亡くなっていた。ホテルではヘレン・ケラーがまた来てくれるようにとの思いを込めて、この彫刻を掘ったという。 ![]() これは旧フロント周りではない、どこだったか忘れてしまったが廊下の上で見つけた彫刻。 サルか。 ![]() ぶどう。 ![]() 竹に雀かな。 と、こんな感じで彫刻がいたるところにあるのだ。外にも中にも、いったいどれほどあるのか。そして、それぞれに何らかの意味があるはず。由来とか物語とか。 そんなのをずっと調べていたら、あっという間に翌日になってしまった。 ![]() 朝食はここで。自分一人だけのための空間だ。ほとんど隔離されている。3年前のことだから、こんなに他者と距離をとる必要もなかったのだが、ひっそりと食べるには絶好のスペースだった。 ![]() オレンジジュースとコーヒーで頭をスッキリさせる。 ![]() とりあえず、こんなのを用意してみた。 ![]() パンが旨い♪ ![]() あとはカレーライスにヨーグルトだ。 ![]() 食後は再び建築物の見学。窓枠が釣り鐘型になっている♪ ![]() 前日から気になっている屋根の上の飾り。 ![]() 従業員の宿舎だろうか。 ![]() というわけで、1泊2日では建物の徹底調査ができなかった。次回はコロナ禍のなか、自粛しないで3泊4日のGo To トラベルで行くのかなぁ……。 ![]() ![]() |
富士屋ホテルの目の前のカフェ。
そこでホテル仕様のビーフカレーを食べたかったです。
気がつかなかったので、もうないのでしょうかね。