中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

「川村屋」にて路上食い

2015年05月11日 | おいしい横浜

 横浜市中央図書館に行った帰りのこと。

 動物園通りを歩いて桜木町へ向かう。
 途中、コロッケで有名な「ハクライ屋」の前を通ると、いつもの洋楽ではなく昔懐かしい歌謡曲が聞こえてきた。
 それは戦後、大流行した「リンゴの唄」だった。

 昭和20年、桜木町駅前は路上でモノを売る人と、それを求める市民でごった返していたという。
 米軍の残飯で作った雑炊は有名な話だが、ほかにも片方だけの長靴とか、針のついた30センチだけの糸だとか、今から考えたら売れそうもないモノが並んでいたそうだ。

 この日、野毛では大道芸をやっている最中で、なんだかこの街には「路上」が似合うなと感じた次第。


 さて、桜木町駅前に来ると、あの「川村屋」が路上にテーブルを出していることに気がついた。

 ちょうど小腹が空いていたので、少し蕎麦を啜って行こうと思い店内に。


 天ぷら蕎麦を注文。
 路上で食べてみたい気もしたのだが、この日は暑かったので店内で座り食いに。


 テーブルにはお店を紹介する新聞記事があった。
 平成27年で創業115年になるそうだ。

 そのお店には、こんな歴史がある。
 参考まで。
 

 別な日。
 この時は曇り空で、今にも雨が降ってきそうな天候だった。

 鳥蕎麦を注文し、初の路上食いに挑戦。
 だが、食べている最中に雨が!!

 同じテーブルを囲んでいた他のお客さんたちは丼を抱えて軒先へ。
 私はそのまま濡れながら完食だ。


 この日も路上で「きつね蕎麦」。


 テーブルの向こうからは、青年が「ビッグイシュー」を販売する大きな声が聞こえてくる。
 彼も路上生活者だったのだろうか。
 

 東横線の跡地。

 こんな工事が行われていた。


 これは昭和30年代の桜木町駅。


 拡大すると、「川村屋」が浮かび上がってきた。




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8 コメント

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これ、やってみたかったです (ぶらくり佐藤)
2015-05-12 03:43:32
最近の「川村屋」は、休日の昼時などは混みますね。
券売機に4、5人が並んでいるのをみると、ちょいと気が曳けてしまいます。
外のテーブルでも啜ってみたいのですが、駅前で車の通りも多いので、「どうかな」と思っていますよ。
昼間なら、外の方が気分が好いですからね。
今度、外を経験してみようと思います。
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路上 (酔華)
2015-05-12 05:47:09
>ぶらくり佐藤さん
晴れている昼間なら気分最高ですよ。
歩道も広いからなにも問題ないです。
ただ、最近は混んでいるようで、
それが問題かな。
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チャンス (馬の骨)
2015-05-12 08:17:44
天気のいい日には、外でのんびりと太陽に当たりながら立喰い蕎麦を喰うことが出来るが、
雨に濡れながら街頭で平然と立ち蕎麦を喰うという事は、
チャンスが無いと滅多な事では出来ないことだ。
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そうですね (酔華)
2015-05-14 08:58:52
>馬の骨さん
雨の中で立ち食いなんて、
なかなか機会はありませんね。
いい体験でした。
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懐かしい (つちころり)
2015-05-14 19:32:50
桜木町勤務でなくなってから、数年単位で食べてないです。もわっとしたアジ天が好きでした。
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Unknown (酔華)
2015-05-14 22:07:18
>つちころさん
川村屋は、なんだかきれいになっています。
ずっと昔の食堂時代が懐かしいですね。
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行きましたよ (sociton)
2015-05-15 07:08:00
先日改装してから初めて行ってみました。
味は変わらなかったと思います。
たまに食べたくなるんですね。
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Unknown (酔華)
2015-05-15 21:10:33
>socitonさん
そばを通るといい香りが漂ってくるんですよね。
あれで、ついフラフラと…
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