中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

北斗星で行く旭川・美瑛の旅 ~その1 夜汽車を降りたら味噌ラーメンだ~

2007年12月10日 | 食道楽紀行(日本国内編)

 10月下旬、旭川で親戚の集まりがあり、北海道へ行ってきた。いつもならANAとかエアドゥーなどの超割なんかを使って格安な旅をするのだが、今回は永年の憧れだった《北斗星》に乗ってみた。本当はカシオペアに乗りたかったんだけど…個人ではなかなか予約が取れないし、仕方なく《北斗星》を使ったパックにしたというわけだ。
 それでも、初めて《北斗星》が登場したときから「一度は乗ってみたい」と思っていた寝台列車なので、期待感に胸を膨らませて上野駅に向かった。


 旅情を誘う行き先表示板。当然「上野行き」もあるのだが、やはりこれは「札幌行き」のほうが価値は高い。


 ベッドに備えられた浴衣。JRの文字がデザインされている。


 荷物を格納したらさっそく車内探検だ。まずはA寝台。わたしは個室B寝台なので、上のクラスはどんなのか見てみたかったが、残念ながらすべて閉まっていて見ることができなかった。
 続いて食堂車グランシャリオに。
 ディナーはすべて予約制。フランス料理コースが7800円! 懐石御膳でも5500円だ。こんな素敵な席で、流れる夜景を見ながら食べたらどんなに美味しいか、気になるところではあったが、予算の都合上、自室でオニギリの夕食とした。
 同じようなことを考えるお客さんが大勢いるようで、何人も食堂車を見学して自室に戻っていった。


 わたくしの夕食。サンマの蒲焼缶詰とワンカップ大関。


 それに、サッポロビール。北海道限定販売というクラシックだ。そして、写真にはないが、ニッカウィスキーのポケットビン、菊正宗の箱酒、サントリーの缶チューハイ、宝焼酎のワンカップ…とやっているうちに…zzzzzzzzz
 気がついたら青森を過ぎていた。これから津軽海峡に突入する。
 海底トンネルは結構寒いようだ。窓ガラスが結露してきた。浴衣のひじで水滴を拭うと、竜飛海底駅が見えた。こんなところで降りた人は何処へ行くんだろう。


 朝! いよいよ松前半島に上陸だ。これから札幌まで、個室ベッドに寝転びながら、あるいはラウンジカーでくつろぎながら、北海道の風景を楽しんでいけると思っていたら、とんでもないアナウンスが!!!!
 仙台地方を通過する際、濃霧が発生していた影響で、列車が1時間半遅れているというのだ。さらに、ダイヤから外れた時間帯に走っているため、この先、どれだけ遅れるか分からないと。
 車掌に聞いて分かったのだが、こういう場合はビジネス特急優先で、寝台列車は二の次なのだそうだ。つまり、鈍行並になるということ。乗っているのはほとんど観光客だから、時間なんて関係ない、ゆっくり景色が見られていいだろう、そんな扱いなのね。

 でも、こちらは2時半までに旭川の集合場所に行かねばならないのだよ。泣く泣く函館で下車。そこからスーパー北斗で札幌に向かうことにした。


 乗車したらすぐ朝食だ。駅の売店で買った《海鮮いなり寿司》の紐を解きフタを開けると、


 豪華ないなり寿司が出現した。右から①ホタテ&つぶ貝②イカそぼろ③イクラ&鮭④ウニ⑤カニの薩摩白波、いや北海白波5人組だ。
 寿司メシは、太陽の光を全身に受け、北の海の冷たい水に鍛えられた昆布の旨みがじっくりしみて美味しい。


 ここは、憧れの地・伊達紋別駅。冬でも雪が少なく、老後を過ごすにはいい場所なのだが、最近は高齢の移住者も多く、街の高齢率が高くなっているという。
 駅名表示にあるH38、これは日本語の読めない外国人にも分かりやすくしている北海道ならではのサービスか。

 札幌着、12時過ぎ。予定より1時間ほど遅れた。ラーメン屋を2軒ハシゴするつもりだったのだが、遠征はあきらめ駅前のラーメン共和国に向かう。


 ここでは、若者に人気の「白樺山荘」に入ってみた。昼時ということもあって、店内は超満員だ。
 近所の会社員、女子高生、子供連れのお母さん、ヨドバシカメラで買い物した帰りのオタク風など、行列は15人。
 私は、このあと2時半までに旭川へ行かねばならなので気が気でない。それでも回転率が早いのか、すぐに自分の番が来た。


 味噌ラーメン来る。パンチの効いたスープというキャッチフレーズだが、その実体はニンニクだ! 大量に投入されているようで、痛いくらいだった。
 自分としては、ちょっと期待はずれだったかな。


 席には無料のゆで卵が置いてある。これで口直しをしなさいというのが店側のコメントだが、これをスープの中にドボンと入れたら、黄身が中で崩れるし、白身が麺に合わないし、やはり店の指示通りにするべきだったと反省。

 大急ぎでラーメンを食らったら、走って駅に戻り、旭川へ向かう。その道中で呑んだものは…

(つづく)

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3 コメント

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北斗星の食堂車 (本須)
2007-12-10 08:01:16
行きの場合は、上野で弁当を買ってしまって、早めに食べておいて、
パブタイム(確か21時半)になってから食堂車でつまみ+ビールにすれば、
比較的安めにあがりますよ。

外の景色は真暗ですけどね。
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パブタイム (管理人)
2007-12-10 21:16:32
そうなんですよ。ディナータイムが終わったあと、呑めることは車内アナウンスで聞いていました。
でもね、ベッドで呑みすぎて寝ちゃたんです。すんません。写真を提供できませんね。
返信する
Unknown (ミルハウス)
2007-12-10 23:20:37
こんにちは!
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