
中華街大通りの街路樹はセンダン(栴檀)である。5年前の街路リニューアルの際に植えられたものだ。 ビャクダンほどの香りはないが、紫っぽい花が咲き、秋には実が成る。原産地は中国・日本。その材木は家具や下駄などに使われている。 ![]() センダンを使った諺がある。 「栴檀は双葉より芳し」 大成する人は子どもの頃から優れているというたとえだ。 なぜか、「萬珍楼」前の樹は一段と大きい。 私の場合は「大器晩成」! ![]() いま、センダンの花が真っ盛りである。 紫っぽい靄が大通りを覆っているかのような雰囲気。 死の間際に南方熊楠が天井に見たという紫の花が、このセンダンだったといわれている。 その南方熊楠はロンドン滞在中に孫文と知り合い意気投合。二人が在英中は頻繁に交流を重ねていたという。 孫文が亡命して隠れ住んでいた居留地(今の中華街周辺)。南方熊楠が死の間際に見たというセンダンの花。 この樹木は単に原産が中国由来というだけではなく、中国と日本の歴史を今一度思い起こさせてくれる、中華街に相応しい街路樹なのである。 ![]() 「ハマる横浜中華街」情報はコチラ⇒ ![]() |
大器晩成・・・。 もう・・晩 どころか・・深夜に差し掛かってるんですが・・わたくし・・。
センダンも香りがするのでしょうか。
晩成しないうちに、翌朝です。
あああ。
センダンの香りは感じられませんね。
「おがたま」の街路樹も白っぽい花が咲くのですが、
匂いは微かですね。
秋の金木犀。
加賀町警察署を取り囲んでいますが、
あれは強烈に香ります。